3つ並べて、さて、どれにしようかな。
旨いものも食べたいし、面白い本を読みたいし、いい音楽を聴き、絵も見たい。
欲には事欠きませんが、時間も財力も体力も限りあるので、優先順位をつけざるを得ません。
やはり、わたしにとってはまずは読書でしょうか。
その読書ですが、このところ、一気読み?する本が少なくなったような気がします。
若いころは、気がついたら朝、なんて無茶読みをずいぶんしたものでした。
何にそれほど夢中になっていたかというと、翻訳物のミステリー。
それが4,5年続き、たぶん1,000冊以上は読んだのではないかと思います。
このまま続けたら、わたしの人生がミステリーになってしまう、と気がついてやめました。
でも、読書癖止み難く、続いて読み始めたのが歴史もの。
といっても、歴史小説の類だとまたまた一気読みに陥るかもしれず、歴史そのものにしました。
その頃、新しく出た文庫本の世界の歴史シリーズを1巻から開始。
これは一気読みしたくてもなかなかできません。
夜、寝床に入って少し読むとすぐに眠くなり、催眠剤としての効用を確認できました。
ただ、1巻目は古代文明からで、神話・宗教・政治・自然科学・哲学・・・と範囲が広い。
結局は、その頃から特定ジャンルの読書とは縁が切れて、何でもあり、になってしまいました。
もともと気が多いほうなので、それと同時に何冊かの本を同時並行で読む癖も。
これはこれで、異世界を行きつ戻りつするような、一気読みとは違った楽しみがあるものです。
とはいえ、先日の地震で本が崩れ落ちてきたので、そろそろ整理しなければ。
ミステリーに狂ったときはすべて完読、古本屋さんに来てもらってすべて引き取ってもらいました。
そのあと溜まった本は、途中までしか読んでいないものがたくさんあります。
未読、読了の区別もしていないので、そこから整理となるとタイヘン。
以前は読んで面白くなかった本も、時が経つと面白く読めたりすることは山ほど経験済みです。
運悪く?そんな本に出会って朝まで一気読み・・・そう思うと手もつけられず、さて、どうしましょう?