ようやく各党のマニフェストが出揃った。評論家や識者たちは、「マニフェストで判断して1票を入れよ」というが、各党とも一長一短あってどこの党のマニフェストが優れているとは言いがたい。
昨日の会見で、麻生さんが「安心・活力・責任力」を強調していたが、それが足らないから支持率を下げたのではないんかい
マニフェストはともかく、国民は自民党そのものに愛想をつかしているのである。世襲議員が半分以上という自民党は国民生活とはかけ離れた富裕層の議員ばかり、そんな人たちの目線で行われる政治。また、元総理や派閥の領袖、当選回数の多い長老たちがいつまでも影響力をちらつかせる旧態依然とした自民党。そして、官僚に弱く「天下り」禁止も実行できない。そんな党に新しい政治を望むのは無理と悟ったのであり、多少の不安はあっても政権交代に賭けているのである。
自民党はマニフェストに、『定年まで勤務可能な制度を整備したうえで「天下り」を根絶、官民人材交流センターによる再就職支援も廃止する』としている。これは、官僚や政府の反対で渡辺元行革相が無念の涙で離党するに至った問題である。それを選挙前だからやろうというである。また、これには“3年をメドに”の文言が入っているはずだが、もし自民党が引き続き政権を担当することになれば、今後3年間の移行期間中は、法律的にはまだ「天下り」が認められるため、おおっぴらに行われることもありうる。
現に先日、8月1日付けで4人の「駆け込み天下り」が行われている。元文部科学審議官で独立行政法人・日本学生支援機構理事の矢野重典氏が、文科省所管の認可法人公立学校共済組合の理事長に、これは完全な「渡り」である。たしか、今年の初め頃だったか、麻生さんは「天下り」の“渡り”については申請が出ても承認はしないと明言したはずだが…。また、文科省を退官したばかりの銭谷真美前事務次官が1日付で、独立行政法人の組織の一つ、東京国立博物館の館長に就くことが決まっているという。
そして、元国土交通省事務次官の峰久幸義氏が28日付で、住宅金融支援機構の副理事長に就任。また、独立行政法人・日本貿易保険の理事長に鈴木隆史・前特許庁長官を8月1日付で充てる人事も発表されたという。
各省の大臣は「天下り」ではないというが、これが「天下り」でなくて何だろう。「天下り」できる官僚は地位を上り詰めた人たちばかりで、高額な給料と退職金が手に入り将来の生活の不安などないはずだ。そんな人に、まだ次の就職先をあっせんする必要がどこにあるのか。もし退職後の生活に困るのなら、我々と同じようにハローワークに行って仕事を探せばいい。官僚だからといって特別扱いする理由がどこにあろうか。
また、世襲制限が問題になっている中、さすがに、青森1区の津島元厚相の長男の公認は見送った。そして、出るの出ないのと二転三転した宮崎1区の中山前国交相の公認も見送った。が、どちらの区にも公認候補は擁立せず、自民党県連公認、または推薦とするというのであるから、実質公認したのと同じことである。また、離党した渡辺元行革担当相が出馬する栃木3区には森山元官房長官を擁立することを決めたそうだが、森山さんは御年81歳。もういい加減引退してしかるべきだが、これが相も変らぬ自民党の体質なのである。
今朝のわが購読紙に、法政大教授の五十嵐氏が自民党のマニフェストについて述べていた。その中に、『「安心な国民生活の構築」が最初に掲げられているが、「生活を破壊して不安を高めた自民党がよく言うよ」と思う国民も多いだろう。また、民主党と競い合うような生活支援策や、「70歳はつらつ現役プラン」などの雇用対策は、なるほど、その気になればすぐ実現できる政策に見える。ならば、どうして、今までそれらを実行しなかったのか。自民党はこれまで政権与党であり、そのチャンスはいくらでもあったはずなのに…』と書かれてあったが、本当にそうである。また、10年後には…、という先の長い話より、今をどうにかして欲しいのである。
いよいよ麻生さんも地方遊説に出るらしい。だが、連日、自民党と民主党が相手側のマニフェストに難癖を付け、非難合戦をやっているのは見苦しい限りである。自党のマニフェストが正しいと思えば、それを国民に理解してもらうよう懇切丁寧に説明し、自信を持って正々堂々戦えばいい。いい大人が相手をけなすことで己をアピールしようなどと、政治家としては余りに器が小さい。
どこの新聞記事だったか、いいことが書いてあった。『政治は、与党と野党があってこそ成り立つ。強い与党を作るためには、しっかりとした野党の存在が不可欠だ。自民党は今回下野しても、そこから復権する策をじっくりと練ればよい』と。麻生さんに読ませてあげたいネ。
昨日の会見で、麻生さんが「安心・活力・責任力」を強調していたが、それが足らないから支持率を下げたのではないんかい

自民党はマニフェストに、『定年まで勤務可能な制度を整備したうえで「天下り」を根絶、官民人材交流センターによる再就職支援も廃止する』としている。これは、官僚や政府の反対で渡辺元行革相が無念の涙で離党するに至った問題である。それを選挙前だからやろうというである。また、これには“3年をメドに”の文言が入っているはずだが、もし自民党が引き続き政権を担当することになれば、今後3年間の移行期間中は、法律的にはまだ「天下り」が認められるため、おおっぴらに行われることもありうる。
現に先日、8月1日付けで4人の「駆け込み天下り」が行われている。元文部科学審議官で独立行政法人・日本学生支援機構理事の矢野重典氏が、文科省所管の認可法人公立学校共済組合の理事長に、これは完全な「渡り」である。たしか、今年の初め頃だったか、麻生さんは「天下り」の“渡り”については申請が出ても承認はしないと明言したはずだが…。また、文科省を退官したばかりの銭谷真美前事務次官が1日付で、独立行政法人の組織の一つ、東京国立博物館の館長に就くことが決まっているという。
そして、元国土交通省事務次官の峰久幸義氏が28日付で、住宅金融支援機構の副理事長に就任。また、独立行政法人・日本貿易保険の理事長に鈴木隆史・前特許庁長官を8月1日付で充てる人事も発表されたという。
各省の大臣は「天下り」ではないというが、これが「天下り」でなくて何だろう。「天下り」できる官僚は地位を上り詰めた人たちばかりで、高額な給料と退職金が手に入り将来の生活の不安などないはずだ。そんな人に、まだ次の就職先をあっせんする必要がどこにあるのか。もし退職後の生活に困るのなら、我々と同じようにハローワークに行って仕事を探せばいい。官僚だからといって特別扱いする理由がどこにあろうか。
また、世襲制限が問題になっている中、さすがに、青森1区の津島元厚相の長男の公認は見送った。そして、出るの出ないのと二転三転した宮崎1区の中山前国交相の公認も見送った。が、どちらの区にも公認候補は擁立せず、自民党県連公認、または推薦とするというのであるから、実質公認したのと同じことである。また、離党した渡辺元行革担当相が出馬する栃木3区には森山元官房長官を擁立することを決めたそうだが、森山さんは御年81歳。もういい加減引退してしかるべきだが、これが相も変らぬ自民党の体質なのである。
今朝のわが購読紙に、法政大教授の五十嵐氏が自民党のマニフェストについて述べていた。その中に、『「安心な国民生活の構築」が最初に掲げられているが、「生活を破壊して不安を高めた自民党がよく言うよ」と思う国民も多いだろう。また、民主党と競い合うような生活支援策や、「70歳はつらつ現役プラン」などの雇用対策は、なるほど、その気になればすぐ実現できる政策に見える。ならば、どうして、今までそれらを実行しなかったのか。自民党はこれまで政権与党であり、そのチャンスはいくらでもあったはずなのに…』と書かれてあったが、本当にそうである。また、10年後には…、という先の長い話より、今をどうにかして欲しいのである。
いよいよ麻生さんも地方遊説に出るらしい。だが、連日、自民党と民主党が相手側のマニフェストに難癖を付け、非難合戦をやっているのは見苦しい限りである。自党のマニフェストが正しいと思えば、それを国民に理解してもらうよう懇切丁寧に説明し、自信を持って正々堂々戦えばいい。いい大人が相手をけなすことで己をアピールしようなどと、政治家としては余りに器が小さい。
どこの新聞記事だったか、いいことが書いてあった。『政治は、与党と野党があってこそ成り立つ。強い与党を作るためには、しっかりとした野党の存在が不可欠だ。自民党は今回下野しても、そこから復権する策をじっくりと練ればよい』と。麻生さんに読ませてあげたいネ。

もう自民には何の期待もしていません。
そして今日、某総理が我が県へと来ましたよ。
演説をしてお茶を濁して帰ればいいものの、わざわざ日本海まで足を運んで横田めぐみさんの拉致現場を視察しました。
私が一緒に暮らしている人はめぐみさんとおない年。
もう30年になっていますがそれなのに進展が無いと怒っています。
政府が何の働きかけもしないのに選挙だからといってこの時期に視察ってあまりに馬鹿にした話しではないでしょうか。
拉致を選挙に使われているようで本当に不快です。
駆け込みの天下り、いかにも官僚の悪知恵ですね。
これを無くさないことには日本は滅びます。
脱官僚、これだけでも民主党を支持するべきだと思います。
麻生さんがいくら熱を入れてしゃべっても、何だか白々しくなるばかりです。
選挙というと今まで見向きもしなかったことを取り上げて点数をかせごうというのには腹立たしいだけです。
でも、麻生さんが行くところ大勢の人が集まりますが、まだあれほど麻生人気はあるのでしょうかね。
もっと国民も賢くならなければいけませんね。この機会を逃すともうチャンスはありません。
鳩山さんも“ブレる”ことなく、しっかりしてもらわねば困ります。
普通の人間でも、言説を信用できる人と、この人の言うことはいくら良い事を言っても信用出来ない、という人がいます。特に小泉政権以来自民党は全く信用出来ない党に変わってしまったと思います。
今日は岡田克也さんの演説会に、孫と一緒に行ってきましたが、自民党のように他党の批判ではなく、自分の党のマニフェストと理念を強く訴えていましたよ。
実際に演説を聞くとよく分かるでしょうね。
でも、麻生さんの演説は聞きたくありません。最近はテレビで顔が映ると見ないようにしています。
子ども達や若者たちが聞いても見苦しくないように堂々とした選挙戦をやってもらいたいですね。
「とりあえず1年以内に必ず実現させるのは3点に止まるが他についても財源を確保しながら最大限の努力をしていく」
と現実的な内容を正直に説明していました。
民主党が与党になっても苦難の道だと思いますが、一度政権交代した方がいいとその時も思いましたね。
麻生さんを見ていると、自民党の最後のあがきが見えるようですね。
「財源があいまい…」と自民党は言いますが、野党では国の会計が把握できるわけがなく、あいまいでも仕方ないところもあるでしょう。
まあ、やってみなければ分からないということで、そこは国民も理解しなければすぐに結果を出せと言うほうが無理かも知れませんね。