つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

猿は救助したのではなく、攻撃だった!・・・

2014-12-24 | どう思いますか

 前回のブログ『感電した猿を仲間が懸命に救助』の猿の行動について、22日放送の「ニュースウオッチ9」で、あれは救助ではなく攻撃だったと専門家が異論を唱えたという。
 番組では、京都大学霊長類研究所の古市剛史教授の意見を紹介した。番組の電話インタビューに応えた古市教授は「噛み付いたり水路に突き落としたら、相手が覚醒するかもしれないということを(猿が)考えるわけがありませんので、おそらくこれは救助じゃなくて、攻撃だったんだと思います」と、猿の救助説に異論を唱えた。
 さらに、古市教授は「(意識を失った猿は)頭の上がらない存在」と説明し「何らかの理由で(相手が)身動きがとれないということを確認したらそれは、相手を引きずり下ろす千載一遇のチャンス」と、今回の猿の行動は、弱った相手を攻撃しているのだと説明した。
 また、古市教授は、意識の戻った猿への毛づくろいについても「相手が覚醒してしまったら、昔通りの関係に戻るんですね。つまり、その(相手が動かない)時間帯だけが、一種独特の攻撃行動を誘発する時間帯なんじゃないかなと思います」と語り“救助説”を真っ向から否定した。

 情愛豊かな救出劇と感動を覚えたが、まったく違うと専門家に否定されるとは…。人間に最も近いといわれる猿だが、人間のように考えるという知能はない。古市教授の「噛み付いたり水路に突き落としたら、相手が覚醒するかもしれないということを(猿が)考えるわけがない」という意見には納得できる。ならば、「相手を引きずり下ろす千載一遇のチャンス」と判断することができるのだろうか。また、気を失っているときは相手を攻撃し、覚醒すると今度はへつらうがのごとき相手の猿への毛づくろいなど、そんな変わり身の速いことができるのは人間だけかと思ったが、猿にもそのような知恵があるのだろうか。
 平素、頭の上がらない存在の猿への攻撃のチャンスだったとしても、その攻撃の仕方はあまりに執拗で、まかり間違えば死んだかもしれないほどの手荒さだった。それほど怒りを覚えていたということなのか。だが、それなら相手の猿が水の中で息を吹き返したとき、ビックリして飛びのくだろうに、そんな態度は見えなかったし、何ごともなかったかのように毛づくろいや背中を撫でるなどのやさしいしぐさを見せている。そんな変わり身の速いことができるとしたら、この猿は相当悪賢い知恵を持っているということになるが…。でも、考える知能を持っていないなら、善行も悪行もなしえないのではないか? お偉い専門家のご意見に逆らうようだが、私はやはり救助だったと思いたい。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 感電した猿を仲間が懸命に救... | トップ | 「柿」を焼くとトロットロに... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2014-12-25 08:43:43
我が家の生後1年余りもワンコがいます。なかなか言うことを聞かないので訓練所のお世話になっています。
犬は常に仲間のリーダーになりたがっています。中途半端なことをすると人間に勝ったと思い言うことを聞かなくなります。
と言われたが、私はちょっと違うのではないのか最近思うようになりました。犬とのコミニケーションは難しいですね。
猿の取った行動は攻撃だったのだろうか、救助だったのか・・・・判断は難しいですね。
返信する
Unknown (オールドレディー)
2014-12-25 09:01:04
★亀さま
動物は知能は劣るが感覚は人間にも劣らないそうです。
善悪関係なく、ただ本能のままに行動するという説もあります。
もの言わぬだけに、本当のところは分かりませんが、あの猿の行動が攻撃だとしたらとても残酷です。私には助けようと必死にあらゆる事をしたように見えましたが…。

姪の家のトイプードルは、最初父親が犬嫌いで飼うことに反対でした。が、あまりの可愛さに、今では父親はワンちゃんさえいれば、ワンちゃんも父親の姿を見るとそばを離れない。寝るのも一緒だそうです。
飼ったことがないけど、我が家に来て前足をたててすがり付いてくると可愛いですね。
返信する

コメントを投稿

どう思いますか」カテゴリの最新記事