おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

小田原文学館

2007-11-16 08:05:56 | 美術館・博物館
小田原ゆかりの文士の資料を集めた「小田原文学館」へ行ってみました。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/bungakukan.html
建物は、S12年に元宮内大臣-田中光顕が隠居用の別邸として建てたもの、だそうです。

ロータリー
入り口
南側テラス

小田原出身の文人としては__
 尾崎一雄 川崎長太郎ら (夢枕獏は新し過ぎたか見当たりませんでした^^;)
小田原に居住した文人としては__
 谷崎潤一郎 三好達治 坂口安吾 岸田国士らが 紹介されていました。

白秋については 別館の「白秋童謡館」に沢山資料がありました。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/douyoukan.html

(そうかー マザーグースを日本で最初に翻訳したのは白秋だったんですねー)
白秋はここ小田原にいる間に 結婚し、子供を授かり・・・ 沢山童謡を書いたそうです。(震災で家が壊れるまでの8年住んだそうです)
『赤い鳥』に作品を載せた頃 というのが 丁度彼の「小田原時代」だったんですね。
小田原時代 彼は「この道」「あわて床屋」「からたちの花」「ペチカ」「砂山」など 代表作といってよい歌を沢山書いていて 「へ~」でした。


↑本館と白秋童謡館の間には 曽我から移築された尾崎一雄邸の書斎 もありました。

ちょっと余談: 
佐藤春夫の「さんまの歌」が 谷崎潤一郎との間の「妻譲渡事件」から生まれた事は知っていましたが、「小田原事件」と呼ばれていたのですね。
そうと知れば 小田原で食べる秋刀魚は特別な味がします・・・

さんま さんま・・・
さんま にがいか しょっぱいか・・・