あれから１年（２）

　去年の３月25日は祈る気持ちで受験した佐賀の職業訓練学校の電気設備科の合格通知が届いた日でした。その合格通知は前年の９月末に勤めていた会社にリストラされた後の半年間まったく良い事がなかった私に久しぶりに届いた朗報でした。

　そんな事もあって『2010年の３月25日』と言う日は、私の人生の中の『嬉しかった日ベストテン』に確実にランクインする記念すべき１日です。

　その合格通知が届いた後の私の人生の劇的な変化は、まさに『１つの選択によって運命は変わる』と言ったモノでした。

　新たな友、絶対に合格は無理だと思っていた第二種電気工事士の資格、新たな職場、両親の理解、等を得て新たな生活の場所として埼玉の大地に私は立っています。20年以上勤めていたコンピューター業界を離れてまったく業種の違うガス会社に勤めているのも３月25日に届いた合格通知がもたらした面白い運命ですね。

　その新たな生活が始まってから早くも半年が経過しました。

　訓練学校で隣りの席だった同級生が友人として同じ関東の地に立っていたり、埼玉の片田舎でスリランカやパキスタンの人達と出会ったり、と言った「俺の人生これからどうなるんだろう？。」と思える新たな人間関係もできてきたので面白過ぎます。こんな流れは１年前の３月25日には想像もできなかったですね。１つの出来事で変わっていく人生って本当に面白いですね。私の場合は男ひとりの気楽さもありますが、前を向いて生きていたら何とかなったみたいです。

　過去を振り返っても仕方がないのですが、時々昔を懐かしむと自分の人生の転がり様が判って感慨深いです。ブログが備忘録になって過去の振り返りに役立っているようなので、しばらくの間は記事を書き続けるつもりです。来年の３月25日は何をやっているのか今から楽しみです。