六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

ベジャールの「ザ・カブキ」

2007年01月24日 | 舞台
 1月の半ばを過ぎてから来月の上旬まで、舞台だの飲み会だの、遊びの予定がいっぱいでーす
 ・・ま、たまにはこんな時期があってもいいデショ。

 昨日は、上野の東京文化会館大ホールで、モーリス・ベジャールのバレエ「ザ・カブキ」を観てまいりました。

 観たかったんだよー、この演目。
 なので、ダーリンをおいて ひとりで出かけました。

 感想は・・
行ってよかった~!
観てよかった~!

 「やっぱベジャールは天才!」と思いましたね。
 日本人ならともかく、なぜ日本人でないベジャールがこの物語の精神世界を的確に把握してそれを踊りで表現できるのか、不思議でたまりません。

 歌舞伎の題材でバレエ、という組み合わせなのに、全く違和感がなかった。たとえばマシュー・ボーンの「白鳥の湖」は、あれはあれなりに素晴らしかったけれども、どこかむず痒いような違和感がつきまとって離れなかった。同じバレエ、なのに。
 でも、「ザ・カブキ」は、観ながらつい「そーいえば最近、歌舞伎を観てないなぁ。折角東京に住んでいるんだし、今度は機会をみつけでぜひ歌舞伎座に行こうっと・・」と考えてしまったほどでした。

 ソリストの方たちの技術は文句なく素晴らしかったですけど、私は特にコール・ドの女性たちの、洗練され抑制の効いた動きに見惚れましたね~。
 それから、男性ダンサーたち! ・・最近はテレビでも街角でも、男性が踊っていると見ると、ダラダラしたコドモっぽい仕草か、力まかせだったり変にスカしたようなバラバラした動きばっかりが目に入ってきていた。なので、こんなにきちんと訓練を重ねた男性ダンサーが、こんなに大人数いるってことに、まず感動してしまったー。

 また踊りたくなったな。
 レッスン、再開しようかな・・・


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