5.5億円。ザッカーバーグ氏の寄付金額にびっくりしました。
ビル・ゲイツ氏の例もありますから、それほど驚くこともないのかもしれませんが。
IT企業とはいかにお金が儲かるものなのでしょうか。
なのに、ITに関わる活動をしているわたしたちには、なぜお金が回って来ないのでしょうか。
寄付するどころか、寄付されることを喉から手を出して待っている状況です。
そんな、棚からぼた餅、みたいな根性でいるからダメなんだよ・・・スミマセン。
こういうニュースがあると、寄付文化の彼我の差をつくづく感じてしまいます。
ひとことで、宗教の問題だけなんしょうか。それとも広く政治を含む社会の問題なのか。
日本には他人を慮らない金持ちしかいないのか。
一神教では、個人と神が対峙します。
その神様というのは、私の勝手な考えでは、万人の象徴でもあります。
また、その神はすべての人間の救済を願う存在でもあります。
だから、寄付の行為は神の御心にかなう、という意識が身につくのかもしれません。
あるいは贖罪の意識も関係しているのでしょうか。
世界の富は一定量しかありません。
金持ちになるということは、一方で貧乏人を生んでいることになります。
人が人を搾取する。そんなことでいいのだろうか。
金持ちになったつもりで考えてみましたが、たぶん、的外れなんでしょう。
他人のお金もオレのもの、他人の税金もオレのもの・・・イヤな世の中ですね~。
米国追従の日本の金持ちのみなさん、なぜ、寄付することには追従しないのでしょうか。
金儲けの才に恵まれたのは、個人の力ではなく、神の恩寵なのです。
自分でも努力したからだ? その努力の才能とて、神の恩寵なんだよ、莫迦。
仏教にも、本来、そうした精神があるはずです。
仏陀が説いたのは、非我。
これまた、私の勝手な解釈で、非我利の意も含んでいるのです。
我のみの利を追うにあらず。
そして、小乗から大乗へ、自利だけでなく利他をも含む世界へと広がったのです。
日本の金持ちの皆様、ぜひ利他の世界へお越しを!