日曜日午前中、雨が上がり青空が見え始めるとすぐに水上バイクに乗った若者たちが現れ、水しぶきを上げて走り回っていた。肌寒いくらいでもまだ夏なんだね。
夕暮れ間近、空がピンク色に染まり、低く垂れこめた白い雲と黒い雲、きれいだなあ!
12日の『おじさん図鑑』の「良き政治家を選択するしか」を読んで、頷くことしきりだった。
国会の答弁の秘けつは、絶対にまともに答えないことに尽きるらしい。
たとえば「AかBか」と判断を迫る質問に対しては、回りくどい説明をしたあげく、「こうしたことを勘案し、AあるいはBの“いずれにせよ” “万全の”対策をして“全力で”対処します」と答える。AかBか、けして口にしない。質問者が食い下がって「Aだとしたらどう考えるか」といえば、「仮定の質問には答えられない」とか「回答を差し控えたい」というのだ。
言質をとられないための稚拙な技巧なのだろうが、回答すべてが無意味かつ無内容だ。加えて、回答者のほぼ全員が誰かが書いた文書を読み上げるだけで、自分の言葉で自分の思いを表明することはない。
その政治家に国家百年の大計と、揺るぎない信念があれば、口べたであっても国民の心に届く。“いずれにせよ” “万全の” “全力で”などの空疎な言葉は耳を通り過ぎるだけ。また「仮定の質問」こそ国の行く末に関わる重要事だ。政治家はどうしたって答えなければならない。
いずれにせよ戦後76年の夏、惨禍を繰り返さないためにも、ワシらは万全の備えで良き政治家を全力で選択するしかない。
そういえば先ごろ、菅首相が「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」の挨拶の中で原稿を1枚読み飛ばし、意味が通らない箇所があったとか。一国の首相が原稿を読み飛ばすなんてもっての外だ。たとえ役人が作ったものであっても発表前にしっかり目を通しておけば気付くはずだけどネ。これこそ「自分の言葉で自分の思いを表明していない」ということだ。が、自分の思いを自分の言葉で話せる政治家なんて、まずいないだろうね。
そもそも、テレビで放送する国会中継を見ても分かるように、質問は事前に提示されており、それに対する答弁はどの省庁が答えるかを決めて、割り振られた部局が答弁書の原案を作成、それを政治家が読み上げるのだ。答弁するのは大臣か政府委員だが、さらに突っ込まれた質問をされて答えられず、背後にいる官僚に助けを求め、耳打ちされて答えるという場面もよくある。
また内閣改造で新たに大臣を任命する際、よく言われるのは「適材適所」である。が、どの大臣も自分の担当する分野に精通しているわけではない。大臣の場合はすべて優秀な官僚機構にまかせるので大丈夫、まったくの素人でも大臣は務まるのである。
いい例が、第四次安倍内閣で五輪・パラ担当相にサイバーセキュリティ担当相も兼務した桜田大臣は、国会質疑において「普段パソコンを使っていない」と発言し波紋を呼んだ。この発言は各国のメディアも取り上げ「本当に大臣の資質があるのか」と疑問視されたという。専門的知識がない政治家は優秀なブレーンがいなかったらどうにもならないのである。
しかし選挙の街頭演説だけは別らしい。文章は秘書が作るのだろうが、聴衆の前で原稿を見ながらしゃべる政治家はいない。せめて選挙演説くらいはしっかり覚えて、自分の言葉にしてしゃべってもらいたいものである。
選挙も近くなった。飛鳥氏の言うように、今度こそ良き政治家を選択しようね。
自分の頭の中でまとめた考えを聴衆にうったえる仕事を丸投げしては、さすがに鈍い国民と上から目線で接する候補者も、「まずい」とこれは身の保身から考えているのでしょうね。
政治理念の確立無い烏合の衆にすぎない今の政治家たちと云うのは言い過ぎかな?
善き政治家を選ぶ我々民衆も少し学ぶべき秋(とき)がやってきています。
頑張りましょう
政治家はいいブレーンがいないとダメ。が、しっかりとサポートしてくれる側近はなかなかいないでしょうね。いままで「縁の下の力持ち」だった菅さん、今度は自分の「縁の下の力持ち」が見つからなかったようです。
もう「菅おろし」が始まっているとか。が、だれがなってもこのコロナ禍を終息できる人はいないでしょう。みんな保身でいっぱいですから。
マスクもしないで大声でタクシーの運ちゃ話し掛けてくるヨッパライが入るらしいですね。
これじゃ何時になったらコロナ禍が収束するか分かりませんね。菅首相も大変です。
昨日街に出てきました。マスクをしない人が増えたような気がします。緊急事態宣言を出しても意味がないようです。皆さんコロナ馴れしてしまって・・・。
私も見ましたよ。こんな人は逮捕ですね。
でも政治家が外食するのですから、国民が言うことを聞くはずはありません。「李下に冠を正さず」です。
すごい数になってきました。どうなるのでしょうね。