「多選否 持論放棄し 四選を」 2015年08月11日 | 時事川柳 9日投開票の埼玉県知事選で4選を果たした上田清司知事は10日、県庁で記者会見し、自らの任期を3期12年を限度と定めた多選自粛条例について、「実効性がなくなっている」と述べ、改廃する意向を示した。上田知事は2003年、同条例制定を公約に掲げて初当選し、04年に条例を制定したが、今年6月、「県民の期待が増している時に放り投げるわけにはいかない」と、条例を破る形で出馬表明した。県議会最大会派の自民党県議団は「条例の改廃を直ちに提案すべきだ」と迫ったが、上田知事は「選挙で判断してもらう」と退けていた。