糸魚川市の大火、地震などの災害をのぞけば、ここ20年で最大の140棟に延焼。
最大24メートルの強風や、フェーン現象による乾燥がわざわいしたようです。
年が押し詰まった寒い中、住むところを失くした人たちに深く同情します。
小学生の頃、住んでいた新潟市にも大火がありました。
夜、信濃川をはさんだ西の市街地の空が一面、真っ赤に燃え広がっていた光景を覚えています。
調べてみたら1955年(昭和30年)のことでした。
台風通過後の強風にあおられて、市街地中心部の広い範囲に延焼。
県庁、県農協、新聞社、放送局、市役所、百貨店2つ、郵便局、銀行・・・。
およそ900棟の建物が焼失しました。
その大火をきっかけに市内を流れていた西堀、東堀などの掘割が埋められて道路になりました。
今、思えばクルマ社会に向かっての都市改造のきっかけだったのでしょう。
子供心にも気に入っていた堀とヤナギの街並みが消えてガッカリしました。
大火後数年、再興された商店街の2階建ての書店。
待てど暮せど待ち人来たらず、哀しい青春の一コマもありました。
ふるさとは遠きにありて思うもの・・・。