NTTドコモのマナー啓発動画『歩きスマホ参勤交代』がおもしろい。だが、一つ一つのアクシデントは現実社会でも起こりそうなことばかりで、リアル感があって笑えそうで笑えない。
江戸時代の制度の一つである参勤交代、中学校の社会科で習ったからみんな知っているだろうが、国許から江戸に出府するのが「参勤」、江戸から国許に帰るのが 「交代」で、合わせて「参勤交代」となる。その参勤交代の大名行列で全員がスマホを持っていたらこういう悲劇が起こる、というなんともユニークな設定である。
出発と同時に大名行列のみんなが手にしているのはスマホ。お殿様は籠の中でスマホに夢中、お供の武士もスマホに夢中で敵や、周りの様子にまったく気づかない。人にぶつかり、池に落ち、そして転倒、いろいろなアクシデントに1人減り、2人減り…。ようやくお殿様が気づいたときには、もはや誰も居なくなっていたというストーリー。最後のオチ、「皆の者、おもてをあげよ」は絶妙、これほどぴったりくる言葉はない。
「歩きスマホ参勤交代」
昨今、道を歩いていても、電車に乗っていても、片時もスマホを離そうとしない若者の多いこと。スマホによる事故やトラブルは日本に限らず、世界的な社会問題となっているとかで、この動画が海外で話題になっているそうだ。さもありなん、これを見て日ごろのわが身の行動を思い起こし、自省するにはもっとも効果的な動画である。
ガラケーはシニア世代に多いから、よもや「歩きガラケー」なんてしないだろうが、まだまだ携帯を耳に当てたまま車や自転車を運転している人も少なくない。一度痛い目にあえば懲りるのだろうが、困った人たちである。この啓発動画をもっと大々的に広め、「歩きスマホ」の危険性を訴えるべきだと思う。
わが身も同じと肯くのが昨今の風潮!
本当に笑い話で済まされない憂慮の極み
操り人形に人格が有るのか?と叫びたい映像ではありませんか。
確かに便利なスマートフォンですが、命を懸けて守る対象の座かと、使っている人間の知性を疑いたくなる風景です。
スマホでゲームをしていると、まわりが見えなくなったりして危険ですね。
大変面白く、風刺が効いた動画でした。
いまやガラケー、スマホを持たない人を探す方が困難ではないでしょうか。昨今、スマホは使えてもパソコンは使えないという若者が増えているとも。スマホの魅力って何なのでしょうね。
まあ、パソコンがなくては夜も日も明けぬババとあまり違いはなさそうだから、あまり批判はできませんけどね。でも、スマホが使えてもパソコンが使えないようでは就職に差し支えませんかね。
若者がこれほどスマホに夢中になれるのは、ゲームやLINEがあるからでしょうか。でも、時と場所も選ばず夢中になるのは困ります。
たしかに便利だし、おもしろいでしょうが、マナーを守って賢く使ってもらいたいですね。