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つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

 「鬼の目に涙」と言わないで・・・

2010-10-13 | 私事ですが
 なぜ、年をとるとこうも涙もろくなるのだろう。テレビのドラマや映画を見ていても、感動的なシーンや、主人公が悲しい出来事に遭遇して涙しているのを見ると、もうそれだけてウルルンときてティッシュが必要になってくる。また、新聞や本を読んでいても、表現力豊かな文章に出合うと、その感動や悲しみが現実のことのように感じられて涙が出てくる。
 1日に何度ティッシュのお世話になっているか、泣かない日はない。とくにドラマで、子どもがつらい目にあって泣いているのをみるともうダメ、演技だと分かっていても単細胞なのですぐに感情移入してしまうのである。だから、ドラマは人と一緒に見たくないし、映画も終わって場内が明るくなった時、目を真っ赤にしているのを見られたくないから映画館へは行きたくない。

 どちらかといえ自分はクールな方だと思っている。こうだと決めたら人のいうことは絶対聞かない。が、その代わりすべて自己責任で、絶対に人のせいにはしない。人のために尽くすというボランティア精神はまるでなく、自己中心的で、人からみたら「強い女」の部類に入るであろう。だから、私を知っている人は、きっと「うそッ、信じられない」とか、「鬼の目に涙だよね」と言って笑うだろうが、涙もろいのは本当の話なのである。
 「喜怒哀楽」の感情が激しいのか、韓流ドラマを見ていて、ドラマだと分かっていてもハラハラ、ドキドキ、イライラ、本当に腹が立ってしかたないことがしょっちゅうある。次回が気になって仕方なくて、ネットのサイトであらすじを先読みしたりする。まあ、製作側にとってはこういう単純なファンはありがたい存在であろうが…。

 13日、チリの落盤事故で地下に閉じ込められた作業員の救出作業が始まった。最初の作業員の引き上げが行われてから、無事に上がってくるまでの緊迫感、ずっとテレビに釘付けだった。いよいよ第1号のフロレンシオ・アバロスさん(31)の姿が見えそうだというと、幼い息子が泣きじゃくっているのを見て涙、涙…。そして12時11分、「奇跡の生還」の感動シーンは涙なくしては見られなかった。
 若い彼が第1号に選ばれたのには理由があるそうで、立て坑やカプセルの状態などを冷静かつ正確に報告できる人として、「知識と経験があり、壮健であること」が基準とされた。その人選の基準に合致したのが勤続5年の副現場監督のアバロスさんだったというのだが、その期待通り、カプセルから出て周囲の人たちと喜びを分かち合う姿は元気そうで落ち着いた様子であった。
 世界中が注目しているこの救出作業が成功して本当によかった。うれしいことの涙は爽快である。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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私も同じです (おくだっち)
2010-10-14 09:03:18
感動的なシーンには弱いので、テレビなど一人で見たいですね。

反面、子供のソフトの大会で緊迫した場面などでは周りの状況や、次に起こるプレーがすごく見え、それに対応できるよう子供達に指示を出すので、冷静な嫌な監督だと相手には思われているようです。
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Unknown (オールドレディー)
2010-10-14 09:43:17
♠おくだっちさま
情に流されてはいけない場面では冷徹になることは必要ですね。特に指導者の立場にあればなおさらでしょう。
「血も涙もない」人間にはなりたくありませんが、何にでも感情移入して、いつもティッシュを抱えている姿は人には見せられませんね。
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