六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

コクーン歌舞伎

2007年06月17日 | 舞台
 コクーン歌舞伎「三人吉三」を観に行きました。(6月19日加筆あり)

 開場 11:30 開演 12:00。

 先にお昼を済ませておかないと、きっと観劇中にお腹が鳴ってしまう。
 そう思った私とダーリンはBunkamura内のカフェコーナーで大急ぎで軽食をとった。
 これが大失敗・・!!

 いくら歌舞伎とはいえ【劇場空間(コヤ)】はあのシアターコクーン。まさかまさか、他のコヤでのように、場内で弁当を食べて良いとは思わなかったから~せっかくなら、座席でゆっくり和食の弁当を食べつつの歌舞伎気分を味わいたかったよ~(涙)

 悔しいのでお弁当を1つだけ買って、ふたりで分け合って食べました。

 作品自体は、フクザツに入り組んでて、ちょっとアタマを使ったけれど(笑)面白かったです 少しでも歌舞伎に興味がある方なら、観て損はないと思います。また、もともと歌舞伎好きな人にとっても、装置や照明が斬新で目新しいけど基本はハズしてないので、安心しておススメできると思います。

 ただ、これを観て、久しぶりに通常の歌舞伎も観に行きたいな~と思っちゃいました。
 やっぱコレは「コクーン歌舞伎」であって、伝統的な歌舞伎とは【別もの】だなぁと。
 まぁそこが【良さ】であり、この企画の意味でもあるというわけでしょうね。
 
 テレビで勘三郎襲名公演のドキュメンタリーを見たことがあって、それで中村屋一門の人情味というか温ったかさを知っていたので、そこも垣間見れたのが楽しかった。
 また、実は私、アドリブの「申告いたします」の台詞が入ることを事前に知っていたのですが、ダーリンは知らなかったらしく、も~ウケるの何のって

 勘三郎や橋之助はもうお馴染みですが、私はヒソカにこれから勘太郎を贔屓にしようかな~と思っていて、今回は初めてナマで観るのを楽しみにして参りました。しかし、初ナマ勘太郎は、意外にも線が細かったな~。役も役だけれど、あんなに細いイメージの役者とは思わなかった。まだ若いからかな? いずれ機会があったら、彼の荒事も観てみないとね。
 七之助はコチラも初ナマ体験ですが、ちょっと固かったな。すご~く良いのに、まだ青い梅みたいで、肌がひんやりして、魂の一部に血が通ってない印象が残ってしまった。迷いでもあるのか? どこか危うさがあって、こんな才能のカタマリが、いつかどこかでポッキリ折れてしまうんではないかと心配になる感じ(かつての窪塚がそんな感じをもっていたよ、そういえば)。応援してるから、どうかまっすぐ育っておくれよ~。
 ちゃんと観たのはもしかして初めてかもしれない福助、面白かった~迫力あった~ あんま好みじゃないキャラクターなのに、ひきつけられたのは流石でした。

 これからせっせとおこづかい(へそくり?)を貯めて、今度は歌舞伎座に行こうっと


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1 コメント

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追加公演決定だそうです (風野)
2007-06-20 23:52:18
セルフコメントぢゃ~
好評につき、追加公演が決定したそうです。
詳しくは
コチラhttp://eplus.jp/sys/main.jsp?prm=U=14:P2=001910:P5=0001:P6=001:P1=0130
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