下から突き上げるような揺れで今朝は目が覚めました。
すぐにラジオのスイィッチを入れたら、震源は東京湾。首都直下型大地震の前兆?
多摩東部で震度5弱、23区で震度4ということでした。
起きてから東の部屋へ来てみると、本棚の上に積んであった本が数十冊、床へ落ちていました。
つい先日も、見上げながら、整理しなくちゃ、と思っていた矢先でした。
明日にも片づけよう、と思いつつ先延ばしする日々、そのうち圧死するかもしれません。
水害の陰に隠れてしまいましたが昨日は9.11。
14年前の惨劇を、The Huffington Postが写真で振り返っています。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/09/11/911-photo_n_8120642.html
米国民の9割が支持する中、アメリカに報復する資格はない、と言ったのがチョムスキーでした。
テロを止めたいならば、自らがテロをやめなければならないのだ、と。
でも、残念ながらイラク戦争がはじまり、タリバン、そしてISのテロ闘争は今に続いています。
シリアからの大量の難民流出の起点ももとはといえば9.11の報復戦争でしょう。
その米国に追随しているだけの日本の政治を、ことさらもどかしく思います。
義を見てせざるは勇無きなり・・・たかがコップの中の争いに、何を言っているのか!
それは難民50万人を受け入れるドイツにこそ、ふさわしい言葉です。
政治的な打算、思惑があってのことだとしても、過去の自分の国が犯した過ちを忘れていないからでしょう。
ひきかえ、難民受け入れに高いハードルを置き、排外色がますます強くなる日本。
原発事故にしてもそう。
被災から4年半たって避難民がまだ14万人、復興もままならぬ状況です。
他山の石で、いちはやく原発廃止宣言したドイツと、懲りずに再稼働に邁進する日本。
同じ敗戦国でありながらのこの違いはどこから来るのでしょう。
過去は忘れてはいけない、歴史は引き継いでいかなければならない。
そうでないと、北から南まで、日本全体が棄民の島になっていくような気がします。