あるサイトに「なぜ女性は電話の時に、声が高くなるのか?」という質問があり、ユーザーからさまざまな回答が投稿されたという記事があった。
たしかに、女性は電話で話すとき、高めの声でハキハキと話す人が多いようだ。私の姉もそうである。姉はパソコンをやらないのでこのブログを見ることはないからナイショ 電話すると「はい、○○でございます」と脳天を突き抜けるような高い声で応じる。が、私と分かると、とたんに1オクターブは下がる。姉は少々「外良しの内悪し」の傾向があり、電話だけでなく他人には誠に愛想のいい声で話すのである。ゴメン!
反対に私は電話に出るときも普段も同じ、しゃがれ声のとんでもない悪声である。30年以上も使用しているぜん息の吸入薬の副作用で声帯がやられてしまって、高音も低温も出にくいので歌を歌うと音痴になってしまう。昔はカラオケが好きで、まあまあ上手いほうだと自分では思っていたのに、今はまったく歌えないのが悔しい。
しゃがれ声で電話に出ると、相手は「どうしたの? 風邪引いてるの」とか「具合が悪いの?」とか聞いてくる。知らない人が声だけ聞いたら、どんな老婆かと思うだろうネ。私の悪いところは顔と脳と性根の3拍子、どれも治しようがないところばかりで、それにこの声が加わって、もう最悪。鈴を転がすような声の持ち主がうらやましくてたまらない。カナリアだったらとっくの昔に山に捨てられているわ。
高い声になる理由は主に二つあるという。学問的にはどのように考えられているのだろうか。心理学者の内藤誼人先生の話では、
「心理学的には、二つの理由が考えられます。一つは相手に好意を与えるためです。好きな人と話す時は、自然と高い声になりますよね。もう一つは相手の顔が見えず、無意識に不安を抱くためです。後者のケースでは声に震えが入ることが多いですね」
また、好感度アップに効くテクニックだとも。ちなみに内藤先生は声の高さだけで好意の有無を判断できると言う。「電話の時だけでなく日常生活でも同じことが言えます。よく特定の人の前だけで高い声を出す人がいますが、あれも相手に好意を示そうとしているのですね。声の高さに注意していると、誰が誰に好意を持っているのかが簡単にわかります」
「逆にばれるくらい声色を使い分けたほうがいいですよ。自分に好意を持ってもらいたい場合、あえて声を高くするのです。好意を持たれて悪い気がする人はいませんから。そのためにボイストレーニングをして、やや高めの陽気な声を出す練習をするという話もあります」
鳥のオスはメスの気を引こうと美しい鳴き声を張り上げる。鳥だけでなく、生物界ではほとんどオスの方が声も姿かたちも美しい。が、人間界では声も姿かたちも美しいのは女性の方(そうでない場合もあるが)だ。戦後、「女と靴下は強くなった」と言われるが、今では女性の方からモーションをかけるのは珍しくも何ともない。
たしかに、女性は好きな人の前では甘えた声を出す。猫なで声などお手の物だろう。が、今どき、声の美しさに引っ掛かるような純情な男性がいるだろうかネ。いやいや、分からないよ。昨今は「声美人」はルックスに勝る! なんて言うそうだから…。ババもせめて「声美人」だったらなあ。もう遅いって!
わかっちゃいるけどついついお淑やかに声までソプラノ生きてゆく上の知恵みたいなものでしょう。
男女問わず、良識あるマナーと身だしなみ、素敵な声で話される豊富な話題、こうくれば世間の波風も騒がしくならないはずですね。
「声美人」も大切ですがオ-ルドレディさまの深い教養がそれ以上の魅力ブログページは夢を与え続けますよ
声を聞くだけでその人となりを想像できますから、せめても「声美人」くらいはなりたいです。
老いるということはなんと哀しいことでしょうね。顔の皺は人生の年輪といいますが、自分の皺を誇れるような人生でもなかったのに…。
教養なんてお恥ずかしい。聞きかじった事にネットで仕入れた情報をもとに文字を連ねるだけ、読んでいただけるだけでうれしいです。