おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

城山の空堀(からぼり) 「小峯の大掘切」

2007-11-20 22:13:05 | 小田原-建物
先日参加した一夜城の散策の折 ガイドさんから教わったのですが、
戦国時代の小田原城には、石垣も 水をたたえたお堀も なかったそうです。
北条氏は城下町全体を広く土塁で囲み、土塁の外はV字の深い溝(水が無いので「空堀」というそうです)を掘っていたのですって。
関東ローム層の赤土は 崩れにくく、場所によっては15mもの防壁が作られていたのだとか。

日曜日、城山の西にあるという空堀の遺構「小峯の大掘切(こみねのおおほりきり)」へ行ってみました。

相洋学園の西の辻に その遺構はありました。

↑車やバイクが入らないように柵が設けられていますが、ちゃんと人間用の入り口が設けられています。

長い年月の間に溝は埋まってしまったようですが、それでもかなりの高さ!

「矢折れ」もシャープなラインを残しています。(右側が「城山」)

射手が狙いやすいようにわざと張り出しを作っている訳、です。って写真ではよくわかりませんねー・・・。
ここは太閤の「一夜城」が 谷の向こうにはっきり見えたと思われる場所。
ここに立った兵士は きっと緊張した面持ちで敵の城を眺めたのでしょうね。


知らずに歩けば、落ち葉の積もった 味わい深い小道ですが__


この日はこの後 板橋方面へ山を下ってみました。

大雄山 下山編

2007-11-20 17:18:01 | 小田原隣接エリア
お寺に詣で 天狗の世界を覗いた後は 
「てんぐのこみち」を通って楽々下山。

てくてく たったっ・・・
あぁこのままではあっという間に駅に着いてしまう__
ので、ちょっと寄り道して郷土資料館へ。
(ショートカットの山の中コースを歩いてみました)




途中 工事中の建物を発見。何でしょう?

↑営業間近の日帰り温泉施設「おんり~ゆ~」、とわかりました。
窓からカラフルな作務衣姿のお姉さん達が見えました。準備や研修が行われていたのでしょう。

ほどなく着いた「丸太の森」の「郷土資料館」。
(資料館への入館は無料ですが、「丸太の森」のゲイトで「見学手形」を受け取る必要がありました)


入り口の顔はめ金太郎はワイルドな感じ^^
(右のお侍は源頼光でしょうね?)

館内には 足柄の地形のわかるジオラマ 出土した土器類や 古い農具の展示 そして 「金太郎」を紹介するコーナー がありました。(アニメも上映されていました)

バス路線に出て、駅へ向かう途中で お煎餅屋さんを発見。

↑天狗さん自らお煎餅を焼いているところが楽しい。

↑お店には昔の製菓道具が置かれていましたよ。
(炭火の上で焼いたのかな?興味深い)
天狗の葉扇煎餅 ピーナツ味350円を一袋購入。


更に坂を下ると幼稚園がありました。
門を守っているのは かわいいカラス天狗さんでした。


大雄橋からは矢倉岳(かな?)がポコリと見えました。


大雄橋のたもとのお菓子屋さんで「金太郎最中」を買い、大雄山駅の売店で飴「足柄山の金太郎さん」(←金太郎飴は登録商標で使えないのですね^^;)を買って、小田原へ帰り__





あー 今日はよく歩いたー と言いつつ頂きました。

大雄山には 天狗と金太郎が一杯!でした。

大雄山 最乗寺 (道了尊) 天狗編

2007-11-20 14:51:46 | 小田原隣接エリア
最乗寺の伽藍の西の奥に「結界門」というのがあります。

この門からは天狗さんの世界、のようです。
門の左右の天狗さんは 仁王様の役なのでしょうか?
左のカラス天狗
右の大天狗

結界門の先の石段を登ると御真殿に出ます。

ここには大きな下駄が奉納されている__とは聞いていましたが まさかこんなに大きいとは!

私の背丈より高かった・・・


はいっ こちらが道了さん。
乗り物として白狐を使うようです。
(道了さんは十一面観音の化身)

ここから更に奥の院を目指します。



到着~ しばし休憩ー・・・

堂内には十一面観音像が置かれ 祭壇手前に十一面観音の真言 オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ
 が記されていました。サンスクリット語で「オーム(←聖音)・マハー(大きな)・カールニカーヤ(悲しみ=慈悲)・スヴァーハー(願いの成就)」の意味だそうです。十一面観音は「大悲をもつ者」だったんですね。

さて ここからは裏手の山道を通って 駅まで歩くことにしました。
途中で出会った景色ついては 又項を変えてお見せしましょう。