六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

緑の風船デモ

2009年05月17日 | 文化・社会
 マイ・シュプレヒコール!

 NHKは「日本の公共放送が話を聴きにきてくれた」と喜んで思いのたけを包み隠さず吐露した台湾の高齢者のまごころを裏切ったことを謝罪せよ~!

 NHKは「朝の連ドラとかネイチャーものとかを楽しんで観ちゃってるから、これで受信料払わないとやっぱフェアじゃないかも・・」と思って払ってる視聴者が、受信料払ってることで肩身の狭い思いをするような恥かしい番組を作ってしまったことを謝罪せよ~!(長げぇな

 NHKは、サブリミナル効果を狙ったNスペのオープニング映像を今後使用するな~!

 ・・というわけで、台湾をめぐる偏向番組に抗議するデモに参加してまいりました。
 ときおり風が出て風船の紐がからんだりでちょっと閉口しましたが、暑くも寒くもなく曇天で陽射しが無かったのが逆に絶好のデモ日和って感じでした。

 参加された皆さん、お疲れさまでした。

 私は往路のゴール代々木で離脱しましたが、その後、帰路での「人間の鎖でNHKを包囲する」ってのは成功したのかな?
 
 ・・しかし、正直な感想を申し上げると、このデモは完全アウェーな雰囲気でした。
 沿道の人々の反応やら視線やらって、こんなにハッキリ伝わってくるものなんだな~とちょっと驚いた。

 まず、「ウソツキNHK」とか「放送倫理違反(サブリミナルを狙った画面構成)」とかのコールに、沿道が戸惑いを見せる。
 (天下のNHKが悪いなんて考えたこともないよ。この人たち、ヘンな人たちじゃない?)
 ・・って反応。

 私たちより上の世代は特に、日の丸=NHKの印象が強いかもしれないからか(毎晩、放送が終了する時、日の丸が出て君が代が流れて砂嵐・・だったもの。今はどうなのかにゃ?)日の丸を揚げて反NHKを叫んでる様子はパッと見、違和感があるみたい。

 このNHKという権威・ブランドを使って中共政府に都合の良い番組作りをしているのは、本当に悪質だと思う。

 NHKはいつから変質してしまったのだろう?

 媚中が今の世界情勢・趨勢なのだとNHK関係者は強弁するかもしれないが、そんなことは無い。フリーチベットやフリーウイグルをアピールする時はもっとハッキリ、沿道から賛同や応援の雰囲気が伝わってくる。南モンゴルもかろうじて(モンゴル国そのものが別にあるため分かり易いのだろう)肯定的な反応。

 それに比べて、台湾はキビシイかもしれないなぁ・・と思いました。選挙で政権も大陸側の人に渡ったし、親日派と日本との分断工作が天下の公共放送で堂々と行われてるし。

 ・・っていうかね。今回のデモに参加しながら、改めて、私は台湾のことを学校ではまるっきり何も教わらなかったなぁってしみじみ思ってました。完全スルーというか。
 もしかの地が禁忌(タブー)なら、それはそれ自体で雄弁な存在感をもつものだけど、それすらも無いような妙な空白感・不可視感が台湾にはつきまとう。そういえば幼児の頃(社会のトップは大半が戦中派の人だった時代)高雄とか、台湾バナナとか、日常のひょっとした拍子にまるで九州とか北海道とかの話題のように台湾の話が紛れ込んでいたっけ・・というボンヤリした印象があるだけ。まるでそこには台湾という島が「あるけど無い」みたいな。

 これは、いつか近いうちに機会をみつけて、実際に台湾に旅行してみないと・・と思いました。