あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

啄木・・・No.998

2022-06-26 05:13:58 | Weblog

石川啄木(いしかわ・たくぼく)といえば
明治半ばに活躍した歌人、詩人です。わず
か27歳という若さで亡くなったのですが
多くの有名な短歌が残されています。先日
の道東の旅で釧路市を訪れた際にたまたま
石川啄木の銅像を見つけました。釧路湿原
の観光が目的でしたがあいにく天気が悪く、
霧にかすんで湿原も見れなかったので市内
を散策したのです。啄木は岩手の人なので
釧路に縁があるとは全く知りませんでした。
22歳の時に釧路新聞社に入社し単身赴任
で滞在していたのです。しかし、文学への
情熱が冷めず、わずか76日間の滞在で
上京したそうです。この滞在がきっかけで
啄木は新聞社を辞めて本格的な歌人の道に
進むことになります。見知らぬ街で思いが
けない歌人の足跡に出会えるのも、旅の楽
いみのひとつですね。
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北の旅・・・No.997

2022-06-19 05:15:40 | Weblog
コロナが収束傾向にある中、娘が働く道東
の地を訪れてきました。道東とは北海道の
東で知床、根室、霧多布、釧路の旅でした。
その日の天気に景色が左右され、霧で全く
見えない日や晴れ渡った日と目まぐるしい
ものでした。天気の悪い日は写真のように
幻想的で景色を想像するしかなく。

晴れた日は知床峠から遠くの国後島まで
見えて、感動の景色が広がりました。

天気だけはどうしようもないので、気分を
切り替えるしかありませんね。北海道の楽
しみは本州では見られない動植物に出会う
ことです。但し、野生動物は運まかせなの
で動物園で見る動物とは違った感動があり
ました。千葉ではすでに夏が訪れています
が道東は冬〜春の気温で最高気温が10℃
の時もあり、今年は特に寒いようでした。
北国では厳しい冬を越えた分、人だけでな
く、全ての動植物に春の喜びがあるように
感じました。
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街道を行く・・・No.996

2022-06-12 05:15:07 | Weblog

『街道を行く』シリーズは司馬遼太郎さん
が亡くなる直前まで25年間書き続けた壮大
な歴史紀行文です。全42巻もあり国内だけ
でなく、司馬さんはアジア、ヨーロッパ、
アメリカまで歩き回られていました。最近、
ちょこちょこ旅行をする機会がありますが
ガイドブックを見るよりも『街道を行く』を
持参することが増えました。旅行先の土地の
文化歴史を知るだけで単なる観光とは異なる
趣きがあります。この城は昔、誰が治めて、
どういう戦いがあったのかとか想像を巡らす
だけで、タイムマシンに乗った気持ちになり
ます。旅行に行ったり、本を読むのが苦手な
方もおられるかと思いますがお勧めのテレビ
番組があります。毎週水曜日の夜、NHK BS
で放映されている『街道を行く』です。約20
年前の番組の再放送ですが、懐かしさとと
もに日本の歴史文化を学び、旅に出たくなる
番組です。
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千日回峰の道・・・No.995

2022-06-05 05:13:15 | Weblog

比叡山といえば千日回峰行が有名ですが、
先日、この回峰行の道の一部を歩く体験を
しました。千日回峰行は比叡の山道を真言
を唱えながら各所で礼拝して回る修行です。
7年間に1000日歩く修行で最初は1日に
約30km最後には1日約80kmも歩く厳し
いものです。回峰行の道は上の写真の様な
山道です。その途中に玉体杉という二本に
分かれた大きな杉の木がありました。

立札によると回峰行者はここで立ち止まり
京都御所に向かって玉体加持(天皇の安泰
をお祈り)をするそうです。平安時代に京
の都を守るために鬼門の方向にある比叡山
に延暦寺が建てらた事と深い関係があるの
でしょう。先日も、京都の街並みを見下ろ
しながら平安時代に思いをはせる事ができ
ました。

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