つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

ときには道草も必要だよ!・・・

2021-05-19 | どうでもいいことですが

 5日ほど前の写真です。サクランボが真っ赤に熟れておいしそう。鳥がついばんで落としたのか、地面に種がいっぱい。持ち主は収穫する気はないらしいから、断りもなく2粒ちぎって口に入れた。甘くておいしかったよ。

 先日、わが購読紙の投書欄にこんな記事があった。
 「今の子どもって、レンゲやシロツメクサで首飾りとか作って遊んだりするんかなあ」。友人がふと言った。
 私たちが子どもの頃、道端に生えている草はいいおもちゃだった。オオバコを十字にかけて引っ張りっこして、切れたら負けのオオバコ相撲。ナズナでは、実の軸の下にある茎の一皮を上手にはがして鈴を作った。さらにタンポポ笛にスズメノテッポウ笛。学校からの帰り道、草で遊びながら変えるから「道草」なんだと、子どもの頃は思っていた。
 「いつもウオーキングの途中に小学生の集団下校に合うけど、草で遊びながら歩いている子なんか見んよ」と答えた私。小学生たちが歩いている道は、私も小学生の時、歩いた同じ道。やはり今の子どもたちにとって、草は草でしかないのだろう。
 草で遊ぶと草の名前を覚える。生えている場所を覚える。故郷の土地を覚える。もしかしたら大切なことなのかもしれない。
 懐かしい草花遊びの話に、コロナ禍でトゲトゲした心が一瞬にしてホッコリ。そういえば先日ローカルニュースで、田んぼ一面をピンクに染めたレンゲ畑の映像を見て、昔を思い出して懐かしかった。
 これらの草花は今ではすっかり見かけなくなった。が、それぞれの姿かたちは今でもはっきり覚えている。シロツメクサはクローバーと言ったけど…。
 昔はレンゲ畑や、白いクローバーが咲く野原や道端はいたるところにあった。レンゲの花を摘んで首飾りや花の冠を作ったり、幸せの象徴と言われる四つ葉のクローバー探しは、だれもが一度はやったことがあるだろう。ナズナの茎の皮をはがして鈴を作ったことも、タンポポの綿毛の飛ばしっこも、猫じゃらし(エノコログサ)で人をくすぐったりしたことも懐かしい。道草はしょっちゅう、仲良しの友だちとの道草は楽しかったなあ。

 私のウオーキングは「道草」みたいもの。道端の草むらの中に花を見つけたらガラホでパチリ。また山を見上げたり、海や空を眺めたり、鳥の鳴き声に耳を澄ましたり、ひとときコロナ禍を忘れていられる。ときには「道草」も必要だよ!
 野いちごの花が咲き始めた。真っ赤な実がなるのもすぐだね。

 今、ノイバラが満開、山のあちこちにたくさん咲いている。ガラホだけどよく撮れてるでしょ?

 教えてもらってもすぐに忘れてしまう。たしかヒメツルソバだよね?

 この花の名前は不明です。

 これはスズランかな?

 これも名前は不明。実の色は変わりません。

 

 

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2 コメント

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自然のおもちゃ (sirousagi gamanoho)
2021-05-19 17:23:00
学校生活までハイテクに囲まれて、子供たちの暮らしの激変が心配ですね。
自然のなかで文字通りしぜんに木や花、虫や小動物の名前を知り覚えてゆく過程を失ってしまった
現代社会は本能を徐々に失い、ひ弱になりはじめているのでしょう。
一見無駄でも、生命の共通性を何気なく教えてくれていた「道草」素晴らしい言葉だと今更なっがら感じ入ってしまいます。

スイカズラの白い花、梅雨空の下で活き活きして素敵です。
白い実が可愛いサルトリイバラ、艶々した緑の葉は
柏餅にも代用します。
大阪府下生駒山麓の片田舎ではこの葉が主流でした
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Unknown (オールドレディー)
2021-05-20 09:43:50
★shirousagi gamanohoさま
今の子どもは塾だの習い事だの、親に言われてイヤイヤやっている子も少なくないでしょう。「道草」という言葉を知っているでしょうかね。
今はITだAIだのと、まるでロボット人間を育てているみたい。人としての心の教育は無用なのでしょうか。何とも味気ない気がします。

花の名前ではいつもお世話になります。スイカズラは名前だけは知っていますが、この花がそうだとは…。サルトリイバラの葉は肉厚ですが、柏餅に使っていたとはビックリです。またお願いしますね。
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