努力はいつか実を結ぶ・・・

 　23日、マリナーズ・菊池雄星投手が本拠地のオリオールズ戦に先発。6回5安打3失点で降板し、6試合ぶり4勝目（5敗）を挙げたという。5月19日の3勝目から5試合連続で白星から遠ざかっていた雄星、やっとという感じだが、このニュースに隠れファンのババはホッとしている。
　しかし、9日のエンゼルス・大谷投手とのメジャー初対決は、大谷の３打数２安打、１ホームランで、雄星はKO。プロ野球ニュースで見ていたけど、見るのも気の毒だった。 

　少し古い話になるが、3月21日に東京ドームで開催されたアスレチックス対マリナーズ戦で、雄星は米大リーグ初登板、初先発。これは絶対に見逃すわけにはいかない、と病院のベッドの上で、それこそ手に汗を握る思いで見ていた。
　だが、この日の主役は雄星ではなくイチローだった。「イチロー引退」という突然のニュースに驚いたスタンドのファンは、イチローが打席に立つと大声援を送り、場内は異様な雰囲気に包まれた。あの時は雄星はもう完全に忘れられていたね。
　結局、雄星は4回2／3を投げ2失点で降板。初勝利はお預けとなった。が、雄星にとって、あこがれのイチローと一緒にプレーできたあの試合は、一生忘れられない宝物のような思い出となったであろう。
　「頑張って」と声をかけられて号泣。ベンチ前でイチローの胸に顔を埋めて涙する雄星。この写真は何度見てもホロっとくる。 

　朝刊のスポーツ欄のMLBコーナーで、ババは毎日、雄星の名前を探している。華々しい活躍が無くても、努力はきっといつか実を結ぶよ。がんばれ！ 雄星
　今朝のMLBコーナーは、「カブスのダルビッシュは黒星が付き、先発投手として10試合連続で勝敗の付かない記録が途切れた。11試合になれば、1世紀以上もない珍事だった」というニュース。だれも一度や二度はツキに見放され、苦しみ悩む時はあろう。一日も早い復活を祈っているよ。