ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

ポイント.22

2005-09-13 | 継続的改善52
設計段階のシステムを改善で作る

品質管理の一番基本となるQC7つ道具について考えてみよう。
問題点からテーマを選定して、現状把握に特性要因図を書く、これは現状を定性的に捉えただけだから、それから、どこに問題の原因があるかをデータをとりながら考えていく、これが解析で、真の原因がわかるまで解析を繰り返す。

さて、システムの作成のときはどうするのだろうか。
お手本となる規格を見て頭にある現状と比べながらシステムを文章で表現していく、お手本がなかなか難解だから、現状と食い違うところは、お手本にあわせる。この作業の問題は、現状把握と解析が甘くなることである。

設計の現状把握と解析は、後にならないと結果が見えないため難しい。
設計審査・DRで問題があると設計変更をするがこの変更の解析をして、変更が出ないようにすることでシステムを見直すことが出来る。ところがこの解析は、ISOでは自主的に取り組む改善ということから、変更の処理については要求されるが、変更の再発防止にはふれられてない。

この不足を補うためISO/TSでは、部門横断的アプローチがある。システムで補強するか解析で補強するかは検討が要るだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする