つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

自衛隊機の事故・・・

2019-06-26 | どうでもいいことですが

 22日の記事より。21日午前9時57分ごろ、陸上自衛隊立川駐屯地でUH1ヘリコプター1機が、緊急時に安全に着陸する訓練中に着陸に失敗した。機体は大きく損傷したが、乗員2人にけがはないという。30代の男性副操縦士が機長になる資格を得るための訓練中に、操作を誤ったのが原因だという。
 また同日、空自は2月に航空自衛隊のF2戦闘機が山口県沖の日本海に墜落し、乗員2人が緊急脱出して救助された事故で、操縦士がエンジン出力を下げた状態で急激に機首を上げたために速力を失い、逆さまになった機体を戻す適切な操作をしなかったとして、複数の操縦ミスが原因とする調査結果を公表した。
 そして4月9日、航空自衛隊三沢基地所属の最新鋭ステルス戦闘機F35A(1人乗り)が太平洋上で消息を絶つという事故が発生した。それについて防衛省は10日、パイロットが平衡感覚を失う「空間識失調」に陥った可能性が高いとの調査結果を公表した。 

 戦闘機やヘリコプター事故は過去にもしばしば発生しており、命を落とした自衛隊員も少なくない。一人前のパイロットになるためには危険な訓練も仕方ないのかもしれない。が、空の訓練は地上と違って、一つ間違えば命はない。高額な戦闘機は修復不可能で使い捨てだろう。その上、事故機回収にも多額の費用が必要となろう。
 ちなみに、UH1ヘリコプター1機の価格は12億円。F2戦闘機1機の価格は約120億円。F35A1機の価格は約116億円。これは購入価格だが、練習機にしても決して安くはなかろう。それが一度の事故で何億、いや何十億という金が一瞬でパーになる。車なら壊れても修理すればまた使えるし、廃車にしても損害額は戦闘機の比ではない。
 人命の安全はいうまでもないが、訓練中の事故で発生した莫大な損害額も無視できない。調査結果はいつも空中での操作ミスが原因だという。今のAI時代でも、どうにもならないのか…。
 防衛費は年々増額している。政府は米からF35ステルス戦闘機を105機購入することを決めたとのこと。総額1兆円以上である。本当にこんなに大量な戦闘機を導入する必要があるのか、私にはさっぱり分からない。

 

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