ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

シドニー行:王立植物園とマッコーリーポイント

2018年12月15日 | オーストラリア:シドニー

観光客でごった返すオペラハウスから目と鼻の先にある



王立植物園

オーストラリアで最も古い植物園で100周年を祝ったばかり。
見事な花文字


こういうところも、

もれなく黄色


都会のオアシスという使い古された形容詞がまだ使える

と思えるほど、一等地に広がる広大な緑地
植物園の㏋にもそう書いてあってウケました
The Royal Botanic Garden Sydney is your oasis in the city!


すぐ間近かまでこんな、です



トリもたくさんいて、みんな人懐っこい



中には番号が付いているオーストラリアクロトキも。



35番、フレンチフライなんかもらってます(笑)

メタボに気を付けてよ~


目の前の海を背景に

ぽつりぽつりと配されたオブジェ


どれも広大さに映える大きさで



新大陸だった頃の区画には、大きいものがよく似合う

巨大なクレーンを駆使しないと、とても製作できない大きさ。


この不思議な木は
リュウケツジュ(竜血樹)
Dragon Blood Treeの直訳だったんですね


ここのはカナリア諸島原産のDracaena dracoという種類。

以前テレビで、インド洋のソコトラ島(イエメンの一部だそう)の
別の種類Dracaena cinnabari(ドラセナ・シナバリ)を見て
キノコのような不思議な形に驚嘆したことがありました。


ソコトラ島はほとんど降水がなく、空気中の水分を吸収するために
無数の枝に葉を蓄えた、頭でっかちな独特の形に進化したそう。

こんなところで親戚にお目にかかれるとは(笑)
独特の気候のソコトラ島のは他の場所では育たないとか。


ところがこれ、根元から傾いています

大雨の後、2008年5月に大きく傾いてしまいました。
長らく雨が降らなかったところに大雨が降って急に成長し、
根が樹の重さに耐えられなくなったとみられています。


その後10年近くたってもこのままって、スゴい
元に戻そうとすると幹が折れる危険があるそうです。

どっこい生きてるじゃありませんか


リュウケツジュは広義では多肉の仲間なんだそうで

自然界では樹齢600~700年にもなるそうです
これはたったの100歳
斜めでもいい、たくましく育ってほしい(笑)
(※「多肉なら大丈夫だ~」と安易に思ってしまう肉好き


海岸線に沿って歩いていくだけでも素晴らしい場所。

園内の岬のように突き出たマッコーリーポイントは岩また岩


海側はハーバーブリッジとオペラハウスが一望のもと



途中、海上に劇場が設けられた場所を発見

ホンダ・オペラ・オン・シドニーハーバーというらしく、
ちょうど「カルメン」の公演が終わったところだったようです。
水上オペラかぁ


突端にはミセスマッコーリーチェアと呼ばれる石のベンチ

総督が妻のために岩を削って造らせ1816年に完成した見晴台
愛妻もいいけど、電気もない時代に岩を削らされた人も大変
木のベンチじゃダメだったんでしょうか(笑)


岬の反対側に出ると対岸はクッタバル海軍基地

第二次大戦中に日本軍がここまできて豪軍艦クッタバルを攻撃
沈没で21人が犠牲になっていたという史実に改めて愕然


今は平和な時代でよかったね