ひと頃、他人様の書くブログをよく読みました。
他人様といっても、わたしの書くような読んで何のタメにもならないブログではありません。
それなりに読み応えのあるブログ。
数年前、ある書店長の書いたブログをたまたま読みました。
特定の著者の本がすごく売れる時期が繰り返され、それを業界では○○バブルと呼ぶそうな。
当時は、茂木(健一郎)バブル、勝間(和代)バブルが弾けて、池上(彰)バブルも弾けそうな頃。
そうしたバブル現象について書店長はこう書いていました。
<本が売れれば書き手に多くの注文が来る。
それに応えようとすることが結果的に本の質を落として著者を蝕む。
それは悲しく、また売れることの怖さでもある>
その書店長ブログを読んだ内田樹氏。
何冊かの出版を取りやめた、と自分のブログに書いていました。
それはなかなか勇気のいることだ、と書いた鈴木邦男氏のブログも読みました。
ブログの連鎖になりましたが、とにかく売れるウチ、読まれるウチが花なのでしょう。
柳の下のドジョウを取り尽くしたら、出版社も読者も次の柳の下に行く。
それが消費社会ですから、どんなバブルもやがて弾ける・・・世はいつも盛者必衰。
DeNAのサイト問題から、情報の質について書くつもりが話が逸れました。
今朝は逸れたまま終わって、その話題はあらためて。