今では、年に数回も京都でコンサートができるようになった坪さんですが、坪さんにとって京都という街は。。。
ふきのとう時代も、京都でのコンサートは、あまり多くなく、ソロになって恐る恐る開いたコンサートでも「ナニヨ、フーン」って感じで、リアクションの薄い、とってもやりにくい所だったそうですよ、京都って
東北のほうの会場も静かだけど、あそこは熱が内に籠ってるって感じなんだよね。
そこへ行くと、南の方は、何ていうのかな~、ユル~~クてイイヨ~~
この前のコンサートでも、開演が7時と7時半と、開演時間の違うチケットがあるのが発覚して
それも、当日によ
みんな、どうする、どうするって言ってる間に、現地の人が「遅い方で始めましょーね~」だって。本当に、それでいいの~って感じだけど、いいの、いいのよ~ってね。な~~んか、いいよね~~~
いつも、コンサートの前にはお風呂で、発声練習をする細坪さん
おぉぉぉぉ~~~、オォォォォォ~ってね、結構長く、2時間位もするらしいですよ (前に、水風呂健康法←みんなは、やってはダメ
を紹介してくれましたが、まさか水風呂で
それは、ないと思いますが)
地方のホテルだとかでは、オォォォォ~と変な声が聞こえてきても、みんな、わかってるから「坪さん、やってるナ」くらいなんだけどネ
喜界島でライブの時、泊まった所には、各部屋にお風呂がないのよ。大浴場があってね、大浴場といっても2人入れば満員なんだけど
でね、丁度誰も入ってなかったから、そこでやったのよ。オォォォォォ~、おぉぉぉぉぉぉ~って
存分に発声練習をやって、浴場を出たら、そこに2人待ってたんだって
別に、鍵をかけて入っていたわけじゃないので、入ってくればいいじゃんって言うけどね、そんなオォォォォォ~、おぉぉぉぉぉぉ~の人がいる中に、入っていく勇気のある人なんかいませんよ、ねぇ~
また、次の日もオォォォォォ~、おぉぉぉぉぉぉ~ってやっていたら、今度はお風呂場の窓をコンコンと叩く人が
誰だろう?何だろう?って思うよね。そしたら、窓のガラスに顔をふっつけて「がんばってねー、今日コンサートでしょ、がんばってねー」だって。
見えないけど、見えるかもしれない状況で、ちょっと「がんばってね~」と言う勇気、いくら私でも持ち合わせていませんが、そんな風に気軽に声を掛けられる雰囲気が、そこにはあるんでしょうね~~
打ち上げをした焼き鳥屋さんでは、そこに「ふきのとう」そして坪さんの大ファンだという人(アイちゃん)がいて。
いい具合に盛り上がって、そろそろお開きって頃に、「アイちゃんは、ふきのとうの大ファンでね」「そうなんです。大ファンです」「せっかくだから、坪さんに歌を聞いてもらいなよ~」「そうですね」
そこへ、美味しいお酒を召し上がって、良い気持ちになっていた久保田さんが、「ギターがもう1本あったら、僕がリードギターをしてあげられんだけどね」
そしたら、「ギターならあります」(僕の
に)って、ギターを取りに行って、そして、無理やり聞かされたそうです。(←コレ、坪さんのジョークですからね)
(こうして、書いてみると、全然面白くないですね 細坪さんのHPにある「つぼっち探偵団」のこの時に南の島ツアーの珍道中のレポがアップされているので、是非、そちらも見てね。だいたい11月の頭位の記事です)
それでは、ご本人の歌を聞いて下さい
白い冬
なんか、いつものヴァイオリンのアレンジと違って聞こえたのですが、きのせいかしら
坪さんの声も、とっても伸びやかで、高音はもちろんですが、低音が苦しそうじゃないっていうか、秋の枯葉の中に捨てた~の捨てた~~が特に素敵でした
そして、何てたって久保田さんのギターが冴え冴えでした なんていうのかな~、透明感があって鮮やかな音色っていうか、ス・テ・キでした
白い冬で、会場がグッと盛り上がったところで、息つく暇なく坪さんの美しいアカペラで始まったのが
雨降り道玄坂
坪さんの声の調子の良さを確信した歌でした。力みがなくって、会場中に坪さんの声の(雨)シャワーが降り注ぐ感じです。こんな雨なら、いつでもOKなんですけどね。
コンサート前日に京都入りした坪さん、昨日の夜、京都は雨が降ったんですね。食事をした店で、「どうぞ、傘を持って行って下さい」なんて言われてね、そんなこと言われたら、返しに行かなきゃならないよねってニヤリと笑った坪さん。なんかね、いや~ね、男の人って
って感じでしたよ
久保田さんがピアノの席に移動して、何の曲かな~ってドキドキしていたら、ナント
ステーション でした
丁度、ステーションのアルバムの頃は、結婚・出産・子育てと、コンサートとは縁遠い生活を送っていたので、ほとんど生唄の記憶がありません。
歌詞がシンプルな分、とっても妄想を掻き立てられるというか、私にとっては小樽を舞台にしたショートムービーのような歌で、大好きなんです
この日は、1番をピアノとヴァイオリン、そして3番あたりからギターが入ったと思います。
ピアノと坪さん、これまた切なさ倍増で、良かったですよ~~~
ライブ後に配られるアンケート用紙にあるリクエスト。私がいつも書いていたのが「ひとりの君へ」と「ステーション」と「恋心」
その内の2曲も、この日に聞けて私は、大満足でした もう、坪さんから、一足早いクリスマスプレゼントをもらったみたいでね
この日、涙を拭いていたのは、ステーションを聞いての感動もありましたが、
ステーションが聞けたという喜びの涙の方が大きかったような気がします。
感動でウルウルしていたところへ、続いてもピアノの演奏が続いて、ナントなんと
恋心 じゃないですか
もう、この日のコンサートは、私の為に坪さんが選曲してくれて、歌ってくれてるかのような妄想したっていいですよね、許してチョ
この歌のイメージは、すきま風というか窓から雪が吹き込んでいるような木造の部屋で、アラジンの石油ストーブの上にヤカンが乗っていて、ホーローのカップでコーヒーをすすっている、ごついセーターか、ドテラを着ている青年が、窓の外を見ている感じ
その青年の姿も、髪がちょっと伸びていて、寝癖があって、ちょっと貧乏くさい感じだったんですけど、この日の恋心は、あったかーい暖炉の側で、落ち着きのある余裕のある男性が、昔の恋人を懐かしんでいるといか、幸せに暮らしていて欲しいと願いながら想ってるみたいな
なんか、全然違う印象で、でも、違っていても全然嫌な感じはしなくって、床暖みたいに、芯の底からポッカポカになる歌でした。
あ~、シ・ア・ワ・セって感じで、溶けそうになってしまいました。