六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

けしからん街

2008年05月25日 | 日々のこと
 用事があって早朝の電車に乗り込み、新宿へ。
 午前中に用事は終わり、ダーリンにメールすると、待ち合わせの場所と時間の返信が。
 「ハチ公口の交番前。12:15頃」

 ・・渋谷ですね?

 いや、お昼を食べに、ですよ。●ャコットも見たいと思ってたし。

 でも詰めの甘い私、チャコッ●の現在の場所をネットでちゃんとチェックしていかなかったため、渋谷に行きながら結局たどり着けず(笑)

 食後の重たいお腹で歩き疲れ、お茶して休んでいたら、目の前の交差点で翻る旗・・

 あれほど禁止とネット上で「ゲンメイ」が下っていたのに。何か、同じ図柄のTシャツ着てる人が何人も・・中央には鎧武者まで登場・・け、けしからん

祈り

2008年05月24日 | 日々のこと
 四川省地震特別供養に参加してまいりました。

 亡くなられた方々の魂の平安と、怪我などで現在痛みに苦しんでおられる方々の辛さが少しでも和らぎますようにと祈りました。

 祈りながら胸に寄せてきたのは、政府の方針に従って一人っ子を宝物のように育てたあげく今回の震災で失ってしまった両親たちの悲嘆。・・共産党系の人々ってたしか、宗教はもたないんだよねぇ?
 じゃあどうやって彼らは心を支えるんだろう?
 生きていく上で最大の苦しみのひとつといえるこんな悲嘆を、『祈る』という行為を抜きにして乗り越えていけるんだろうか。

 せめて美しい思い出や、眠りの中の夢が、ほんの一瞬でも悲嘆のなぐさめとなればと・・そういう瞬間が彼らの胸に宿りますようにと、祈りました。

2008年5月25日 渋谷はダメ

2008年05月22日 | 日々のこと
 某巨大掲示板にこんな書き込みがあったんですって。

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独り言だけどさ
俺25日の日曜日にフリチベTシャツ着て渋谷をウロウロしようと思ってんだよね
12時から18時くらいまでウロウロして中国大使館前の笄公園のキャンドルライティングに
行ってこようと思ってんだよね

でもさ
俺と同じこと考えてる奴が1万人くらいいたらデモみたいになっちゃうよな
それって渋谷がちょっと大変なことになっちゃうからよくないよな
だからお前ら真似すんなよ
絶対に真似すんなよ
絶対に真似すんなよっていろんなところに書いといてくれよ
頼んだぞ

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 まったく。
 けしからん話です。
 明日から今週末にかけては雨模様だというのに。何を考えているんでしょう。

 え?私?
 25日は特に用事がないから、買い物にでも行こうかと思ってますよ。
 最近「これって四十肩?」と思うような痛みに悩まされてるので、久々にバレエを再開しようかと思ってて。新しいレオタードとか、ポアントクラスに行くならシューズも新調しないといけないし。
 あ、でもレオタードはともかくポアントはやっぱ近所のスポーツ用品店じゃ買えないよね。チャ●ットとか行かないと。私が知ってるチャコッ●はたしかBunkamuraの近くにあるんだよね。

 ・・・。

募金どうでしょう

2008年05月20日 | 日々のこと
 4月29日の日記で私が抱いていた危惧など、まったくもって甘いものだった。
 何万人もの命を飲み込んで、しかも数日たってから、ようやく止まった聖火・・いまさらながら、何て国だ。まるで、尻尾踏まれて30秒たってからそのことに気づく未発達な神経回路しかない恐竜並みの鈍感さではないか。

 子供の頃に宮城県沖地震を体験した私(・・と書くと大体の年齢がバレるが)、トラウマとかじゃなく、揺れとその後の人々の行動、不自由な生活の記憶等などが貴重な体験として脳裡に刻まれている。
 だから(阪神淡路の時も中越の時もそうだったけど)何桁も死者の数が違う惨事に対しては、共感オーバーで、感情や思考がフリーズする。
 それでずっと日記を書けなかったのだけど、そんな中でずっと考えていたのは、今回の大地震が『世界最高峰の山頂を、自国顕示という欲のために穢したことへの、大地の怒り』ではないか・・という事だった。

 もちろん、地震の発生メカニズムは素人レベルで知ってはいる。チョモランマを現在の姿にした大陸プレートの仕業だと頭では理解している。

 でも、人間は頭だけで生きているわけではないっしょ。

 ただし。そういう汎神論的解釈はあくまでも主観レベルでの感想に過ぎない。現象はどのようにでも解釈できてしまう。
 だから口に出さず黙っていたのだけれど。

 案の定「これは天の助け」などと言い出す輩が現われた。
 マッタク、神へも自然へも、生命というものへも、およそ畏れという事を知らぬ者の言動・・開いた口がふさがらない。

 ・・私はすでに数日前、できることからと思って、郵便局から日本赤十字社に募金しちゃったけど。
 また残業してお金をつくって、次にはこっちに募金しようっと。

 被災者救出すら、報道カメラを意識して人民解放軍の手柄のように演出してる感あり。日本の緊急援助隊が、時間切れ後の、およそ手におえない現場を割り当てられたあたりも、何ともやりきれない気分になる。

 いやいや、もちろん、被災者とその家族にとっては、演出だろうが何だろうが、一秒でも早く助けてもらえるならそれでちっとも構わないんだろうと思い返す。・・けれど。
 助け出される直前に、瓦礫にはさまれたままテレビ局スタッフの差し出す受話器を通して妻に愛を語った男性。直後に救出されたのに、おそらくはクラッシュ症候群のために、そのままテレビカメラが回る前で絶命した。

 本気で涙が出た。

 こんな悲劇が、何万人分も。これからも、形を変えて、災害の影響は残り続ける。

デモな一日

2008年05月06日 | 文化・社会
 本日はとても良い天気でした。薫風の中、いっぱい歩いて爽やかな汗をかきました。
 
Free Tibet デモに参加された皆様、お疲れさまでした!

 本日、私はダーリンと一緒に、まずは草莽全国地方議員の会主催のデモ「5/6銀座・胡錦濤訪日に抗議する!緊急国民大行進」に参加。

 集合場所の水谷橋公園に着いたとたん、見知らぬ方から「あ、これ持ってもらえます?」と長~い旗ざおについたチベット旗を渡される。「それからこれも」と首から下げるボードなんかも回ってくる。皆さん用意が良いです。手ぶらで現地に行っても全然大丈夫な感じでした。この準備万端な感じから、熱意がひしひし伝わってきます。

 あれよあれよと云う間に人が集まり、小さな公園は人で埋まる。
 翩翻と翻る日の丸と雪山獅子旗。ところどころにギョーザのかぶりもの(カワイイ)

 ・・正直、ミクシィのイベントトピでの参加表明人数が少なかったし、午後のデモを前にして、こっちにはそんなに人が集まらないんじゃないかと思ってました。長野に行った大型バスの人数プラス若干名くらいで、まぁ150人くらいくるかな程度に考えていた。
 でも実際に歩き出してみると、え?まだいる?もっといる?という感じで人の長~い列。最終的に、行進のゴール日比谷公園に着いた時点で聞いた参加人数は、480名とのことでした。ひょ~
 シュプレヒコールの大意は
 「コキントウ氏を歓迎しません」
 「日本は対中弱腰外交をやめろ(←このへん、毒ギョーザ関連ね)」
 「皇室を利用するな(←今回の訪日日程やら、五輪式典やら)」
 「長野で暴行をはたらいた中国人を逮捕せよ」
・・など等。
 たまに「中国は、南京のでっちあげを引っ込めろ~(←これは弱腰外交のひとつね)」とのコールが入って、(え?チベットと関係なくない?)みたいな、とまどう空気が流れるのが面白かった。

 正午過ぎ、日比谷公園で解散。
 近くのコーヒーショップで腹ごしらえをして、そのまま神宮球場近くの日本青年館に向かう。

 こちらでは、セーブ・チベット・ネットワーク主催の「緊急集会 チベット人の命を救え!」が12:30から開かれていて、途中からの参加になってしまいましたが、幸い会場内に入ることができました。 

 そこで、チベットはもちろん、ウイグルや内蒙古の報告なども、聞けば聞くほどあらためて中共政府の非道さを思うとともに、そういう相手に対して日本政府が弱腰でお愛想笑いばかりしていては、何も言わなければ、それは人権弾圧を追認したことになってしまう、そんなのは「日本人として」絶対にイヤだ~!・・という、いたたまれない気分になってくる。
 だから、国会議員の方や伊勢神宮の関係者、長野からの僧侶の方が壇上でスピーチして下さって、少しホッとした。

 その中でも、聞いていて一番胸に「きた」のは、内蒙古の人が言ったひとことでした。

 「我々は少数民族ではありません」

 ・・そうだ。
 彼らを「中国内の少数民族」という存在に追いやってしまった現状こそを、疑問視するべきだったんだ。
 何だか目からウロコな感じがしました。

 そして、デモ行進へ。
 明るい午後の日差しの中、歩く歩く。前後に途切れないチベット旗。私たちはだいたい、列の真ん中から後ろ寄りを歩いていたと思うんですが、先頭も最後尾も見えない。何人くらい参加してるのだ~??すごいすごい

 ゴール地点の代々木公園に着いて、そのまま集会が始まっている。その間にも、後続の人々が続々とゴールする。ほどなくして「最終グループが到着です、皆さん、拍手~」との声があり、見ると、人々の中に袈裟姿や山伏姿の一団が。
 何だか、涙が出そうに嬉しかったです。他のどんな人々の沈黙より、日本の宗教界の沈黙に、もの悲しい気持ちを抱いていたから。
 日本の良心はまだ死んでいないと、心に強いものが湧いてくるのを感じました。

 気分が高揚していて、散会が宣言されても何となく去りがたかった。長野でのモヤモヤ気分に比べ、本日の何と心温まる爽やかな時間だったことでしょう。
 もう、そのまま有楽町へ移動して「日比谷・松本楼」においでになるコキントー様を雪山獅子旗で丁重にお出迎え・・も良いかなと思った(笑)のですが、自分の体力的に、ちょっとそれは無理だろうと判断。

 代々木公園から原宿駅前へ歩き、明治神宮に寄り道して心をクールダウンしてから、帰途につきました。

中共の謀略

2008年05月05日 | 心や命のこと
 関東ではこの番組はTVでは見られませんが、ネットでさがせば見れるようにしてくれた方がいます。いい時代になったものです。

     

 日々暮らしている中で、些末なことから人生を左右することまで、いろいろな苦難や悲しみ、理不尽、不公平が襲ってくる。不正が横行し、義はないがしろにされる。「何で私だけ・・」みたいな悲しみは、世の中にあふれかえっている。
 そんな現実を、どう解釈するか。その中に生きる自分の生を、どうとらえるか。

 エハラー(笑)な私には、スピリチュアルな観点からの解釈がとてもしっくりくるもののひとつだ。
 つまり、魂にとって、今生を含む現世は簡単に言えば「修行の場」であるということ。あるいは「学校である」とも言って良い。

 人は一生をかけて、現世という修行の場で魂を磨く。・・もちろん、磨かなくても良い(笑)どんな人生を選ぶかはその人次第だから。ただ「今生ではこの課題をこなしなさい」みたいな感じで、逃れようの無い運命(たとえば、生れ落ちる国とか、先天性の病気とか、天災とか、ヘンな両親とか、犯罪に巻き込まれるとか)を各人が与えられている。それを引き受けて、魂は修行に励む(あるいは自暴自棄になってヘタレ人生を歩む選択をする人もいる)。そして時がきたら皆「死」という形で学校を卒業する。
 どんな「卒業生」になるかによって、次の転生が決まる。ヘタレ人生の魂は「単位が足りん!もう一回!」って同じような境遇を与えられるかもしれない。まぁとにかく、そうやって「人生というのは一生をかけて、より高い人格を目指して頑張るものだ」・・というスタンスが、私は好きだ、という話。

 チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマは、観音菩薩の生まれ変わりとされる。
 菩薩とは、本来ならばもう現世という修行の場に戻らなくてもよい徳の高い魂が、まだ修行中の魂たちを導くためにわざわざ肉体(ボディ)に宿って現世に戻ってきた存在であるとされる。
 未熟でアホっぽくて不具合と未完成と試行錯誤に満ちたこんな世の中に、好き好んで戻ってきて下さる魂。なかなか学ばない、成長しない我々の存在を、愛しく思って導くために。
 その「愛の深さ」を思うと、生きる勇気が湧きます。よし、今の自分の境遇、自分の生を、自分の守備範囲だけは何としても頑張ろう、と思える。多分このあたりの感覚は、キリスト教徒が十字架にかかったイエスに寄せる思いに似てるんじゃないかな。

 今回のラサ暴動から聖火リレーの混乱に関して、ダライ・ラマ14世猊下が「これ以上暴力が続くなら退位する」と語ったと聞いた時、私は冷水をかけられたような思いがした。

 ダライ・ラマは生まれ変わりである。存在そのものが生き仏である。

 その人の「退位」など、あり得ない。

 そんなことがあるとしたら、それは「今生からの撤退」を意味するのではないか(暴力の応酬を止めるためにハンガーストライキをしたマハトマ・ガンディが脳裡に浮かんだ)。

 後日、どうもあの「退位」発言は、亡命政府の代表をおりる的ニュアンスであると知ってホッとしたのだけれど。

 でも、中国政府はもう将来に向けた布石を打っている。
 噴飯モノなのだが、宗教とは相容れないはずの共産党政権が、この「転生」に関して法律を作った(上記の番組でも語られているけど)。
 そして、当時6歳だったパンチェン・ラマの生まれ変わりの少年を、両親ともども拉致監禁し、別の少年をパンチェン・ラマの生まれ変わりとしてその座にすえている。
 ダライ・ラマ14世猊下が亡くなった後、次の15世選びに関して大きな力をもつパンチェン・ラマを、中国政府は実質「押さえて」しまっているわけ。宗教に土足で踏み込むようなことをして平気でいられる面の皮の厚さは、驚くばかりだ。

 当時6歳だったニマ少年。生きていれば先日19歳になったはず。中共の謀略のために、この長い年月をどこでどう過ごしているのか。

 こんなめちゃくちゃなことをして、でも絶対に自らの非を認めない国。
 その困ったお隣さんと、どうつき合っていけば良いのか、本当に頭が痛くなる・・

YouTubeデビュー?(笑)

2008年05月02日 | 文化・社会
 長野の聖火リレー報告の動画です。

 この、7分26~40秒あたりにチラリチラリと「手書きプラカードを掲げた私の両手」が映ってます(笑)

 残念ながらプラカードは裏しか映っておらず、表に手書きした自慢のフレーズは世界動画デビューを逃しました。なーんて。

 本体である私自身も人に埋もれて、手しか映っとりません。おいら小っこいもんね。

 これ見ながら、現場の殺気立った状況を思い出してちょっとドキドキしました。

★おまけ★
 痛いニュース【長野・聖火リレー】 “チベット派”、警察の指導によりゴール地点・若里公園に入場禁止”。でも中国国旗はOK…ゴール映像は中国一色?