財務省の発表によれば、09年度の一般会計税収は30兆円台後半にまで落ち込むという。鳩山さんは、この税収減を赤字国債の増発で補う方針だというが、その額は過去最大の50兆円台に達するとか。先日行われた世論調査では赤字国債の増発に反対は75.1%。また、赤字国債発行を抑制するためにはマニフェスト実現の先送りや一部修正を「してもよい」とする容認派が68.0%。さあ、どうします鳩山さん? 
作家の堺谷太一氏は、ある月刊誌の論文『民主党よ、豹変せよ!』で、「バラマキと規制強化に溢れたマニフェスト」と批判し、「現在、民主党が主張する政策を本当に実行すれば、日本は“アルゼンチン化”しかねない」と言っている。“アルゼンチン化”とは戦後すぐの同国のペロン政権が福祉優先をしたことで経済破綻したことを指すという。
日本が経済破綻したら、貨幣も国債もただの紙切れとなってしまう。むろん年金も停止されるから、たちまち私など生きてゆけなくなる。現在の日本の借金は860兆円を優に超えており、この借金は自民党発足以来、50年間続いた政官癒着政治の結果である。だが、自民党の古狸は鳩山さんに、「マニフェストが実行できなければどう責任を取るのか」という。だったらこれまでの自分たちの責任はどうなるの?
総選挙前に「自民党には不信感、民主党には不安感」と言われたが、何だか当たっているような…。現政府の面々がやろうとしている姿勢は信頼できる。が、脱官僚のお題目は怪しくなっているし、普天間移設問題では意見の不一致、事業仕分けでは小沢さんのひと言でつまずいた。最初の意気込みやどこへやら、どうもやっていることには不安感を覚えつつある。しかし、まだ50日余、もうしばらくはじっと我慢の子でいるしかないか。
このところ、リーダーシップが問われている鳩山さん、国家予算のやりくりには相当苦労しているようだが、ご自分は株式投資でがっちり儲けていらっしゃるようで…。個人財産何百億というセレブでもまだ財産を増やしたいのであろうか、株の売買は抜かりなくやっておられるようである。それが悪いとは言わないが、08年度の株式売却益約7200万円の税務申告漏れはよろしくない。鳩山事務所は「手違いがあった。修正申告をし納税した」としているが、「ゴメンナサイ」ですめば法律は要らぬ。
さらに今年に入ってからも、みずほフィナンシャルグループなど東証1部上場の8銘柄を大量に取得しているそうである。これを、今年3月の日経平均株価が7000円割れ寸前まで下落したときに買ったとすれば、今の株価でも相当な利益が生じているはずである。いいよね、どんなに世の中が不景気でも資金が豊富な者はいくらでも儲けることができるのだ。こうやって申告漏れが世間に知れたのだから、この際、全額を慈善団体にでも寄付したら? ウン、政治家の寄附行為は禁止されている? ナーニ、その気になればどんな方法でもあると思うけどネ。
その寄付活動についてだが、先日、アメリカのチャリティー団体が2008年の「寄付額が最も多い有名人」を発表したという。1位は、故ポール・ニューマンで、彼は常にとてつもないスケールの大きな寄付をしており、2007年までの生涯寄付額は約175億円、もうすごいのひと言しかないネ。
2008年の1位~5位までの有名人は以下の通りだが、10位以内はみんな億単位である。ご立派!
1.ポール・ニューマン(俳優) 2110万ドル(約19億円)
2.アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット(俳優) 1334万ドル(約12億円)
3.メル・ギブソン(俳優) 650万ドル(約6億円)
4.リチャード・チルドレス(元レーサー) 500万ドル(約4.5億円)
5.オスカー・デラ・ホーヤ(元ボクサー) 350万ドル(約3億円)
余談だが、岡山県北に「山田養蜂場」という中堅企業がある。先代の創業者が体の弱い自分の娘のために始めた養蜂を、世の人のためにと企業化したそうである。現在、ローヤルゼリーの全国販売で躍進中。2代目の現社長は先代の意志を継いで、毎年、利益の一部を学校や福祉団体などに寄付し、広く社会へ還元するという精神を貫いている。セレブからしてみれば百万単位の金など微々たる金額であろうが、毎年、何ヶ所にも寄付するということはいいカッコの体裁だけでは続けられることではない。こういう企業がもっと増えれば、国の福祉の手が届かない小さな地域の人たちが潤うのだけどネ。

作家の堺谷太一氏は、ある月刊誌の論文『民主党よ、豹変せよ!』で、「バラマキと規制強化に溢れたマニフェスト」と批判し、「現在、民主党が主張する政策を本当に実行すれば、日本は“アルゼンチン化”しかねない」と言っている。“アルゼンチン化”とは戦後すぐの同国のペロン政権が福祉優先をしたことで経済破綻したことを指すという。
日本が経済破綻したら、貨幣も国債もただの紙切れとなってしまう。むろん年金も停止されるから、たちまち私など生きてゆけなくなる。現在の日本の借金は860兆円を優に超えており、この借金は自民党発足以来、50年間続いた政官癒着政治の結果である。だが、自民党の古狸は鳩山さんに、「マニフェストが実行できなければどう責任を取るのか」という。だったらこれまでの自分たちの責任はどうなるの?

総選挙前に「自民党には不信感、民主党には不安感」と言われたが、何だか当たっているような…。現政府の面々がやろうとしている姿勢は信頼できる。が、脱官僚のお題目は怪しくなっているし、普天間移設問題では意見の不一致、事業仕分けでは小沢さんのひと言でつまずいた。最初の意気込みやどこへやら、どうもやっていることには不安感を覚えつつある。しかし、まだ50日余、もうしばらくはじっと我慢の子でいるしかないか。

このところ、リーダーシップが問われている鳩山さん、国家予算のやりくりには相当苦労しているようだが、ご自分は株式投資でがっちり儲けていらっしゃるようで…。個人財産何百億というセレブでもまだ財産を増やしたいのであろうか、株の売買は抜かりなくやっておられるようである。それが悪いとは言わないが、08年度の株式売却益約7200万円の税務申告漏れはよろしくない。鳩山事務所は「手違いがあった。修正申告をし納税した」としているが、「ゴメンナサイ」ですめば法律は要らぬ。
さらに今年に入ってからも、みずほフィナンシャルグループなど東証1部上場の8銘柄を大量に取得しているそうである。これを、今年3月の日経平均株価が7000円割れ寸前まで下落したときに買ったとすれば、今の株価でも相当な利益が生じているはずである。いいよね、どんなに世の中が不景気でも資金が豊富な者はいくらでも儲けることができるのだ。こうやって申告漏れが世間に知れたのだから、この際、全額を慈善団体にでも寄付したら? ウン、政治家の寄附行為は禁止されている? ナーニ、その気になればどんな方法でもあると思うけどネ。

その寄付活動についてだが、先日、アメリカのチャリティー団体が2008年の「寄付額が最も多い有名人」を発表したという。1位は、故ポール・ニューマンで、彼は常にとてつもないスケールの大きな寄付をしており、2007年までの生涯寄付額は約175億円、もうすごいのひと言しかないネ。
2008年の1位~5位までの有名人は以下の通りだが、10位以内はみんな億単位である。ご立派!

1.ポール・ニューマン(俳優) 2110万ドル(約19億円)
2.アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット(俳優) 1334万ドル(約12億円)
3.メル・ギブソン(俳優) 650万ドル(約6億円)
4.リチャード・チルドレス(元レーサー) 500万ドル(約4.5億円)
5.オスカー・デラ・ホーヤ(元ボクサー) 350万ドル(約3億円)
余談だが、岡山県北に「山田養蜂場」という中堅企業がある。先代の創業者が体の弱い自分の娘のために始めた養蜂を、世の人のためにと企業化したそうである。現在、ローヤルゼリーの全国販売で躍進中。2代目の現社長は先代の意志を継いで、毎年、利益の一部を学校や福祉団体などに寄付し、広く社会へ還元するという精神を貫いている。セレブからしてみれば百万単位の金など微々たる金額であろうが、毎年、何ヶ所にも寄付するということはいいカッコの体裁だけでは続けられることではない。こういう企業がもっと増えれば、国の福祉の手が届かない小さな地域の人たちが潤うのだけどネ。
ただ、彼の場合は会社赤字の穴埋めのために必死だったようで、株で儲かるなら会社を手放せばいいじゃないかと私が言うと、従業員を雇ったのは自分の責任だから投げ出す訳にいかないと頑張っていましたが、そういう気持ちが今の不況時も倒産せず続いている原動力なのかも知れません。
山田養蜂場 プロポリスの宣伝で知っていますが 上質のプロポリスは花粉症によく効くそうで今度試してみようかと思っています。
経営者ともなれば自分だけが生き残るということはできないのでしょう。でも中には自分のことしか考えない経営者もいますが…。
でも、鳩山さんの場合、株式投資の目的は何でしょうか。それを慈善団体への寄付にするなら賛成ですが、この人もやはり日本のせこいセレブの1人なのでしょうか。
山田養蜂場、ご存知ですか。ここ何年間で急成長した企業ですが、この経営者の社会への還元精神には頭が下がりますね。