私のささやかなぜいたく・・・

　今年最後の３連休。９日土曜日は雨、昨日は朝からカンカン照りで気温は２６度。今日も雲ひとつない青空で、朝から蒸し暑い。肌寒かったり暑かったり、コロコロ変わる気温に長袖を脱いだり着たり、一体どうなってるのだろう。
　今年は紅葉の見ごろが少し遅れるそうだが、それでも週末あたりから平年より下回る気温になるというから、一気に秋らしくなるかもしれない。

　昨日は漁港の近くの広場で、「ダンスフェスティバル」が開かれたそうで、１日中音楽が鳴り響き、夕方までにぎやかだった。また、どこからともなくやってきた若者たちが、水上バイク、モーターボート、ヨットを操り、沖合いに出かけてゆく。不景気などどこ吹く風か、この光景を見る限り日本は平和だなあと…。


　当地はカキ養殖が盛んな街で、朝日が上る前の薄明かりの中で、カキ筏の周辺に小船が集まりカキの引き上げ作業をしている。太陽がすっかり顔を出すと、どの小船も作業を止めて港へ戻ってゆく。今年は猛暑で、海水温度が高かったのでカキの成育にも影響がありそうだとか。「海のミルク」といわれるカキのシーズン到来である。


　この気温の変化に我が家の花たちも狂いっぱなし。くちなしが、ざっと数えても３０個くらいの蕾をつけており、今にも咲きそうである。例年なら１２月ごろに部屋内で咲くハイビスカスが、これも３０個以上の蕾をつけており、連日大きな花を咲かせている。

　また、百日紅が６月ごろからずっと咲き通しで、鉢を買ってから５年以上になるが、こんなことは初めてである。


　土・日曜日は韓流ドラマの放送がないので手持ち無沙汰である。ソファにすわったまま、行き交う船、群れ飛ぶカモメ、青い空、白い雲と、視界に入ってくる光景を眺めていると、ささやかなぜいたくを感じる。　



　こんな光景をみていると、小さなことでくよくよしているのが馬鹿らしくなってくる。