ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

ポイント.28

2005-09-26 | 継続的改善52
協力会社との共存共栄は、第2者監査と品質保証契約

ISOが成果をあげるという意味で、役に立つためには、監査が正しく行われなければならない。「買い手と売り手」という力関係でなく、本当に公平な立場での取引ができて共存共栄が実感できる。もっともこれも理想であろうが。

取引に基本契約が必要だが、いつもトラブルのもとになる品質についての契約も必要である。このような契約を品質保証契約とよんだが、ISO9000はこの契約のための基本文書をまとめた文例集である。ともいえる。言葉は難しいもので、このように言い切ると必ずISOファンからクレームがつく、ISOこそはもっと高尚なものだといわないと許してもらえそうにない。

たとえそれを良しとしても、普及を目的とした普遍的文書はあまり高尚では困る。
ISOの審査も内部監査ももっとやさしさがあるといいと思う。とくに、第2者監査のように、親が子を監査するようなときは、愛情を持って育てる気持ちがあっても良い。その気持ちさえあって、信頼関係があれば、多少の厳しさにも愛情を読み取ることができるはずである。

買い手は売り手に対して、要求をだすべきである。なぜ要求を出すのか、どうなってほしいのか、これを理解しあうのが、はじまりである。 
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