ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

求む、映画化 ~ アドルフに告ぐ ~

2009年01月30日 | 漫画・アニメ
 押入れから久しぶりに手塚先生の『アドルフに告ぐ(全5巻)を引っ張り出してきました。

 今年は手塚先生が亡くなられてから20年目なので、手塚先生を思い出す意味も込めて、手元にある先生の作品は全て読み直すつもりです(手塚先生の本の大半は実家に置いているので、手元には代表的な作品しかありません)。

 さて『アドルフに告ぐ』ですが、やはり面白い作品ですね。何度も読んでいるはずなのに、物語の展開にワクワクしてページをめくってしまいます。5巻を一気に読み終えてしまいました。

 本作は、第二次世界大戦時代のヒトラーを含む3人のアドルフと言う名を持つ男達の話なのですが、舞台の大半が日本なので、戦時中の日本の生活も垣間見ることができます。
 よく考えると、私は一連の手塚先生の戦時中の日本を描いた作品を小中学生時代に読んで、あの時代の異常さを学んだような気がします。あとは、中沢啓治先生の『はだしのゲン』が印象に残っていますね。
 今回も本作を読んでいて「あの時代は狂っているな。60年以上たった今も大して変わっていないけど・・。」と思いました。相変わらず市民への無差別爆撃が行われていますからね。人間は学ばない生き物ですね。

 本作は日本とドイツを舞台にしていて、日本人も外国人も多く出てくるので、ハリウッドで映画化してもらえないですかね。『ヒトラーの贋札』や『ワルキューレ』等のヒトラーの出てくる映画は相変わらず作られているので需要はあると思うんですけどね。本作の主軸の『ヒトラー=ユダヤ人』説の解釈は映画の題材としても抜群だと思います。それをめぐる人間ドラマも面白いですしね。有名なスパイのゾルゲも絡んできますからね。

 今年は『鉄腕アトム』と『MW(ムウ』の映画が楽しみですが、久しぶりに読み直す手塚漫画も楽しみです。
 明日は明治時代の北海道を舞台とした『シュマリ(全3巻)』を読み直します。
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