ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

あなたは必要=1:あなたは不要=19 ~ 53歳のハローワーク(その1) ~

2019年05月23日 | 就職活動関連

 今日から就職関連の新シリーズ『53歳のハローワーク』を書きます。

 昨年書いた『52歳のハローワーク』は転職先が決まってから書き始めた結果報告的なシリーズだったのですが、今回は20099月から書いた『44歳のハローワーク』の時と同じように現在進行中の話になります。どんな結果が待っているかはわかっていません。厳密に言うと、44歳の時は無職だったので『求職活動』、今回は就業状態なので『転職活動』の話になるので、若干立ち位置が違いますね。気分的には今回の方が少し楽です。

 さて、今回の転職活動ですが、今年の元旦の記事に書いたように、昨年の10月に就職した今の会社に勤務している状態では、安定していた関東での生活をやめて九州にUターン転職した目的の『福岡の実家の両親をサポートする』ことが難しい、と判断したので行うことにしました。

 今の会社は仕事内容や待遇や人間関係は問題ないのですが、休みが少ない上に不定期なのが唯一の問題です。福岡の実家に帰る時間が取れません。9月から2月まで続く繁忙期は正月以外に休みを取るのが難しいのを身をもって体験しましたからね。そんな状況なので、今年に入ってから福岡の実家から通える会社を探す活動を始めました。

 ちなみに、10年前の『44歳のハローワーク』の時代にこの会社に入っていたら今回のような辞める動きはしなかったと思います。まだ親も私のサポートが必要な状況ではなかったですからね。ここ数年で両親ともに運転免許を返上して色々と生活が不便になったのが、私がUターンを考えるようになったきっかけですからね。

 福岡の会社を探す活動ですが、昨年の転職時に使っていた転職サイトを引き続き利用するだけでなく、福岡の転職エージェント会社に面接に行って、私の条件にあった会社を紹介してもらうことになりました。この2本立てならば、人手不足倒産が起きている今の日本の状況ならばすぐに転職先が決まるだろうと思って活動を始めました。

 そして、5月23日現在。
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月下旬から始めた私の転職活動の戦績は『0勝19敗』です。面接に行ったのは1社だけなので、残りは全て書類選考で落ちました。転職エージェントさんの推薦で受けた3社も書類選考落ちです。すぐに転職先が決まると思っていた私は馬鹿でしたね。

 面接に行った会社の社長さんと転職エージェント会社の担当者に言われたのは、「53歳と言う年齢は先が短いから採用する方は躊躇する。」と言う一言でした。最近は福岡にUターンやIターンを希望する人が増えているみたいで、「応募が多ければ若い人を採るよ。年配でも特別な技能とかがあれば別だけど・・・。」と社長さんからは言われました。私は平凡マンですからね。

 その会社は私が持っているガス関連の資格を転職サイトで見て、「面接に来ませんか。」と先方から連絡をくれたのですが、私が営業中心で工事の経験がほとんどない、と面接で話したら少しトーンダウンしてしまいました。工事のできる即戦力の人材が欲しかったみたいです。
 面接の時には、「営業も欲しい。65歳を過ぎても働いて欲しい。」と言う発言があって、入社時期や入社後の動きや給料の細かい話まで1時間半くらいしたのですが、数日後に来た連絡は、「この度はご期待に沿うことができません。」でした。ある程度は予想していましたが、その連絡を読んだ時には凹みました。

 ただし、後になって冷静に考えると、面接で今の会社は休みが少ないことを私が愚痴っぽく語ったのは良くなかったですね。先方には関係のない話ですからね。久しぶりに標準語で会話ができたので少し気が緩みました。面接で落とされたのは53歳と言う年齢だけが問題ではなかったと思います。明らかな私の過失です。

 そんな2月上旬に受けた面接での反省点を踏まえながら、私に合いそうな会社に転職サイト経由で定期的に応募をし続けているのですが、書類選考で落ちまくっているので、面接リベンジのチャンスは訪れません。

 応募に対する返答は、「応募ありがとうございます。選考結果は数日後に連絡します。」とか「この度はご期待に沿うことができません。」と連絡をくれる会社はまだいい方で、何の連絡もない会社や、「書類選考に通った方だけに連絡します。」と言う会社が多いのは少し悲しいです。なんか無視されている感じがしますね。
 あとは、応募したその日のうちに、「厳選なる結果、残念ながら採用は見送りました。」と返事が返ってくると、「厳選って・・・。53歳って見ただけで速攻で落としたんじゃないんですかいぃぃぃ。」と勘ぐってしまいます。一応、年齢制限のある会社には応募しないようにしているんですけどね。

 そんな感じで自分で応募した会社には落ちまくっていますが、他の人材エージェントさんから、「この企業に応募しませんか。」と言う連絡がいくつかあるのには精神的に救われました。ただ、残念なことに、今の会社よりも更に休みが少ない会社や、ネットでブラック企業認定されている会社、等の紹介がほとんどなので今のところお断りしています。

 あと、警備関連の会社やタクシー会社から、「面接に来ませんか。」と直接連絡が来ていますが、現時点ではお断りしています。誘い文句に『セカンドライフを考えませんか』とか『50代、60代が活躍中』と書かれているのですが、53歳の私にはイマイチ踏ん切りがつきません。自分ではまだ若い現役のつもりなのですが、世間の目は違うみたいですね。

 以上のように、『0勝19敗』で19社から「貴方は必要ありません。」と判断された私ですが、「貴方が必要です。」と言ってくれている会社が1社だけあります、
 そう、私が働いている今の会社です。新しい人を募集しても全く応募がないので、いまだに仕入管理、売上管理、勤怠管理、経理業務の現金出納関連の事務処理を私ひとりで行っています。約7ヶ月間の働きぶりや言動が評価されているみたいで、信用されて完全に会社の『金庫番』のポジションになってしまいました(そのうち部下がついて役職もつくそうです)。グループ会社全体の今後の動きを考えると私の会社における責任と仕事の範囲は増すばかりです。ますます休めない状況になってきました。

 そんな感じで、繁忙期の始まる9月までには辞めようと思っている私にはマズい状況になっています。「退職は労働者の権利だ。後は知らない。」と、ろくな引継ぎもしないで有休消化に走った先人達を見習うことは私にはできないので、なんとか後任が決まるまでは頑張るつもりです。まぁ、次の会社が決まらないと辞められないのが現実ですけどね。


 以上、新シリーズ『53歳のハローワーク』の1回目の現在の私の状況に関する報告でした。

 昨年10月に今の会社に移ってからの状況に関しては、関東にいる親しい人達に報告済です。高齢化した両親のサポートのために九州に帰ったのは理解してもらっているので、「転職はやむなし。」と思ってもらえているようですが、「早く関東に戻って来い。」と言われるのには戸惑いますね。両親を看取るまでは九州にいるつもりですからね。その後はわかりません。

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