のんべんだらりとしているうちに暮れも三が日も過ぎました。
やろうと思っていた整理整頓もせずに終わって、部屋の中はいつものとおり状態。
整理も仕事のうちなんだから、休みの日にはやってはいけないのです。
正月だからと言って、食べるものはふだんと何一つ変わりません。
おせち料理にも無縁です。ふだん食卓に無い物と言えば、鰊の昆布巻きくらいのもの。
あとは・・・何もないですね。
読みかけの本や積んでおいただけの本を何冊か読みました。
このところコトバについて考えているので、そのことに関連する本が殆どです。
あれこれと読み過ぎて、アタマの中が部屋の中と同じようにごちゃごちゃになっています。
整理整頓しなければいけないことが、また増えてしまいました。
脳ミソクリーナーというものがあるといいですね。
アタマの中を言葉一つない状態にして・・・そうしたら世の中はどう見えるのでしょう?
生まれたばかりの子どもの状態がたぶんそうなのでしょう。
でも、その頃の記憶は何もありません。記憶もまた言葉の産物なのでしょうか。
モノがあって名前があるのではない。名前をつけることによってモノが生まれるのである・・・。
本の中に出てきた映画をネットで観ました。
芙蓉鎮。文化大革命時代、迫害に耐えて生きるヒロインを描いた中国の映画です。
ストーリーは単純なのですが、文化大革命そのものに関する知識が殆どありません。
よく知っていれば、見える世界が違って見えたのかもしれない、と思いました。
のんべんだらりも昨日で終わり。今日からまた回遊魚の日々が始まります。