ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

来年の今頃は?

2017-12-26 | 移住生活
ここ数年、善(20歳)はクリスマス当日を
高校時代からの大親友フィリピン人一家と過ごしています。


そりゃ、『正しいクリスマスの過ごし方』のお手本みたいで
楽しいでしょう そこにみんな集まってプチ同窓会。


帰ってくるや、
「フィリピン人がどんどん帰ってるんだって~


「永住権が取りにくくなったから?」
「そうみたい。」
「この辺だと老人ホームで働いているフィリピン人多いよね。」
「ビザがリニュー(更新)できなかったりするらしいよ。」


ボランティアをしているチャリティーショップでも
若いフィリピーナが減ったように思います。


彼女らは大半が老人ホームの介護士なのでシフト制なのか
来るときは数人連れ立って来るので、ワイワイキャピキャピ
楽しそうなタガログ語が飛び交っていることもあったのに
最近はそういうグループがかーなーり減った気がします


それから、そのフィリピン人一家が移住してきた1998年の話に。
当時は本国で永住権を申請して認可されると、
NZ入国時に入国スタンプのように
永住権スタンプをぺタっと押してくれたんだそうな


パスポートに
『永住』
ってスタンプがあったら、なんか心強い


5人家族だった一家はNZに来るのが精一杯でほぼ貯金ゼロ
でも当時は翌日にウィンズ(福祉の総合窓口)に駆け込んで
生活支援を受けることができたそうです。
今とは隔世の感


そこから一家は懸命にがんばり、生活保護から自立して
子どもも全員育て上げ(善の同級生が末っ子)今に至る、と。


2000年代に入ってからの移民ブームで住宅価格が高騰し
(※経済的インパクトは今回の住宅ブームより大きかったよう)
永住条件が厳しくなり、我が家はその直後の2004年に来たので
まずは就労ビザ、こっちに来てから永住権を取得しました。


ユルくなったりキビシくなったり、経済サイクルに合わせて
猫の目のようにコロコロ変わる永住政策

全開



半目


経済政策の一環なので、ほとんど相場モノ


来年の今頃はどんな展開になっていることか

この2ぴきは永住権もないままこの地で大往生


お正月は同じメンツで、さいらん家でプチ同窓会になるそう


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