22年ぶりの学校生活へ ～ 44歳のハローワーク（15） ～

　昨日の昼過ぎに、先週入学試験を受けた佐賀の職業訓練学校から封書が届きました。

　昨年の10月から何通か受け取っている「今回はご縁がありませんでした。」とか「書類選考で落選しました。」と言う就職の不合格の連絡と同じ薄っぺらい封書だったので、「今回もダメだったか。」と半分ベソを書きながら封を切ったのですが、中から出てきたのは「受講を決定しましたので通知します。」と言う文章が冒頭に書かれた合格通知でした。

　その瞬間、心配そうに私を見ている両親の前で「ふうぅぅっっ～。」と大きく私は息を吐きました。昨年の９月末に会社をリストラされてから約半年振りの吉報です。就職が決まった訳ではないので状況は全く変わっていないのですが、安堵感が私の全身に染み渡りました。

　44歳のハローワーク（13）の記事にも書きましたが、書類選考で連戦連敗が続くと、ポジティブシンキングをブログで再三唱えている私も「俺は社会から必要とされていない人間なんだ。」と言うような後ろ向きの考えが浮かんできます。
　そんな状態に陥っていたので、今回落選された方には申し訳ないのですが、今回の合格は心の底から嬉しかったです。「まだ世の中から見捨てられていないんだなぁ。」と思うことができました。


　と言う事で、４月から私は約22年ぶりに学校生活を始めることになりました。
　私の通う『電気設備科』の授業は９月末までの半年間しかありませんが、今後の人生の事も考えて真剣に頑張るつもりです。

　まずは、６月に行われる『第二種電気工事士』の国家試験（年に１回）の受験が重要イベントですね。電気の「で」の字の知識もなく、数学や化学等の理系の学問を中学の時に捨てた私が受験に合格できるとは思っていませんが、やれるだけの事はやるつもりです。

　今回の職業訓練校の入学によって、私が２月に計画した『第一次就職計画in福岡』は廃案になることなく、『第一次就職計画in福岡：乙作戦』に移行することになりました。私の『44歳のハローワーク』の記事もまだまだ続きそうです。