六畳の神殿

私の神さまは様々な姿をしています。他者の善意、自分の良心、自然、文化、季節、社会・・それらへの祈りの記。

ヒモつき林檎

2008年09月21日 | 食べもの
 安曇野のりんご。品種は「つがる」です。

 ヒモが結ばれているのにご注目下さい。
 これは落果防止のためだそうです。

 自然な状態のつがるは収穫直前に落ちてしまうという性質があり、年によっては半分以上落ちてしまうこともあるそう。そのため一般には落果防止剤というホルモン剤を使う。つがるという品種のりんごを栽培する上では、やむを得ないそうです。(し、知らなかった・・
 でも、特別栽培(減農薬・無化学肥料栽培)をしている【信州安曇野 広瀬農園】では、環境への負荷や安全性、おいしさを考えて、この防止剤を使わない。
 ・・しかしそれでは、おいしくなるまで充分に熟させようとすればするほどりんごを失う結果になる。でも未熟なうちに収穫したくない。
 
 熟慮の結果が、落ちないようにりんごを紙ヒモで結んでしまう、という方法でした。

 「結びのつがる」
 簡単な発想と思いがちだけれど、もし「りんご狩り」とか「みかん狩り」とかの経験があれば、農家でない私たちにも容易に想像できるでしょう、実ったひとつひとつをヒモで結ぶ作業の大変さ・・
 「結ぼう!」と決断した時点で、この生産者がいかに「美味しくて安全なりんご」を作ることに情熱を傾けているかをうかがい知ることができます。「こんなこと考えるりんご農家は、日本中できっとこの広瀬農園だけだよ」とダーリン。応援したい、若いりんご農家さんです。

 さっそく頂きました。
 スーパーなどで購入するつがるとは、味の濃さが全然違う~

信州安曇野 広瀬農園
      〒399-8103 安曇野市三郷小倉3121-9 電話/fax0263-77-6619
      hirose-ringo@gray.plala.or.jp
       

最近の定位置

2008年09月16日 | 日々のこと
 チャーリーです。

 最近、この場所がお気に入りみたいです。

 横巾の貫禄を、この写真では充分お伝えできないのが残念。

 実は桜咲く頃。ふくらみはじめたチャーリーの横腹を見ながら、私は悩んでいた。
 マイケルと違って、チャーリーは明らかにノラっぽい。・・だからもし数週間後にミニサイズのチャーリーが出現したら、ひとつふたつは私も拾うべきだろうか・・いや、見なかったふりをしても良いだろうか(いや良くないだろう)・・いやいや、こっちが拾う気でいてもチャーリーが仔に触らせないかもしれない・・

 マジ悩んでたんだよ

 そして夏が過ぎ、いつのまにかもう秋。
 数ヶ月たっても、いつまで待っても、チャーリーからは何も産まれる気配はなく・・
 つまりはただのデ●猫だっただけかい

 ホッとしたような、残念なような

15日の予定

2008年09月14日 | 文化・社会
 ■うそと時間かせぎは許さないぞ!
  すべての拉致被害者をすぐに返せ! 緊急国民集会

 6月、8月の日朝協議で「再調査」を約束した北朝鮮は、過去4回も「調査」を捏造しています。その経過を踏まえ、安易な制裁解除を行うべきではなく、再捏造には即追加制裁を行うべきことを訴えます。制裁は効いています。日本は自信を持って「全員返せ」と要求すべきです。金日成時代の拉致を知る元工作員もビデオ参加。

        記

日 時 平成20年9月15日(月、祝日)
    午後6時〜8時 開場5時半

場 所 星陵会館大ホール(03-3581-5650)
地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線永田町駅下車(6番出口)徒歩3
分、千代田線国会議事堂前駅下車(5番出口)徒歩5分、地下鉄南北線
溜池山王駅下車(国会議事堂前駅5番出口)徒歩5分、銀座線・丸の内
線赤坂見附駅下車徒歩7分

司 会 櫻井よしこ

登壇者 家族会、救う会、拉致議連役員メンバー

参加費 無料(事前申込み不要)

主 催 家族会・救う会・拉致議連

連絡先 救う会事務局 03-3946-5780 FAX03-3946-5784
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905

        

 将軍さまが重病だとか、ホンモノはとっくに死んでて今回は影武者が倒れちゃったんだとか、重病は跡継ぎと目されていた息子の方だとか、いろんな情報が乱れ飛んでいますが。最新の北情報なども聞けるかしら?それとも今回は自民党総裁選がらみの国内向けアピールが中心かしら?

ピロートーク

2008年09月13日 | 日々のこと
 さて今日も一日終わったね お疲れさま さあ寝よう ・・と電気を消して。眠りにおちるまでのほんの数分。何と言うこともない会話をする。近所のノラ猫の力関係についてとか、テレビ番組の感想とか、ゴミ出しのこととか。

 二人とも不眠には悩んだことがないので、ほんの数分しか会話できない あっちゅーまに寝ちゃう
 それでも、その数分が至福の時だなぁ・・と感謝の思いで胸がいっぱいになる。

 こういう平凡な夜が、いかに貴重でこわれやすくてかけがえのないものであるかは、失った時にしか分からない。

 こういう平凡な夜が過ごせるのも、私・ダーリン双方の親が、何のかんの言いながらも元気で、ほっておいても心配のない状態だからだとつくづく思う。身近に、命の危険や危惧を抱かせる状態がとりあえず無いのは、本当に稀有な時間で、ありがたいことだ。こればっかりは、神さま仏さまご先祖様のお守りに、両親の健康に、感謝の手を合わせずにはいられない。

 それはさておき。

 昨夜もしゃべっていて、あいかわらず内容は何ということもないものだったのだが、翌朝あらためて考えてみると面白いなぁ~と思ったので書いちゃう。

 電気を消した暗闇の中で、私が唐突に(意図してニュートラルな口調で)尋ねる。
 「ねぇ、ダーリンは私のことをどう思ってる?」 
 「どうって?」質問の意図をはかりかねて戸惑うダーリン。

 ・・実は以前にもこの質問をしたことがある。なので、この質問はもはや、思考実験とか連想ゲームの始まりを宣言するみたいなニュアンスを帯びている。真剣な遊び、というか

 私「・・えーとね。いま、どう思ってるかと訊かれて、ぱっと何を考えた?思い浮かんだことを教えて」

 ちなみに、私が期待していた答えは。毎日仕事に行ってがんばってるねとか、最近料理のできる時間が固定してきたねとか、休みの日は寝てばかりで掃除をしないねとか、そういう日常の私に対する評価を、プラスにしろマイナスにしろ、訊きたかったのだ。

 しかしダーリンの答えは。
「画像が浮かんだ。目の前に、ぱっと顔が見えた」

  ・・・???
 そ・・そうなんだ・・ 予想外の答えに、目が点。
(ま、この予想外が面白いからこんな会話をしかけるんですけどね。)

 「じゃあ君は?オレのことをどう思っているの?」
 ぅをっ 反撃きたっ

 「えーとえーと・・毎日机に向かって頑張ってるなぁと思う。頑張りすぎて、からだが辛かったり、無理してないかな、とか・・」
 ダーリンは、別に無理してるわけじゃないと言った後、いまちょっと熱中している仕事がらみの知識を私にわけてくれる。私には全くちんぷんかんぷんの業界の話で、内容は分からないけど、ダーリンが面白いと感じられている現状は良いね~と感想を述べる。

 このあたりで、ふたりとも睡魔に捉まる ・・・

            

 ダーリンが連想したのは、映像。視覚記憶。
 しかし私は正直、ダーリン顔が目の前に浮かんだりはしなくてヒソカに焦った(ゴメン~)。私の脳裡に浮かんだのは、毎日の時間のなかで積み重なっていく、相手への《自分の想い》。

 ダーリンの反応は、典型的な「男脳」の反応。
 そして私のは典型的な「女脳」の反応。

 相手というものを、あくまで自分とは別の対象物として、現時点の状態をまずは視覚的に認識・把握して分析・理解しようとする男脳。

 相手の輪郭を、時間の流れの中で自分の中に積み重なってきた事実から形作ることで、相手を把握し理解しようとする女脳。

 この脳の特性を分かっていないと、昨夜の会話も、かみあわなかった、すれ違っちゃった・・って感想になるかもな~、ふむふむ・・と興味深く思ったのでした。
 

本日の読書

2008年09月07日 | 読書
 病院の待ち時間に、徳間書店から出ている井沢元彦の「仏教・神道・儒教 集中講座」を読みました。
 面白くて読みやすい文体、かつ休日のため病院が混んでてえらく待たされ、まだお会計が済んでないうちに読了。
 (え~読み終わっちゃったじゃんよ~
 かなりヒマをもてあます。
 (姉妹本の「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」も早く読んでみたぁい

 この本、いろんなヒントやネタ満載なので、正直、人に教えたくない(笑)・・とか思ったけどもう文庫になってる。文庫になるくらい読まれているのね(かなり有名な本なのかな?) 
 

 これを読むと、北京五輪でさまざまな偽装が明らかになっても平気なチャイナ感覚のカラクリ(出処?)が、儒教であることがよ~く分かった
 そんでもって、なんでお隣の国なのに彼らと我々がこんなに分かり合えないのか、についても理解が進む。

 なぁ~るほ~ど~ねぇぇ~。

 あちらは日本の感覚を決して理解しようと思わないかもしれないが、日本人はあちらのココロのこのカラクリ、知っといた方が良いと思うなぁ。どっちに価値を置くかは別にして、つきあいかたの心得として。ご一読、おススメします。