毒物カレー事件も明日で最後か・・・

差し戻しなどあり得ないので、明日で死刑が決まると頑なに信じているnobutaです。個人的にエントリで犯罪について語ることは無いのですが、これだけは少しだけコメントを残そうと思っています。
なぜなら、まもなく始まる裁判員制度に少なからず影響を残すからです。
この毒物カレーは、警察、地検と捜査するサイドが、状況証拠だけを積み上げて公判で戦っている事件です。
日本という国は、歪んだ刑訴法、刑法で自由心証主義が成り立っています。基本的には米国を基準にしながらもドイツなどの国の法律を利用するなど・・・云々エトセトラ・・・
要するに、昔の日本人は、良心という大切なものを持っていたので、「自供」や「完落ち」というものが存在していました。
そのために、供述証拠を大切にする裁判が基本になっていました。それが、自供の信用性や任意性を云々というおかしな状況にしているのです。
昔の人は、良心があったのです。でも、今は良心のかけらも無い人が日本の国にはびこっています。そういう社会になったのです。
だからこそ、自供無し・・状況証拠の積み重ねで被告人を死刑まで持っていくことが出来れば、それは間違いなく裁判員制度に大きな影響を与えることでしょう。
検察や警察に能力の高い捜査をする人が残っていれば、自供など不要で大きな事件を戦うことが出来る可能性が残るのです。
はっきり言って、今の世の中、被疑者の自供ありきの裁判など成り立たないと思っているのがnobutaの立場なのです。