共同通信が15、16両日に実施した世論調査では、安倍内閣の支持率は前月比8.3ポイント減の41.0%だった。国内での新型コロナウイルスの感染拡大への対応や、首相の国会発言などが要因とみられているとか。
安倍首相は「桜を見る会」をめぐる数々の疑惑について野党から厳しく追及され、いら立ってヤジを飛ばして謝罪する場面もあった。答弁も何だか言い訳がましく聞こえてならないのだけど、果たしていつ決着がつくのかね?
1月21日には廃棄されたはずの「桜を見る会」の資料が残っていたことが明らかになり、2014~19年の招待者数の内訳を記した文書もあったという。そして昨日20日には2019年開催分の保管資料が提出されたそうだが、次々と小出しされるのはあまりに不自然だ。これでは廃棄済みという「招待者名簿」も残されている可能性があるかも…、そう思われても仕方なかろう。
19日、フジテレビ系「とくダネ!」で「桜を見る会」前日の夕食会をめぐって安倍首相の答弁と会場のホテル側の説明が食い違っている問題を報じたそうだが、小倉智昭キャスターは「それにしてもいつまで桜見ているんですかね」とコメントしたという。ほんと、気象庁はもう今年の桜の開花予想を発表したっていうのにネ!
新型コロナウイルスの感染拡大は、すでに観光を含めた地域経済に影響をもたらしており、さらに感染拡大が長引けば東京五輪開催にも響くという。そんな重大局面にありながら、いつまでも「桜」ですったもんだとは…。いずれまたうやむやの内に終わるのだから、この際「桜を見る会」は中止ではなく、廃止にする。それで決着をつけて、一日も早く国会を正常化してもらいたいけど…。
ようやく、北村地方創生相への批判が静まったかと思うと、次は黒川東京高検検事長の定年延長問題が紛糾。 さらに、16日に開かれた感染症対策本部会合を、萩生田光一文科相と森雅子法相、小泉進次郎環境相の3人が、地元日程などを優先して欠席していたという。小泉氏は地元後援会の新年宴会に夫婦で出席していたとか。安倍内閣の大臣たちの危機感、責任感のなさにはあきれるわ。
なかでも小泉氏の言動には不快感を覚えずにはいられない。野党議員が求めた謝罪をかたくなに拒み、「反省」の言葉を約20回重ねたという。さらに「国民の皆さんにお詫びする気はないか」と言われ、「反省の色が伝わらない、そういう自分を反省したい」とわけのわからないことを繰り返したという。育児休暇だ、新年宴会だのと気楽で結構だが、この若造め、国民を舐めてんのか!
さらに、和泉洋人首相補佐官と厚生労働省の大坪寛子官房審議官の不適切な海外出張問題だ。平成30年に計4回、和泉氏の海外出張に同行し、計約185万円が支払われていた。両氏は出張の際、外廊下を通らずに互いの部屋を行き来できるコネクティングルームを4回とも利用していたことも判明しているとか。なんとあきれた話だろうか。もしかしたらダブル不倫? 税金を使って何やってんだよ!
それに、IRをめぐる汚職事件で逮捕された秋元議員である。無罪を主張しているようだがとんでもない。証人喚問すればいいのに、なぜ自民党はこんな奴をかばうのかネ。
立憲民主党の辻元議員が「鯛は頭から腐る」といったが、「組織と魚は頭から腐る」ともいうんだってね。「当たらずとも遠からず」というところかしら?
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