『与野党の分配政策』
衆議院選挙が公示されてから、初めての週末となった23日・24日。与野党の党首は各地で街頭演説し、有権者に支持を訴えた
衆院選で最大の争点となっている「分配」政策のアピールに懸命だが、競い合いはもはや「バラマキ合戦」となっている。各党が「目玉」として競うのが給付金だ。が、各党とも財源論については何も語らない。なぜか? それは財源の裏付けがないことにほかならない。
国民を見くびってもらっては困る。確たる裏付けのない「おいしい話」に飛びつくほど、国民はアホではない。分かっているだろうけど、おいしい話は「話半分」「眉に唾を付けて聞くこと」だよ!
先日ネットに「日本の与野党が“将来世代のことを考えていない”ことへの大きな危機感」という記事があった。私が「なるほど」と合点がいったのはこの部分である。
◎借金が将来世代にツケ回しされ続ける理由
大きく二つ理由がある。一つは、日本人の相当部分がなお “高度成長期の成功体験”にとらわれており、「経済成長がすべての問題を解決してくれる」という発想が根強く、しかも今後も日本はかなりの高成長が可能と考えていて、「負担」や「分配」の問題に目を向けようとしない。要するに、増税などの議論をしなくても、経済成長によって自然に税収は増え、やがて借金は解消されるという“成長パラダイム”に安住している層が多いということだ。
もう一つは、日本社会は概して“場の空気”を重視するので、合意形成が難しい話題は先送りし“その場にいない人間”に負わせる傾向が強い点である。そして “その場にいない人間”の典型が実は「将来世代」なのだ。
政治家にとっても、増税などといった“耳に痛い”話は封印し、様々な「給付」をこれだけ増やしますよといった話だけしていたほうが選挙にも通りやすいから、こうした傾向はますます加速することになる。また本来は「高福祉・高負担」的な政策を提案していくはずの野党が、消費税減税などを唱えていることに強い違和感を抱いている。
たとえコロナ禍が収まっても、若い世代の雇用や生活が不安定なままだと未婚化・晩婚化が進み、ますます少子化が進む。この先どうなるのか、将来に希望がもてなければ生きている意味がなかろう。次世代に負担を負わせてしまった高齢者の一人として申し訳なくて胸が痛む。
財務省次官の「バラまき合戦」選挙への警告
何でもこの次官さん自民党内の反発にも(涼しい顔)だそうですよ。
経済成長大躍進時代の思い出!に浸っている
ご都合主義の老いた政治家たちには
現在の気候変動やパンデミックの危機の意味が理解出来ていないのでは
世界の金融危機は明日にも起こりうるかも?
次世代に負担をかける前に安易な借金!での公約を歌いすぎると「財政破綻」は目前
矢野次官はちょっと変わり者というのはネットにもありました。まあ常人ならとても言えないことです。が、聞く耳持たぬ古狸たちをどうにかしなくては…。
今回、与野党で引退する議員が多いようですが、後継候補のほとんどは世襲です。これではなにも変わりませんね。
政権交代までは望みません。実績のない岸田総理がどのような政治をするのか、お手並み拝見です。