あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

江戸時代の面影・大内宿・・・No.1114

2024-09-29 05:15:28 | Weblog

福島県・南会津に大内宿という江戸時代の面影を残す宿場町があります。日光今市と会津若松市を結ぶ会津街道の重要な宿場町として栄えました。茅葺屋根の民家が街道沿いに並んでいて、まるで江戸時代にタイムスリップした雰囲気です。

あいにくの雨でしたがかえってしっとりとした町並みが情緒を醸しだしていました。民家は食事処や土産物屋など色々なお店になっていますが、景観を引き継ぐために店舗兼住居として生活する場になっています。

景観を維持するには大変な努力がいるのでしょうね。ある土産物屋では写真のようなカラフルな野菜や干支のちりめんお手玉が売られていて楽しかったです。人気のあるスポットだそうです。

街道沿いには古いポストが置かれていました。これは「大内郷便取扱所(郵便局)」が、開局されて在ったことを示す記念として、郵便創業時に東京市内に設置されてあったポストをここに設置したものです。当時は書状集箱と呼ばれたそうですが、今でも使われています。この地で、のんびりと昔の宿場町の雰囲気に浸っていると時間が経つのを忘れてしまいそうですね😊

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心のふる里・出羽三山・・・No.1113

2024-09-22 05:15:41 | Weblog

東北夏祭りの旅行中に山形の出羽三山神社を訪れることが出来ました。我が家の近くに出羽三山を祀った供養塔があり、かねてから一度お参りしたいと思っていましたが願いが叶いました😊出羽三山は羽黒山、月山、湯殿山のことですが、祖霊の鎮まる“精霊のお山”で「山の神」「田の神」「海の神」の宿る“神々の峰”として五穀豊穣、人民息災、などを祈願する“聖地”だそうです。自然崇拝の山岳信仰のお山で1,400年以上の歴史があり羽黒山は現世利益、月山は死後の体験、湯殿山は新しい生命をいただいて生まれ変わるという「三関三度(さんかんさんど)の霊山」として栄えてきたお山です。羽黒山は標高414mの山で山頂には、出羽三山神社があります。鏡池を前にした萱葺き屋根の豪壮な神社であるとともに心休まる場所でした。

境内には立派な大鐘が萱葺き屋根の鐘楼に吊るされていて、その大きさに圧倒されました。由来は鎌倉時代の蒙古襲来の際、羽黒山の龍神の働きによって敵の艦船を全部海中に沈めたので幕府はその霊威をいたく感じて、鎌倉から鐘大工を送り、鐘を鋳て、羽黒山に奉ったという言伝えがあるそうです。

また、江戸時代の俳聖・松尾芭蕉の像もありました。「奥の細道」でこの地を訪れ「涼しさや ほの三日月の 羽黒山」などの句を読んだそうです。芭蕉も心の安らぎを感じたのでしょうか?

ふもとには多くの宿坊があり、写真の様に立派な「奥井坊」で精進料理の昼食をいただきました。料理の数も多く、体に良さそうな材料ばかりで大変おいしく心と体を清める感じがしました。心のふる里ですね。

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東北夏祭り「山形花笠・仙台七夕」・・・No.1113

2024-09-15 05:15:08 | Weblog

東北夏祭りシリーズ(勝手に名付けていますが😊)は今回で最終回です。岩手さんさの「華やかさ」、青森ねぶたの「躍動感」、秋田関東の「技能力」と東北夏祭りの印象をお伝えしましたが、今回は山形の花笠祭りと仙台の七夕祭りをご紹介いたします。

あいにく雨の花笠祭りとなりましたが、びしょ濡れになりながらも懸命に踊る姿に感動を覚えました。あの花笠音頭の「めでた、めでた〜ぁの若松さま〜ぁヨ・・」で有名な歌に合わせて、それぞれの団体が800mほどのコースを踊り歩きます。今年は特別ゲストとして山形出身の女優・橋本マナミさんが参加され一層、華やかな雰囲気でした。日本だけでなく、海外の人も踊りに参加され国際色豊かでした。

仙台の七夕は日本古来の星祭りの 優雅さと飾りの豪華絢爛さが観られるお祭りです。商店街のアーケードに吊るされた色とりどりの大きな七夕飾りは、芸術的でまるで美術館内を歩いているみたいでした。

賞に選ばれた飾りも多くあり、金賞を受けた飾り(下の写真)は本当に手の込んだもので、まさに豪華絢爛そのものでした😊

4回シリーズでご紹介した東北各県の五つの夏祭り、それぞれ大変印象に残る素晴らしいものばかりでした。また、行きたいものです😊

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東北夏祭り「秋田竿燈」・・・No.1112

2024-09-08 05:14:28 | Weblog

青森ねぶた祭りが「動」とすれば、どちらかと言えば秋田竿燈(かんとう)祭りは「静」ですね。竿燈祭りの始まりは江戸中期との事。七夕の前夜に行われた真夏の眠気(疫病や災い)を払う行事が由来らしいです。当時、町人の力自慢たちが提灯をくくりつけた竿を掲げて町を練り歩いたそうです。

竿燈はサイズによって4段階に分かれ、1番大きな大若(おおわか)は何と高さ12m、重さ50kgもあり、付けられた提灯の数は46個。本当に力自慢でないと持ち上げられないですねぇ。但し、一人では長時間は無理なので、持ち手はどんどん変わります。竹竿は次々と継ぎ足すので、見事な高さです。

1番小さい、小学校低学年以下の子供用の幼若(ようわか)で高さ5m、重さ5kg、提灯24個だそうです。小さな子供たちが懸命に竿燈を掲げる姿は、実に可愛く応援したくなります。練習の成果ですね😊

総数約280本もの竿燈が街に繰り出し、額や肩や腰や手のひらで竿燈を支える姿は見事なものです。風に、あおられ折れそうなほど大きくしなる竿燈を乗せながらバランスを取る姿は芸術的です。ときには、客席に倒れこむ事もありヒヤヒヤしながら観ました。提灯の中はロウソクの火なので、燃え上がらないのが不思議です。

約1万個の提灯が夜空に輝く光景は感動を覚えました。現代のように、光あふれる街なかとは異なり、暗い江戸時代の夜に現れた1万個の提灯の輝きに、さぞかし人々は酔いしれたことでしょう。「静」の祭りと言えども心は熱いです。

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東北夏祭り「青森ねぶた」・・・No.1111

2024-09-01 05:15:25 | Weblog

東北夏祭りと言えば、まず思い浮かぶのは青森県の「ねぶた祭り」ですね。ねぶた祭りは青森県の各地域で開催、40地域以上で行われるようです。それぞれ内容は異なるようですが特に有名なのは「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原ねぷた」です。地域により「ねぶた」や「ねぷた」と呼び方も異なります。今回は「青森ねぶた」を見学しました。毎年、22台ほどの大型「ねぶた」が専用の倉庫テントで作られ保管されています。写真は倉庫で出番を待つ「ねぶた」です。その迫力ある大きさがわかりますね。

夜には「ねぶた」に灯りがともされ、大通りを引きまわされます。写真のような大きな太鼓も打ち鳴らされ、笛や鉦の音に合わせて祭りが始まります。

灯りに照らされた「ねぶた」は美しさと迫力に圧倒されました。

「ねぶた」の周りには「跳人(はねと)」と呼ばれる人たちが「ラッセラ、ラッセラ」と掛け声をかけながら、鉦と太鼓の音に合わせて跳ね躍り、躍動感がありました。

跳人は正装すれば誰でも自由に参加できるそうです。衣装には多くの鈴がつけられ、跳ねるたびに鈴がなり、なんともエネルギッシュな雰囲気をかもしだします。はがれ落ちた鈴を拾うとお守りになるとの事で夢がありますね。日々のストレスを解消するような祭りを観て元気をいただきました😊。五所川原や弘前の「ねぷた祭り」も観てみたいですね。

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