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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

じっくり鏡と向き合ってみて!・・・

2016-01-10 | 泣けてきます

 わが購読紙に毎週木曜日に掲載される人気コラム『おじさん図鑑』がおもしろい。エッセイスト・飛鳥圭介氏によるものだが、ずいぶん昔から彼のファンで、辛口だがユーモアがあり、的を射た意見にうんうんとうなずきながらいつも楽しく読んでいる。昨年末の「じっくり鏡と向き合ってみて」には、自分自身と照らし合わせて思わずクスッ! 書かれていることすべてに納得することしきりだった。
 【慣用句で「自惚れとかさけ(皮膚病)のない者はない」という。人はほぼ例外なく「自惚れ」の気持ちがあるものだ。逆にいえば、自惚れがなくては人は生きていけない。ある程度、己で己に惚れていなければ、「私」という存在は生きるすべがなくなってしまう。
 たとえば容貌について、一般に「そんなにイケ面ではないが、まあ普通か、あるいは普通よりはちょっと良いほどの顔立ちだろう」と、自惚れている。これは老若男女の別はない。おじさんもまた、そのひとりだ。内心「ま、男ぶりでは結構上等の部類であろう」と思っていた。
 が、ある日、送られてきた旅行のスナップ写真を見て、自惚れと自信が砕け散った。そこに写っていた己の姿は、大変にみっともなく情けないものであった。腹は出て、脚は短く、容貌も無残きわまりない。よく今日まで、この姿で生きてきたものだ。しかし、どうしようもない。自惚れを修正して、人生を続けるしかないのだ。
 
読者諸兄姉も、ひとごとと笑っている場合ではありません。どうかひとつ、ご自分の近影をじっくりご覧の上で、自惚れ鏡と向き合ってみてください。】
 

 「
自惚れがなくては人は生きていけない」、ごもっとも! 私も自惚れを修正して人生を続けてきた一人で、今さら鏡と向き合っても驚きはしない。現在、体重は51kgである。51kg代になったのは30年ぶりだろうか。だが、30年前の51kgと今の51kgでは体型がまるで違うのだ。あの頃は40代半ば、ブラウスのすそをタイトスカートの中に入れて、ヒールの高い靴を履いて颯爽と…。それが今は、横から見ると下腹に肉が付き、お尻は垂れてしまって、どっちが前か後ろか分からない体型になってしまった。
 
若い頃は「足がきれいね」とよくいわれた。足首がキュッとしまって、自分でも足にはちょっとだけ自信があったのだ。が、今ではふくらはぎに老人性紫斑が2つ3つ。前側はというと乾燥して“粉ふき芋”みたい。張り切っていた皮膚も“ちりめん皺”がよって見る影もない。が、足はストッキングで隠せるし、お腹もお尻も洋服である程度はごまかせる。が、顔だけは隠しようがないのよね。トホホ! 

 私は60歳を越えてからは自分の写真はぜったいに撮らないことにした。友人と旅に出ても専属カメラマンに徹して、たまに「お2人で撮りましょうか?」と言ってくださる方がいても、丁重にお断りする。理由は写真写りが悪いから…。が、こればかりは実物が悪いのだからどうしようもないのにネ。
 
昔、知り合いの写真屋さんでパスポート写真を撮ってもらったとき、「そこそこ見えるように修正して」って頼んだら、「空港の入国審査で写真と違うと言われたらどうする?」と言われて大笑い。で、前科○犯の手配写真みたいなみっともない写真のパスポートで我慢したが、見せるのがイヤだった。
 
先日も「個人番号カード」の申請用写真を、デジカメのセルフタイマーで自撮りしたが、シワだらけのみっともない顔はそのまんま。実物の“老醜”は超リアル、デジカメの性能の良さが恨めしい。ああ、無情!

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (suri-riba)
2016-01-11 12:14:17
同い年ながら、私とは程遠い「ピチピチグラマー」を誇るボディーに泳ぎで鍛えた筋肉、メリハリのあるお顔・・と想像しておりました。 がご自分での評価はキツイ。
体型があまり変わらないので昔の服をいつまでも着ていましたら、そこがら出ている顔、手足にびっこり。ビポー&アフターその物ですよ。
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Unknown (sirousagigamanoho)
2016-01-11 16:20:10
ズバリお説のとおり、こんなに老醜をさらけ出してよくまあ外出できるものだわ」と自分で突っ込みいれてます。
親から頂いた容貌云々はさて置き、体重の変化無いのにお腹回りが!
垂れ下がったお尻の、横から眺める無様さ!
直視を避けるのはやっぱり自惚れが関与しているのかな?
近影の機会はもっぱら回避
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Unknown (オールドレディー)
2016-01-12 09:56:56
★suri-ribaさま
ほんと、ビフォー&アフタ-の、そのギャップの大きさにもうガックリ。いくら筋トレしても皺が伸びるほど筋肉は付きません。
今、何が恐いかというと“鏡”と“カメラのレンズ”です。己の姿に脂汗を流したガマの心境そのものです。どんなにあがいても年には勝てないということを身にしみて感じてガックリきています。
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Unknown (オールドレディー)
2016-01-12 10:06:45
★sirousagigamanohoさま
60歳代はまだ少しは自惚れも通用しましたが、もう自惚れるところは微塵もない事を実感しています。修正も及ばぬほどの老醜「鏡よ鏡、世界で一番醜い者は誰?」と言ったら自分の顔が出てきたりして…。wwww
宝くじが当たったら全身の美容整形でもしましょうか。けど、修正しても戸籍だけは変えられないし…。まあ、歩いていて石を投げられるほどではないので諦めましょうか。
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