先日、購読紙の投稿欄「泉」に、67歳の主婦の方が『家計簿』というエッセイを投稿されていた。
【「家計簿をつけるのが大好き」と言うと、大半の人は驚いたり、感心したりする。こと細かに記帳するのが好きだ。質素倹約というのも嫌いではないけれども、とにかくつけるのが好きで、たとえ1円のお金でも何に使ったか分からないのが嫌なのである。
月末の集計をする時はワクワクする。収支がドンピシャリと一致する時もあるが、10円単位で合わない時もある。でもめげない。翌月は頑張ろうと思う。毎年12月に入ると、家計簿と手元の現金の出し入れを記入する家計当座帳を購入。大晦日には1年分の決算をし、その額を参考にしながら新しい年の予算を立てる。楽しい作業である。
「収入とは手取り額でなく、所得税、住民税、社会保険料などを差し引く前の金額である」。あたり前のことだが、この考え方が好きで長年続けてこられた。公共料金などの口座引落し額も、カードでの支払いも全て記帳する。
わが家は年金暮らしである。破たんすることのないよう、収入に見合った堅実な家計運営をしていきたいと思う。】
私も家計簿をつけているから、この方の気持ちがよく分かる。私の家計簿歴は昭和48年2月からだから、今年で43年目だ。最初は婦人雑誌の付録で始まり、次に本になった家計簿、そしてパソコンを買ってからはエクセルで自分流の家計簿を作り使っていた。
平成14年に「てきぱき家計簿マム」のソフトを購入、結構これが便利で、もう13年も使っている。そろそろ最新版に買い替えようかと思うのだが、今年中にはWin10搭載のパソコンを買いたいなと思っているので、そのときに最新版にしようと思っている。
この家計簿ソフトは、金額を打ち込むだけで一瞬にして計算してくれるので、現金残高はもちろんのこと、預貯金の口座残高、有価証券残高など、わが家の財政状況は一目瞭然である。予算表も作れるし、家計診断で前月比、前年比、予算との比較もできる。カード管理もできるが、私はカードは作ったことがないので必要ない。費目は自分流に作りかえる。食費などはコープ、食材宅配のヨシケイ、スーパーで買うものを一般として分けるだけで、まことに大雑把なものである。
上記の投稿者は月末に帳簿残高と現金を照合しているそうだが、私は1週間ごとに照合しないと何に使ったのか思い出せなくなる。残高と財布の中の現金とが一致しないと気持ちが悪いのは投稿者と同じだ。ただ、私はずぼらなので、不明金は1円単位ではなく500円以下なら雑費で調整する。
年金生活者なので毎月の収入は減ることはあっても増えることはない。月末の集計で先月より支出が少しでも減っているとうれしくなって、来月も頑張ろうと思う。金額の張る電化製品や調度品、交際費など、不意の出費がない限り収支はあまり変わらないので予算は立てない。だが、年末に前年度支出額と今年度支出額とを項目別にチェック、いかに支出を抑えるか、に頭をひねるのである。
うれしいことに、昨年の支出金額がこの5年間で一番低く、初めて収入金額内でやってこれた。この3年ほどは10万単位の交際費が3回、テレビ、エアコン、冷蔵庫の故障で、たけのこの皮を剥がして補充した。が、昨年は交際費に15万円使ったが、それでも7万円ほどの黒字だ。今年もまた入学祝10万円が必要で、もう祝儀袋に入れて用意しているが、これ以上の出費のないことを祈るだけである。老人破たんしないように収入に見合った堅実な生活をして、昨年よりもさらに黒字額が増えるようにがんばるぞー!
まあなんと主婦いえいえ社会人の鑑!
凄すぎる。
主婦業51年目で家計簿記帳したのは新婚時代の2~3年
青色申告書作成で四苦八苦が40年。
残された人生数字に惑わされない自由をと叫びつつも、こんな立派な計画実行を知ると、心穏やかでなくなる。
さあどうするsirousagi突っ込みながら
家計簿はその仕訳が難しいですね。
でもこんな仕訳方もあったのですね。
気に入りました。
たけのこの皮をはぎたくないので、先月より今月、昨年より今年と、ひたすら支出減を心がけるようになり、とうとう43年。我ながらよく続いたと感心します。
家計簿というより収支計算表みたいなものですが、もう付けずにはいられなくなっています。別に残す必要はないのだけど、黒字になればもっと…、とそんな欲が出るから不思議です。
老人破たんだけにはなりたくないので倹約に努めていますが、一度でいいから家計簿など忘れて使いたいだけ使ってみたいですわ。
家計簿のようなものでも、男性がそのように家計を管理をなさるなんて、感心ですね。旦那さまに任せておけばいいから奥様は安心ですね。
ほんとうは家計簿なんてつけずにぱっぱと使いたいのですが、わが家のたけのこは細くて皮が少ないもので、何時なくなるか…。10億円とはいいませんが、ミニロトの少額賞金があたることを切に祈る毎日です。
わずかな収入内でやりくりするのは侘しくなることもあります。でも、使うだけ使ってと付けずにいたらどうなるか?
わが家の財政状況はいつも把握しておかないと大変なことになります。
わずかにミニロトに期待しているのですがなかなか…。まあ、バチが当たらないのをよしとしなければ…。今年もケチケチ作戦で行きます。