おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

富岳風穴(ふがくふうけつ)にも入ってみました

2010-07-29 09:38:13 | 山梨
氷穴まで来たのだから、と 勢いで
風穴にも入ってみました。

ここは子供が幼稚園に行ってた頃
家族で来ています。
(富士サファリ・パークの帰りでしたよ確か)
が、 「えーと『天然冷蔵庫』なんだよね?」程度の
これまた曖昧な記憶しか蘇ってこない・・・^^;

富岳風穴売店。ついさっき行った氷穴のようにこの奥にチケット売り場が?
と思ったら・・・
 
あ、風穴の入り口は この先ですか__。
(本当に来たことあるのかな アタシタチ?)
 
樹海を少し進んだ先に チケット・ブース発見。
 
更に行くと_
 
洞穴へ下りる階段がありました。
 
ひょ~ ここも涼しいを通り越して かなり「寒い」です。
 
↓光の無い世界へ下りていく__。
 
↓いきなり氷柱が出現。寒いはずですー。
 (横の氷のブロックは外から運びこまれたものでしょうね?)
 
複雑な竪穴の氷穴と違い、風穴は 底まで下りると 後はフラット。
奥は「天然冷蔵庫」として 少し前まで色々な物の貯蔵に使われていた、そうです。
(↓コレはもちろん 資料展示)
 
↓繭玉です。中の虫が成虫にならないように
 「繭」の状態でスリープさせています。
 
↓種の保存にも風穴の「常冬」の環境はもってこい。
 
↓穴の一番奥で見た「ヒカリゴケ」の仲間。
 不思議な色でした。
 
↓これは「ラーヴァ・プール(溶岩池)」
 
ほぼ・・・平な床面です。
溶岩はここで 静かに 静かに 冷え固まったのでしょうね。

出口の穴を見上げたところ。
外は・・・ 暑いんだろうなあーと
 
もう少し涼んでから出ることにしました^^


■で? 氷穴と風穴は どう違うんでしょうね?
ちゃんと 答えてくれるページがありました↓
http://fujigoko.info/icecave/icewind.html
補足:鳴沢氷穴は「ショーレンドーム schollendom(独)」というタイプの溶岩洞穴、と紹介されていますが 今は「テュミュラス tumulus (英・ラテン_膨らんだもの)」が使われる事が多いようです。/ が どちらも知らない単語だったnumabeです・・・。


ちょっとオマケ:青木ヶ原樹海
氷穴 風穴のある辺りが いわゆる「富士の樹海」=青木ヶ原樹海です。
磁石が働かず 迷い込むと出られない~ など
怪しい話を聞き 「古い古い森」かと思っていましたが
冷え固まった溶岩の上に成っている (噴火以降にできた)
若い森だったんですねー。
 
 
 
おどろおどろしい と思っていた うねり くねり からまる根も
「土が無いから~」と知れば 「頑張ってる姿」に見えるから 不思議。

鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)に行きました

2010-07-28 17:53:31 | 山梨
お暑うございます!
昨日又亭主が「今日は休みにした」と 例によって
イキナリ休日宣言 をしまして__
では・・・涼しい処へ行こう! と 富士の麓の氷穴へ行くことに。

鳴沢氷穴__
んー 小学校4年生の時に来たハズなんですが
「氷があったような気がする」程度の曖昧な記憶しか蘇ってきません・・・
どんなとこでしたっけ???
 
↓料金所横の模型。へー21mの地底・・・ 結構深いんですね。
 
↓洞穴内「0℃」! 涼しそうです~
 
↓ここから穴に下りていくのね?
 出てくる人が口々に「あちー」「うわー」「めがねが曇る」などと言うのを聞き、 なんだか凄そう、と期待を高めるー。
 
↓・・・ほんの数段 階段を下りただけで すでに「寒い」でした^^;
 
↓部分的に、ではありましたが
 結構傾斜のきつい階段を下りていきます。
 
↓天井が低くなってきた。
 
↓しゃがまなくちゃいけない箇所もあった。
 
↓通路の両側に氷のブロックが出現。
 おおこれが 0℃の世界ー。(半袖で入った事をちょっと後悔)
 
↓その先に私達が見たのは 閉じ込められたアイスマン達_ではなく
 
↓氷の池(深さ5m)と その上の 天然の(!) 氷の柱。
 
金網に張られた説明板によれば_
元々 冬 洞穴内の氷を切り出してブロック状に積んでおく というのが伝統的な氷の保存方法でしたが、昭和40年頃から温暖化もあり 万年氷が減少。今は ブロック状の氷を外から運び入れ 「氷の貯蔵庫」として使われていた昔日の様子を再現している_ そうです。(氷は医療に使われていた、のだとか。昔の氷、というと「殿様の夏の贅沢品?」なんて思っていた私は ちょっと「は」っとさせられました。又、 万年氷が減少するのを 外から土で補強し続けている、という記述には じんわり どっきり。。。)

「地獄穴」なんとも恐ろしい案内表示^^;
 
↓でもフラッシュたくと そんなに怖くない(?)
 

さあ地上へ戻りましょう。
空が見えてきた時は ほっとしました。
何しろ寒かったもので。
 
でも 穴から出ると いきなり押し寄せる もわっ とした夏の大気に
「ちょっと 待った!」なのでした。

さっきまで 寒かったのにね・・・。
↓穴から出るや 売店で ブルーベリー・パフェを食べた私達。
 
で、このブルーベリー・パフェ、大粒の生ブルーベリーが入ってて とっても美味しかったんですよ。/ 義父へのお土産に 生ブルーベリーも1パック購入しました~。

この後は 勢いで(?) 風穴へ行ってみました。


追記:
氷穴は、戦時中使われずに放置され・・・
終戦時は 入り口付近まで氷に覆われていたそうです。
その氷を切り出させたのは進駐軍。
なんと彼らは 氷を切り出した跡に出現したケイヴで・・・
ダンスパーティーをしたそうな!
↑入り口付近の案内板で読んだ話ですが 
 思わず笑ってしまいました。

忍野八海へドライブ

2009-06-07 21:57:28 | 山梨
日曜日は 15年ぶりに ちょっと
亭主と忍野八海まで 行ってみました~♪

足柄峠を静岡側へ少し下ると 
「誓いの鐘」なる物が。
亭主に「禁煙の誓いをどうぞ」と言ってみましたが 
スルーされてしまいました・・・。
(↓画面左奥に小さく見えているのが「鐘」)
 
↑駐車場には 金太郎の「顔ハメ」がありました。
とてもここに貼る事はできませんが
金太郎さんの穴から顔を出したnumabe 撮りました^^です。
(看板に「富士山のある町 小山町」ってあるから
 お天気よければ ここからも富士山 見られるのかも?)


三国峠を越えて山梨側へ出ると・・・
箱根側からどっさり雲をふきつけられながら
山中湖側は明るくクリアー な富士山がフイに現れ
驚きました。
 
(山中湖周辺は 「すでにウォータースポーツのシーズン」
 って感じで すっかり まぶしい夏 でした!)

まずは 腹ごしらえ !
富士吉田で「うどんのスタンプラリー」をしてるというので
とりあえず今日は紹介されてるお店の中から
車で行きやすそうな処へ行ってみました。
(↓そんな理由で選んじゃって 申し訳ありませんでした
 な「はなや」さん^^)
 
 
ザルうどんを頼んでみましたが
 しっかりしまって 噛めば噛む程 な麺でしたよ。


さて 吉田から少し引き返して・・・
いよいよ忍野八海へ__
行こうとして サンザうろうろしてしまいました。
なんと!ナビに「忍野八海」が載ってない!
(シンジラレナ~イ)
でも・・・ よく考えると 15年前 ナビ無しで来てるのに
今回こんなにウロウロしたっていうのも 変~。
(いつの間にか ナビに頼り過ぎるようになってた 
 って事でしょうね)

ま とまれ なんとか行き着きましたよ。
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/8lakes/main.html
↑忍野村のHPの「忍野八海」のページ

「忍野八海」は 忍野村に湧き出す幾つもの泉の総称なんですね。
 どの泉も水量が豊富で 透明度が高く 美しい。
 
一番深い泉は 水深10m
 ↓あの 湖の中の 丸く囲まれてる処
 
怖いくらい はっきりと水底が見えます。
(吸い込まれそうー)
 

さて 前回は子供がまだ小さくて
パスしていた有料エリア__ 今回は300円払って 入場してみました。
↓お金 払う価値ある 素敵な処でしたよー。
 大池を背に建つ 昔の豪農の屋敷
 その隣には隠居屋 納屋 水車・・・
(お天気がよければ ここから富士山も見えたらしい・・・)
 
母屋は 現在 「榛(ハン)の木林民俗資料館」として
 公開されています。
 
入り口に掛けられている 三角のクッションの様な物は
「ヒイチー」と呼ばれる魔よけ だそう。
 
室内は 太い柱と梁が並んでて 
重厚な感じ。
今は建具を取り払っていることもあり
広々として風通しがよく 夏の別荘 のような雰囲気ですが、、、
昔この屋敷は役場のような仕事も負っていたそうですから
当時は今よりずっと厳しい感じがしていたかも。
 
↓保存されている古文書の中には 北条氏直が部下に命じて送らせた
 「虎朱印」の押された 名主宛に決起を促す手紙もありました。
 (わー「虎朱印」だ~。でしたが 
  これは北条の虎朱印を知ってる人にしか
 「虎朱印」に見えない かもー?)
 

二階へ上がってみましょう。
 
二階は蚕小屋として使われていたようです。
 
二階の上には畳六枚分程の「中三階」の様な台(?)があり
 
更にそこから屋根の煙出しへ上がれるようになっていました。
(ちょっとした「探検気分」で
 いくつも梯子を上ったり下りたりしてみましたよ^^)

そうそう、この地方の生垣は とっても高いんです。
普通の生垣のゆうに二倍はあるので
この家の裏門など「生垣に飲み込まれた」感じがする程でした。
 
 

それから この家の横には「底抜け池」という池がありましたが
 泥の堆積が厚く ここに物を落とすと見つけられなくなる事から
土地の人はここを神域として 畏れたそうです。
 

くるりと回って__
素朴で豊かだった 「ついこの間までの日本」? を思った事でした。


ちょっとオマケ:
水車小屋前の川には
「虹マスに自由に触れて下さい」という看板がありましたが
 
絶対無理! でした^^; 
(第一水が冷たくて すぐ手がしびれてしまうんですよー)
触れた人 いるのかなあー???


この後 家に帰って・・・
3時半頃病院へ行き いつもよりちょっと遅めの「お見舞い」をした
numabeと亭主でした。
(なんだ 山中湖 近いじゃん でした^^)v