内部監査員に望むこと

ある会社で、非常に立派な内部監査員にあった。彼なら、おそらく、このISOを社長の真のニーズに結びつけながら、全社を革新という良い方向に導く、「モーゼ」役になるだろうと思い観察した。

そこで今回は、望ましい内部監査員とはを考える。

１．マネジメントシステムであることから、経営者をその気にさせる力があること
　　多くの場合ISOは理解しているが、自社のことより審査機関の出先機関となっている。
２．「角を矯めて牛を殺す」ことのない問題解決力のあること
　　問題解決の初期には、人の問題が顕在化しやすい。安心して問題解決に取り組めるスタッフとしての配慮が必要
３．気後れなく質問できる配慮
　　監査員はISOの専門家であり、その人に疑問をぶつけるのは気後れを感じる。これを感じさせない技量がほしい。
４．事前、事後の管理に気を配る
　　内部監査を成功させるには、これから先の味方を何人作るかである。このため事前の打ち合わせと事後のフォロアップが大切。
５．体力のあること
　　理解してない人を相手にするのは体力がいる。忍耐力の耐力かもしれない。