キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

噂のお宿に行ってきました。

2006年08月22日 | 採集記・撮影記
先日、18~19日にかけて北海道も久しぶり雨というより大雨が降りました。
日高地方や網走地方などで広く洪水警報が出たそうです。
そんな中、19日に網走管内のサロマ湖へ家族と親戚とで旅行してきました。
目的は観光ではなく、カニを腹一杯食べること。
職場の人にも、「凄い量で食いきれない。持ち帰れるからクーラー持ってけ!」と言われたので、1万円弱で車載温冷庫を購入。
今回はムシではなく、メシに期待してください!


19日(土曜日)
8:30
義母の家に全員集合してから、サロマに向け出発。三笠から高速道に乗る。 子供が多いので途中何度もトイレタイム。各パーキングは道外ナンバーの車やレンタカー、バスで混雑していた。

13:00
高速道を下り、丸瀬布の温泉で一時休憩にする。入湯も軽くで済ませ、ロビーのソファーで甲子園の準決勝を見る。駒苫は何とか決勝進出。安心して温泉を出る。

玄関を出ると、前方を流れる川が大変なことに・・・


 
上流から大木がドンブラコドンブラコ・・・



もうギリギリです・・・


ラジオの情報だと、サロマ湖の隣の常呂川では避難勧告が出ているとのこと。
無事、宿までたどり着くのであろうか・・・。


丸瀬布からサロマ湖までの間、通り過ぎた河川は全て上の写真のような感じ。
だが、通行止め区間には当たらず、16:30にはなんとか宿にたどり着く。


食事まで時間があるので、湖畔を散策してみる。


サロマ湖、国内で3番目に大きい湖(海跡湖)


「ワッカ原生花園」
良い時期には花が咲き見出れるというが・・・


今はこんな感じ。


アッケシソウ(別名サンゴソウ)の見頃にはまだ早いようだ。


これはハマフウロかな?

1時間くらい歩いたが、オモロイ虫は居なかった・・・


18:50
待望の食事の時間。土曜日はいつも満室のようだ。大勢が食堂へと流れ込む。



部屋番号が書いてあるテーブルに着くと、噂どおりのカニづくしの豪勢な料理。


毛蟹は一人一匹です。

いきなり毛蟹にいくと、他の料理を残してしまいそうなので、小皿系を先に食べる。
小皿系を食べた尽くした頃、2人に一匹という事でタラバ様がやって来る。


そして、生きながらに蒸されていくのです・・・

タラバを蒸している時点で腹八分目をオーバー気味。
とてもじゃないが、タラバは無理だ・・・と思っていたら、ホッキのバター焼き、北海シマエビ、シロ貝の蒸し焼き、お吸い物などが出てきた。
「嘘だろう~、もう喰えん!」と思っていたら、更にズワイガニのしゃぶしゃぶが・・・。

結局、最後までケガニとタラバに手は出せずお土産になってしまった。
車載温冷庫を買って良かった

このボリュームで、1泊2食¥7,690也。
今度は採集と絡めて泊りたい → 民宿 船長の家



20日(日曜日)
8:30
チェックアウト。天気は回復、気温も上がるようだ。寄り道して少し採集でもしたかったのだが、うちの子の体調が優れない。どうやら、お盆休みの行事の疲れが出たようだ。急いで札幌に帰る。

14:00
札幌に着いた頃には、子供の体力も回復。食事も摂ってくれた。そして、高校野球の決勝戦にもなんとか間に合った。

16:00
延長15回終了まで見届けたあと、近場の気になる木を見に行った。


ミヤマクワガタ[Lucanus maculifemoratus]★
う~ん、夏も終わりか?いるのはの多数の♀と少数の♂。
♂の金色の毛は殆ど抜け落ちていた。



アカアシクワガタ[Dorcus rubrofemoratus]★★
ほぉ~、アカアシ君もハルニレに来るんだね。

それから、少し珍しいスズメバチ・・・


チャイロスズメバチ[Vespa dybowskii]★★★
社会性ハチ類だが、他のスズメバチに寄生するという生態。
宿主の女王を殺して巣を乗っ取り、宿主の働きバチに自分の子供を育て、後には全ての個体がチャイロスズメとなる。攻撃性も強い。




何匹かカメラにまとわりついて来たがどうにか撮影。
この週末はこの程度しか、虫と触れ合えませんでした。


そろそろ、ヒメオオ新産地探索でもしようかなぁ?





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