いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

みんなの海の会の報告、上関『奇跡の海』国際シンポジウムのお知らせ、他

2014年08月09日 | お知らせ

6月に「みんなの海プロジェクト」と題して、祝島の人々への寄付を募りました。

http://blog.goo.ne.jp/nonukes2013/e/206c07c0e3cb0e96d2af7d11d809c619

予想の4倍を超える寄付を多くの方々が、寄せてくださいました。

本当に、ありがとうございました。

「いのち・未来 うべ」からも、「菊地洋一さん講演会」のカンパと一緒に、総額15万円を寄付しました。

下記がその報告です。

http://minnanoumi.jimdo.com/カンパお届け報告/

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カンパお届け報告

 このキャンペーンは、呼びかけ開始から約1ヶ月半という、限られた期間でおこなった緊急キャンペーンでした。上関原発のための漁業補償金の問題に、ここ1年以上ものあいだ揺れつづける祝島の状況を目の当たりにして、やむにやまれぬ思いで模索し、上関原発を建てさせない祝島島民の会(以下、島民の会)の運営委員の方々にご相談させていただきつつ検討を重ね、傍観でも介入でもない何かができないかと、勇気を奮いおこして立ちあげた試みでした。

 
 お陰さまで多くの皆さまのご協力に支えられ、思いがけない早さで目標額を達成することができました。祝島の方々への敬意と感謝と応援の念が、全国のそして世界の各地に、広く厚く存在すること実感しました。その後も祝島への応援の輪は広がりつづけ、 一次締め切りとした7月18日 現在、2363人の方々が20,106,106円をお寄せくださっています。これほど多くの方々が、祝島のためにすばやいアクションを起こしてくださったこと。寄せてくださったカンパやメッセージや絵に託された気持ち。それをお届けする役目の重さ。まさに身の引き締まる思いで迎えた7月21日の海の日でした。発起人3人で相談し、カンパの目録には次の言葉を記しました。

 「祝島島民のみなさまが、これまでの三十二年間、上関原子力発電所計画に抗い、海や山、暮らしを守り続けてきたことに、心からの敬意と感謝を表します。私たちは、これからも祝島の方々と共に闘い、学び合い、喜び合える者でありたいと願います。ここに有志二三六三人からの応援金20,106,106円を、謹んで贈呈致します。」

 

 この言葉を、発起人である纐纈あやと山秋真、事務局を引き受けてくださった山本裕美さんの3人で一文ずつ申し述べ、カンパの目録・皆さまが寄せてくださったメッセージ・イラストレーター黒田征太郎さんが「祝島のために役立ててほしい」と寄せてくださった『海の絵』を、島民の会の運営委員の方々へ手渡しました。

山口・広島方面の8名の方々が、カンパにご協力くださったうえ、この日も祝島へ駆けつけ、ご一緒してくださったので、おひとりずつメッセージをいただきました。祝島の方々は、そうした心をしっかりと受けとめてくださいました。受けとってくださる側も、お届けする側も、言葉にできない思いは涙になりました。

  
当日は、「祝島へ感謝と応援届けようイベント」も、郵便局前の広場で開催させていただきました。島民の会さんと祝島の朝市グループさんの多大なるご協力のもと、黒田征太郎さんの『海の絵』30点を祝島の飲食店さんとイベント会場に展示。32年ものあいだ海をまもりつづけてくださった祝島で、『海の絵』を、皆さまにご覧いただくことが叶いました。 

  朝市グループさんは、有志による出店にくわえ、祝島の女性お手づくりの「お昼ごはんプレート祝島スペシャル」の特別販売もご用意くださいました。氏本農園さんの豚肉のカルパッチョ、祝島のちらし寿司、祝島の寒干し大根をつかった島料理「かんぴょう汁」、祝島のもずく、祝島のテングサでつくった黒糖味のところてんと、祝島が守りぬいてきた山海の恵みが満載。祝島の無農薬びわ茶のサービスもあり、32年抗いつづける祝島の底力の源の一端を垣間みせていただくような内容です。 

  昼食のあとは、門司港を拠点に活動をしておられる筑豊大介さんに、猿回しをご披露いただきました。上関の原発計画が浮上したころ若手だった女性たちが、島帽子をかぶり手押し車を押してお集まりくださり、お猿のイッペイちゃんとテッペイちゃんの芸を笑顔で楽しんでくださいました。まだ若いテッペイちゃんは、これまでできなかった技を、この日は涼しげな顔でやってのけたとか。大介さんによると、お客様と会場の雰囲気がとてもよくて、飛躍できた日だったそうです。

  恒例の月曜デモを、この日は特別に午後4時へ繰りあげてくださったので、日帰りで祝島へお越しになられた方もデモに参加させていただくことができました。いつもより長いデモの列から、「原発はんたーい、えいえいおー」「きれいな海をまもろーう、えいえいおー」の声が、梅雨明けの青空に吹く風にのって響きわたりました。

  翌22日は、島民の会の全員集会で、このキャンペーンについてのご報告を発起人の纐纈と山秋からさせていただきました。皆さまがカンパ金とともに寄せてくださったメッセージも、一部ご紹介させていただきました。読みあげられたメッセージに涙される方のお姿もありました。 

   このキャンペーンは、漁協の赤字補填金の支払いという急場をしのぐためのものでした。その目的は、お陰さまで無事に達成することができました。同時に、継続的な支援を模索したいとの声も、少なからず届いています。「みんなの海をわたしも守る」と、今回の呼びかけに応えてくださった方々と手をとりあい、今後もなんらかのかたちで、できることをひとつずつ実践したいと願います。よろしければ、これをひとつの始まりとして、ひきつづきご関心ご協力をお願いできますと幸いです。 



なお、会計報告は後日、このホームページに掲載させていただきます。

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8月16日、17日、18日の3日間にわたり、上関の”奇跡の海”に生息する貴重な動植物について学ぶ『国際シンポジウム』が、開催されます!!

http://kaminosekimamoru.seesaa.net/article/396884496.html

8月16日は、山口市の山口県立図書館レクチャールームでの開催です。

コーディネーターは、安渓遊地教授(山口県立大学)です。

参加費は500円です。

ご興味のある方は、どうぞご参加ください。

詳しくは、下記のチラシをご覧ください。






ところで、今日(8月9日)は、長崎の原爆が投下された日です。

長崎の原爆は、プルトニウム爆弾でした。(広島はウラン爆弾です。)

いくら戦争中とは言え、なぜあのような物凄い破壊力の核爆弾を、次々と投下しなければいけなかったのか、と今でも不思議に思います。

よろしければ、下記の記事もご覧ください。

「2枚の写真が私たちに教えてくれること(長崎)」

http://botibotiikokaaa.seesaa.net/article/403280605.html

「浦上天主堂の真実」

http://botibotiikokaaa.seesaa.net/article/403432932.html


(み)

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金曜ウォークの報告&9月6日(土) 第3回総会のご案内

2014年08月09日 | お知らせ

 

 

 

昨日の金曜ウォークは、雨だったので、久しぶりに宇部市役所前から新天町のアーケードを歩きました。

道行く人や商店のみなさんに、「カンムリウミスズメと上関の生物多様性~奇跡の海を未来の子どもたちへ~」

の国際シンポジュームのチラシを配布しました。

山口は、8月16日(土)山口県立図書館レクチャールームで開かれます。

  

また、中津瀬神社前では、8月6日、祝島を訪問した浜野副代表らの報告がありました。

上関原発を建てさせない祝島島民の会の事務所で、代表の清水さんからお聞きした貴重な話の報告でした。

また、金曜市民学習会は、原発の温排水で変わる生態系の動画をみて、話し合いました。

 

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いのち・未来うべでは、第3回定期総会を9月6日(土)午後1時半~4時に、宇部市シルバーふれあいセンターで開催することになりました。

以下に、会からの案内を掲載します。

身近なかたに一人でも多く声をお掛けください。

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                                            2014年8月8日


「いのち・未来 うべ」第3回総会のご案内


会 員 各 位                                
                                    いのち・未来 うべ
                                               代表 安藤 公門

 

猛暑と台風、集中豪雨などが続きます。みなさま、お変わりありませんでしょうか。
さて、当会は、前身の小出裕章さんのお話を聴く会から3年、会として発足してから2年の歩みを経て、ここに第3回総会を開催する運びとなりました。

昨年は、3・8上関原発を建てさせない全県民集会実行委員会が発足しました。待望の全県レベルの旗です。そして、県内・全国に呼びかけて今年の3月には、上関原発を止める32年間の取り組みで史上初となる7000人の集会を実現しました。当会も、山陽小野田・宇部実行委員会のみなさんとともに、集会の成功のために力を尽くしてきました。


また、多くの市民のみなさんと共同で、詩人のアーサー・ビナードさん講演会、上関町祝島の人々の心を伝えるドキュメンタリー映画『祝の島』上映会、さらに「原発をつくった私が、原発に反対する理由」という菊地洋一さん講演会を、それぞれ成功裡に実現することができました。さらに、度々会員が祝島へでかけ、また宇部にもきていただき、交流を深め、「私たち自身の課題」として上関原発を建てさせない取り組みを行ってきました。

原発のない社会、負の遺産を子や孫に残さぬ社会のためには、意志を声に、声を形にして地域と暮らしのなかで示すことが大切だと考えます。祝島の500万円カンパ運動は、目標の4倍、2000万円を2ヶ月足らずの間に、達成しました。この例からも、地域の取り組みはつながっており、全県全国の人々の心に響き、広がりることを確信できます。

ときあたかも、この秋には、鹿児島県で川内原発の再稼働が、原子力規制員会の「合格」「でも安全は審査したわけではない」という誰も責任を取らぬまま強行されようとしています。収束のめどさえ立たない福島原発事故、作業員と子どもたち・住民の被曝の拡大、中間貯蔵施設建設の強行と放射能汚染の拡散など私たちが声を挙げなければならない課題は山積しています。そして、村岡山口県知事は、県民の反対の声を無視し、数々の法律違反を犯し、公有水面埋め立て許可の判断を来年5月までさらに1年延長して、原発の新設増設の動きを待とうとしています。


このときにあたって、昨年総会以来の私たちの足跡を振り返り、つかみとった貴重な教訓を確認し、新しい若い人を迎え、次の一年間の方針を提案・討論・共有したいと考えます。
ぜひ万障お繰り合わせの上、ご出席いただきますよう、よろしくお願いいたします。

                
                      記

日時:9月6日(土)日)13:30~16:00
場所:宇部市シルバーふれあいセンター 第3講座室
 〒755-0033 宇部市琴芝町二丁目4番25号 電話 0836-38-7000
 電車…JR琴芝駅下車 徒歩2分 琴芝駅前バス停下車 徒歩2分

 

 

 

 

 

 

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