六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

断食しました

2008年08月30日 | 心や命のこと
 そういうわけで、断食しました。
 空腹ではありましたが、体調に影響するほどじゃない、楽勝な12時間でした。
 ダライ・ラマ猊下も一緒に断食なさってると聞いて、ちょっと嬉しくなってた私はミーハー?

 ティータイムにいただいた白湯のそれはそれは美味しいこと。

 安全で美味しい水を、欲しい時に、好みの温度でいただける贅沢。

 ふだんの生活だけだと、そういうありがたさにも気づかないで不平不満ばかり。人と比べて自分だけがこんなにタイヘン、こんなにカワイソウ・・と思いがち。
 断食すると、その考え方の誤りにソッコー気づくことができる。

 たまに、断食、良いですね。

 もちろん、体調と要相談で、どんな方にもおススメできるわけじゃないですが。

 「食=生命をいただくこと」。だから、少食や断食、肉食を避けて野菜食にメニューの中心をシフトすることは、犠牲にしなければならない生命をなるべく少数で済ますこと。手軽にとりかかれる「慈悲の実践」。
 そう教えて下さった甲田光雄先生はこの夏、鬼籍に入られたそうです。
 ご冥福を祈り、感謝の念を捧げつつ・・

断食しろ

2008年08月29日 | 食べもの
 先日、知人に連れられて銀座でお食事いたしましたですわよオホホ
 お店はこちら

 同行者は審美眼ならぬ「審店眼」には定評のある方なので、あまり前情報を入れずに、お昼は早い時間に軽めに済まし、午後も仕事の休憩時間はおやつを食べずお腹をぺこぺこにして、ワクワクしながら銀座に到着。

 なのに・・お、お店が見つからないっ

 すごく分かり易い場所のビルのはずなのに、目印になる他の店舗は一目で分かったのに、当のお店が・・看板が無い~。よくよ~くさがしてようやく、店名がビルの壁にあるのを発見(これだけっ??しかも意匠のため文字より模様に見える・・)
 ホントにここ?と思いつつ、何も飾り付けのない通路を入ってエレベータの前に立ったら、ふわっとお香の香りにつつまれた。お客を、繁華街のざわめきから異空間のおもてなしの場へ、これだけ短時間に、そうと意識させずに引き込む巧さ。おぉ~素晴らすい

 店内も、接客を含めて申し分なし。やっぱこういう上質なお店は良いですね。
 お料理も、和食だけど、フレンチの鉄人坂井シェフのお店にも負けない、目を瞠るほどあでやかな皿たち。奇抜な器、意外な味の組み合わせ。面白かった~。お料理にウルサイ大切な人を喜ばせ楽しませるには最適の、大人のお店だと思います。たとえばセレブな外国のお客様の接待なんかにおすすめ。(そーゆーお前にはセレブな外国の知人は居るのか?とゆーツッコミはお空へ投げ上げておいて下さいお願いします)

 ごちそうしてもらったお礼に、今度は私が 平成中村座十月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」 をおごることに。先行予約でも、シークレットプレオーダーでも抽選にハズれて、もうダメかな~と思っていたのに、奇跡的にチケットがとれた!嬉し~

 そして、昨夜の大雨にもめげず、今日はこれから武蔵御岳山の御嶽神社宿坊 「駒鳥山荘」へ出かけます。
 ここは、地元の食材をふんだんに使ったご主人手作りのお料理が本当に美味しい。秋野菜にはまだ少し早い夏の終わりのこの時期、どんなお料理がいただけるのか、楽しみです。
 そしてここは、配膳を子供たちが手伝うの。さすが神主(御師さんとお呼びするんだそうです)宅、今どき本当に珍しい、家庭教育がしっかり行き届いたお宅です。そういうお宅に個人的におよばれするような、親密なあたたかさがうれしい宿坊です。

 ・・これだけ身の程をわきまえない贅沢三昧をしていちゃーね 断食して反省しなきゃね。

 でも断食時間が12時間ていうとぉ・・「早朝からの現場で、忙しくて水飲む以外ランチの時間もとれなかったよ~、食事できるような店のある町に着くのは日が暮れる頃になるなマイッタなこりゃ~」な1日と同じ、と考えれば 意識するほどのことじゃありませんね。

断食します

2008年08月26日 | 心や命のこと
 「平和のための断食法要」 於大本山護国寺

 来る8月30日午前7時~午後7時まで12時間の断食です。

 私は前夜から神社の宿坊に泊るイベントに参加中の予定なので、護国寺へは行かず、居る場所で自主参加しますです。

 趣旨説明は、こちら

 この断食の目的として、a)~f)まで・・悪行を浄化し善いカルマを積み重ねるとかダライ・ラマ猊下の健康長寿とか、弾圧下にある人々の苦しみを取り除き、圧制者の心から憎しみを取り去る・・等々が述べられていますが。
 私はそれに加えて、g)五輪の熱戦をついつい観ちゃった自分への反省の想いもこめようと思います・・。

変!

2008年08月23日 | 日々のこと
 もうじき終幕を迎えるペテンオリンピック。

 実は、日本人が金メダルをとるたび「あれ~」と思っていた。

 「君が代」のリズムが違う。

 「い~わ~お~と~な~~りて~」の部分が
 「い~わ~お~と~な~り~て~」になってる。

 表彰台の上で歌詞を口ずさんでいる選手たちも、この部分で「あ・・あれ?」みたいにノッキングしてる。

 この演奏って生演奏じゃないよね?毎回同じ間違いだから録音だと思うけど。
 誰が演奏したんだ?現地のオケか?日本が録音したのを持ってったのなら恥ずかしいぞ(あり得ないと思うが)・・それにしても何で誰も騒がないんだ?気づかないのか?国旗国歌悪教育のタマモノか?

 ・・とか思っていたら、やっぱ結構気づいている人がいて、ちょっとホッとした。

 たかが音符ひとつ。国歌を穢された、国辱ものだとまで騒ぐ必要はないけど、「間違ってるよね」「でもまぁ外国の国歌は正確に演るのむずかしいよね」くらいは、誰か公に口にしてもいいんじゃないかな。

 上記の掲示板の中で「あの誤りはわざとだ。正面きって日本にブーイングを浴びせられないから、君が代が流れるたびニセモノだよ~とほくそ笑んで腹いせをしてる」という解釈を書いてる人がいて。
 あ~それもアリかもね。もしホントにそんな意図でなら、セコイというか笑えるけど。

 逆にもし演奏する立場が日本だったら。「間違いがあっては相手国に失礼になる」と、正確の上にも正確を期そうとするだろう。でも自称大国、そんな殊勝な心がけなど微塵も無し ま、ニセモノとパクリがホンモノと同居するお国柄をよくあらわしているエピソードのひとつと言えるでしょう。

 ちなみに正しい国歌の楽譜はこちら

モンスターの出自

2008年08月22日 | 心や命のこと
 個人情報の流出になるとマズイので詳細は書けないのが残念なのだが。今週、仕事上の会話で似たような状況が2回あって、考え込んでしまった。

 いずれも相手は、20代~30代の顧客の母親で、推定60代半ば。
 顧客の代理と称して問い合わせをかけてきて、常識ではとても考えつかないような要求を述べ、それは通らないものか?と質問してきたのだ。
 常識で考えろよ・・と答えるわけにはいかないので、懇切丁寧に筋道をたてて説明すると、ひとしきり親の情を訴えた後で「やっぱり無理ですよね」とおとなしく引き下がってくれた。

 ・・つーか、無理難題と分かっていて問い合わせをかけてきたってか

 今、モンスターペアレントと呼ばれるヘンな若い親が多いと言われるけど、その上の世代がそもそもこーゆー「世間の常識は常識、でも自分のルールはルール」って感じの人が多い気がする。
 そゆ人たちは、一歩外に出れば一応常識は知っているから、マトモな振舞いはできる。マトモに見られる。でもきっと、自分ちの中では《自らルール》全開なのだろう。
 その家庭で育った子は、それがアタリマエと思い込んで育つ。その世代がいまモンスターとして世間に姿を現しているんだろうな~と。
 
 となりの席の働くシングルマザーにそのことをぼやくと、「そうなんだよね」と頷く。

 最近のお母さんの傾向。
 たとえば自分の子供が、学校で配られたお知らせプリントを、母である自分に見せなかったとしよう。
 彼女は言う。「・・私たちが最初に疑うのは、子供が机とかランドセルとかの中にプリントをクシャクシャッと押し込んでしまってるんじゃないかとか、いらない紙と混同してお絵かきしたり紙飛行機でとばしてしまったりしたんじゃないかとか、だよね? でも今のお母さんたちは違うの。《うちの子だけ、プリント配ってもらえなかった?》って思うんだよ、ホント!・・どこからそんな発想が?って首をかしげちゃう」

 そういわれてみれば、私が今週話した顧客の母も、憤懣やるかたない口調で訴えていた。
 「今は本当にみんな不親切。病院だって、私たちが娘の年の頃は20~30日くらいはゆっくり入院させてくれた同じ病気を、今は10日前後で放り出すんですよ!」

 ・・「放り出す」って・・ 20~30年前と今とでは医療水準も格段に違うし、だいいち早く治してもらえるののどこが不親切なんだか、私には正直、理解できないんですが。

 「ありがたい」「もったいない」の感覚などなく、自分の権利はぬかりなく主張し、要求はダメもとで大声で喚き、悪いのは相手だと思う。
 そんな思考がモンスターの苗床。

偽装五輪

2008年08月20日 | 日々のこと
 4年間の努力を精一杯燃焼し尽くす。その競技会の開催場所がたまたま北京だっただけだ。
 そゆふーに自分を納得させて、興味のある試合はテレビで観てる

 ・・いや実は告白すると、たまたま帰省した時に実家のテレビでやってたので(決して自分でチャンネルを合わせたわけではない←言い訳)開会式も観た。

 あの「足あと花火」も観た。
 面白いアイディアだと思ったし、たいした技術だと思った。
 ホラ、是々非々というやつで、敵ながら天晴れと思えばちゃんと評価するべきと思った。
 ・・でもCGだった

 あんな広大な開会式会場、失敗の許されない場で、歌うのは子供・・ともなれば、安全策として《事前録音・当日口パク》くらいは致し方ないかな・・と言えなくもない。
 ・・でも声が別の子の、とは
 教育的配慮のカケラも無いどころか、歌の子・ビジュアルの子、双方ともに「国家のお役に立てて誇らしい」みたいなコメントさせて。あげく「つまり歌もルックスもカンペキってことです」って、そーゆー解釈??

 式典の生中継。
 ・・でも中国の中央テレビの配信映像はNHKのより数秒遅れていたそうな
 もし都合の悪い事態がおこったら別の映像と差し替えができるように、生中継がリアルタイムで無いのは中央テレビではあたりまえなんだそうです。そんなん、生じゃないやん。
 そういえば長野聖火リレーでタシさんが福原愛ちゃんの前に飛び出した映像も、中国国内ではその直前までの映像しか流されず、あの事実は一切報道されなかったしね。

 そして決定打。
 民族融和を演出するのに子供を使うのも非常に腹立たしいが、その子供の大半が、各民族の子の代表ですらなく、劇団?所属の漢民族の子たちだったそうな
 しかも「それのどこが問題?」と開き直る始末。

 あのですね。
 それのどこが問題なのか分からない感覚が、そもそもの諸悪の根源なんだが。

 そして、こういう偽装が世界中にバレてもそれを恥とも思わない(思っているかもしれないけど認めない)チャイナ感覚が、不思議っちゃー不思議です。

 五輪の閉幕まで、この不思議ワールドがどこまでいっちゃうのか、しかと見届けましょうぞ。

 そう言ってちゃっかり五輪を観てる自分の自己欺瞞が、一番の偽装やないかい・・

今年の仕事 その4

2008年08月16日 | 食べもの
 意外に美味しい時期が限られているトウモロコシ。
 多めに手に入ったら、茹でて実をはずし冷凍しておく。

 こうしておくとジューシーな甘いつぶつぶが年内いっぱいは楽しめる
 必要な分だけ炒めものに投入したりブイヨンで煮込んだり、たまには卵焼きにチーズと一緒に入れたりして楽しむ。
 今年も準備OKダ

帰省してました

2008年08月13日 | 日々のこと
 全国的には、本日がお盆の帰省ラッシュピークみたいですが、私は先週末、一足先に帰省してました。

 菩提寺のお盆の法要(施食会とかいうらしー)に参加して墓参りして。

 また8日には、五輪開会をことほいで蔵王山頂でひとりウロウロアクションをしてみたり。

 夏の山は、自生する山野草・高山植物の花盛りでした。