六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

誰のしわざ?

2008年03月30日 | 日々のこと
 今年の桜は、開花宣言から5日で一気に満開に。
 あまりの速さに心が追いつかず、ぽかーんとしてしまった。

 けれど、ここ数日の花冷えの天候で、ちょっと落ち着きが戻ってきた感じ。花はまだまだこれから盛り。散りきるまで、楽しい日々が続く。

 まだ蕾が残っている木の下に、こんな感じで花がポタポタ落ちている。
 花喰い鳥たちの、しわざ。愛らしい悪事。

東郷寺の桜

2008年03月23日 | 日々のこと
 去年見逃したので、今年こそは必ず見たいと思っていた。盛りの花に飾られた「羅生門」。

 京王線「多磨霊園」駅から徒歩で行ける東郷寺の山門は、黒澤明監督の映画「羅生門」のロケ地で有名。そこの桜は、東京のソメイヨシノの開花が宣言された丁度そのころが見頃になるらしい・・と、ここ数年の経験から学んだワタクシ、本日、墓参り帰省から東京に戻ったその足で、京王線に乗りました。

 読み、ぴったし。ちょっと早めで、木によっては(例年、一番最後まで残ってくれている愛らしいピンクの枝垂れは)まだ一分咲きだったけれど、満開の大木もあって素晴らしい景色でした。

 毎日暮らす街の中にも花の季節が到来。しばらくは心楽しい毎日を過ごせそうです。

それは有りでしょう

2008年03月19日 | 文化・社会
  先日のえぬえちけニュースで、この度のラサ暴動について中国政府とダライラマ14世が「非難の応酬を続けている」と報じていた。
 すっげー違和感。
 「非難の応酬」という表現は、同じ土俵の上で、どっちもどっちな立場の者どうしに対して使う表現ではないか?
 中国政府が、ありもしないダライラマ煽動説をでっち上げ、外国人の立ち入りを禁じたりネット接続を制限したりと情報統制を行い、住民どうしの密告を奨励しているのに対して、ダライラマは、現在進行中の文化破壊と殺戮という事実を訴え、国際社会に調査と真相の究明のための助力を求めている。

 どちらが、信用に足る態度なのか。
 これが同じ土俵ってか、えぬえちけ?

 ・・五輪のために4年間を積み上げてきたひとりひとりのアスリートたちの胸中を思うと、北京五輪ボイコットとは簡単に口にしにくい気持ちがしていましたが、フランス外相、良いアイディアを出してくれました。そうか、その手があったか。

 誰か、日本の政治家でも著名人でも良いから、口にして、現実路線に乗せましょうよ。
 北京五輪 開会式ボイコットに、座布団一枚!

春の真ん中

2008年03月16日 | 日々のこと
 昨日今日と、大気がぬくい。
 つい先日「なかなか暖かくならない~」と嘆いていたのが嘘みたいです。

 春もいよいよ本格的になってきました。

 昨日。駅までの途上にある小さな公園のヤブで、うぐいすの初鳴きを耳にしました。まだ練習中なのか、ホーホケキョの「ホケキョ」部分だけを何度もくりかえしていました。

 今朝。近所のスーパーに行こうと自転車をこいだとたん、沈丁花の香りを含んだ風が吹きつけてきました。

 来週末は実家に帰省するので、今日は1週早く、ダーリンちのお墓参りに行きました。
 電車に乗っていくついでに、途中の「百草園(もぐさえん)」でひと休み。

 梅は満開、たくさんの人で賑わっていました。天気も良くておさんぽ日和でした。

ラサが燃えている・・

2008年03月15日 | 文化・社会
 チベットでの暴動。とても心配です。福島香織さんのブログを見ると、その緊迫感が伝わってきます。

 スピルバーグがダルフールでの人権問題を理由に北京五輪開会式の芸術監督を降り、金メダル有力候補だった長距離ランナーが大気汚染と持病のゼンソクを理由に出場は10,000mのみでマラソンには出ないと公言、いや~少しずつケチつきはじめてるなぁ、と思っていたら、きっと労働争議絡みの食品テロであろう(←憶測)毒ギョーザに続いて、僧侶の命が危機にさらされているチベットの暴動。

 北京五輪、止めた方がいいんちゃう、マジで?

 中国はもちろん意地でも開催するだろうけど。

 Qちゃんが失速して、女子マラソン選手3名が決まって、誰が勝ちますかねーというインタビューに対し増田明美が「持ち味の違う3人が代表になったので、どんなレースになってもそれぞれメダルの期待が高いが、有力なのは土佐礼子」とコメント。その理由は、土佐が、過酷な条件に強いから、だって。
 ・・マラソン開催時は気温30℃前後の高温多湿、アップダウンは少ないかわり戦車が走ってもビクともしないくらい硬い天安門広場前の路面。それに大気汚染が加わって、ひょっとして水が合わないとかで胃腸の調子が悪かったりしたら・・・走らない素人の私は、想像しただけで倒れそうな気分になりますよ~、過酷な条件に強いったって・・過酷すぎないですか~??
 何か、自国のアスリートを守るためには、北京五輪をボイコットした方が良いんじゃないの~って気がしてきました。

 まして、こんな状態の「いまの中国」に、平和の祭典である五輪を開催する資格があるのかー!!って、声を大にして言う義務が世界にはあるのではないか。

すごいね(がんばれ)

2008年03月15日 | 日々のこと
 先週の休日。お散歩日和だったので、初めて湯島天神へ行ってみました。

 目的は梅を観ることだったんだけど、合格祈願で名高い湯島天神というところを一度は見物してみたいという動機もあり。地図で見ると、ふむふむ此処かぁ・・とは思うけれども、実際行ってみないと実感が湧かないので。

 御徒町駅からてくてく歩くと、はるか通りの向こうに見覚えのある街角が。あら、あれは上野じゃないですか・・☆
 何かこう、脳内の認知地図の空白部分にパラパラパラ・・と天然色の町並みが書き足されていくような感覚が楽しかった。

 初めて行く湯島天神は、私が想像していたよりはこぢんまりしていた。ここに合格祈願の受験生が殺到するわけね~、たいへんだぁ・・。
 境内の絵馬の量にこれまたびっくり。絵馬を結ぶ枠なんか見えやしない。他の絵馬の紐に、次の絵馬が結び付けられてるんだよ~。
 その祈りの気持ちに、胸が熱くなりました。

 みんな、頑張れ。うまくいくと良いね。

 絵馬って、他者に読まれると願いが叶うとか聞いたことがあるので、時間がある時は気のむく限りなるべく沢山読んであげるようにしている。
 中には「高校合格しました。ありがとう。大学受験もヨロシク」とか書いてある絵馬があって、ちゃっかりしてるなぁと笑っちゃった

絶滅危惧種アージー

2008年03月08日 | 自然関連
 ノネコなどの影響で絶滅危惧種となっているオキナワトゲネズミ(通称アージー)が30年ぶりに捕獲され、まだ生息していたことが確認されましたぁ!! というニュース。

 いやぁ、久々に嬉しい話題だ~

 どんな研究者が、どんな研究の過程でこの幸運に遭遇したんだろうか・・と思っていたら、さにあらず、初めからアージー狙いの調査だったのね・・ WWFの調査事業によるものデシタ。

 でも、本腰を入れてしっかり取り組めば、このくらいのことは調査出来るという証明になった事例と言えるでしょう。

 つまり、ニホンカワウソとか、他の絶滅危惧種について、いかに行政及びそれを支える一般住民が・・つまり日本人の大半が、ひとつひとつの生きものたちの存在に無関心かということでもある。

 「絶滅するのも自然の流れさ」と嘯いて、自らの行いを省みることが無い。

 日本人は自然にやさしい民族だと、何となくそういうイメージをもっている人が多い。
 でも、この無頓着無関心は、どうだ。自分達が依って立つ国土への、この危機感のなさ愛着のなさは、どうだ。

「そうだな・・」と思ったら→1クリック☆

違和感

2008年03月08日 | 自然関連
 ここ数日のテレビニュースで、アナウンサーが、調査捕鯨船「日新丸」が妨害行為を受けている相手を「環境保護団体シーシェパード」とくり返し言っているが、それを聞くたび違和感を覚える。
 彼らは明らかに「環境テロ団体」なんじゃないだろうか。
 シーシェパードは何か《環境を保護する活動》をやっているのか?自分達の意に沿わないことをやっている者たちへ、妨害活動を行うだけが目的の団体ではないのか?そういう者たちについては「自称・環境保護団体」と括弧付きで呼ぶべきでは?

 もし、これをお読みで、シーシェパード側にシンパシーをお持ちの方、ぜひ反論をコメントでお聞かせ下さい。
 
 ・・問題はねぇ、そういう団体を資金的にあるいは精神的に支持する人々が、欧米には、ある一定数居るってことだよねぇ。

 あんた達のご先祖たちが、たった100年くらい昔、鯨に対してどんな行為をしていたか、反省してからモノを言ってほしいわね。

 この憤懣に似ているものを、温室効果ガス排出に関連する途上国は感じてるのかもしれないな~・・なんてボンヤリ思ったりして。(アンタ達がやりたい放題やった後で、残りがあやういからヤメロとは勝手すぎるやろみたいな)

 私も、鯨は好きです。水族館では鯨類のところに立ち止まらずにはいられないし、ホエールウォッチングは是非一度行ってみたい。
 同時に、給食で鯨肉のオーロラ煮やら竜田揚げやらを食べて育った世代でもあります。給食に出てた鯨肉は硬くてあまり好きではなかったけれど、捕鯨基地港のある町で新鮮なブロック肉を食べた時の、あの美味しさは忘れられない。焼いて良し、カレーに入れて良し、安価だし、牛肉なんか要らないって思ったね。

 苛烈な捕鯨反対国が、日本向けの牛肉輸出大国であることも、念頭に置く必要があると思います。単なる愛護感情ゆえに政府レベルが声明を出すとは思えない。

 鯨肉食と、大規模な牛肉産業の、どちらが環境にやさしいか、自然を破壊するか。誰か比較検討とかシュミレーションとか、してくれないかな・・。

「・・そうねぇ」と思ったら→1クリック☆