六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

じわじわくる話

2012年06月23日 | 日々のこと
 昨日、ダーリンが床屋へ行った。

 少し混んでいて、ダーリンが散髪をしている椅子のそばに、母親に連れられた4,5歳くらいの男の子がいたそうだ。
 順番待ちでヒマだったのだろう。やがて母親に対して「なんで?」「なんで?」を連発し始めた。

 理容師が、こんな感じでどうですかねと合わせ鏡をダーリンに見せる。ダーリンは近視なのでメガネをかける。すると男の子がすかさず「ねー、あの人、なんでメガネかけたの?」

 じゃあ仕上げにもう少し、というわけで再度、散髪の体勢になるためメガネを外すと「ねー、なんであの人メガネはずしたの?」

 母親は、無言。
 男の子の問いかけは母親に向けられたもののため、ダーリンがかわりに答えるわけにもいかず、そのまま無視しているが、男の子の「なんで?なんで?」は止まらない。

 しまいには、ダーリンが目を開けると「ねーなんで目を開けたの?」目をつぶると「なんで目をつぶったの?ねーなんで?なんで?」

 ・・・ 
 理容師も笑っていたそうだ。