あこう通信

日々の気づきや出来事について
日本道での活動

技術の伝承・・・No.138

2010-07-31 06:47:02 | Weblog
 先日、あるセミナーで技術の伝承についての
話を聞きました。技術という目に見えにくいものを
見える化して伝えることの難しさ。
昔は技術を盗めといいましたが、今はそのような
ハングリーな若者は少なく、どう伝えるかが
大きな問題です。

 最近では危機感を感じた大企業で
マイスター制度などの教育制度を取り入れて
いるようですが、それほどに技術伝承は大変です。

 特にベテランの人と若い人とでは育ってきた
環境が大きく違うため、価値観の共有が
難しくなっているとのです。

 今の若者は携帯メール世代ですので、
断片的な単語でお互いのコミュニケーションが
できてしまうようです。
 一方で我々の世代は手取り足取りで
仕事を教わった経験がなく、身をもって体験して
仕事を覚えてきましたので、どちらかといえば
伝えるのは苦手です。

 そんな状況下での技術伝承です。
ベテランは伝える練習を若い人は
コミュニケーションをする練習をしなければ
ならないとのことでした。

 同じ日本人どうしなのに、考え方は
異国人なのかもしれません。
難しいものですねぇ(笑)
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平均寿命・・・No.137

2010-07-27 07:58:24 | Weblog
 日本人女性の平均寿命が86.44歳となり25年連続で
世界最長寿になったと発表されていました。
男性は79.59歳で5位と過去最高を4年連続更新。

 このニュースからいろいろ感じることがありますね。
はたして世界最長寿が世界一幸せなのでしょうか?
最近の暗いニュースや世の中の閉塞感からみると、
そうでもないですねぇ。

 長生きすることは誠に結構な話ですが、
幸せ度とは人生の長さ×人生の質なのかも知れませんね。
今、人気の坂本龍馬も短命でしたが、その質たるや
すごく高いものだったのでしょう。

 質と一言でいっても、いろいろです。
まず、健全な体と頭と心がしっかりとそろっていること。
そして、毎日を命一杯、輝くように全力で過ごした
という充実感、これらを総合して質なのでしょうね。

 話は変わりますが、年齢を日数で置き換えると
1日1日の大切さを実感できます。
平均寿命で考えると、うるう年まで計算すると
女性は31,572日、男性は29,070日になります。
この2,500日もの差はいったい、どこから来るのか
と思います。男性は動物学的に見ても弱いのでしょうか(苦笑)

 ちなみに私はすでに21,000日を越えました。
残された日々をどう高質なものにしていくか?
毎日、毎日を大切にしなければと思う次第です。
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質より量・・No.136

2010-07-24 07:59:05 | Weblog
 ある雑誌を読んでいて『クリティカルマス』という
言葉に出会いました。なじみのない言葉です。
最近、やたらにカタカナ文字が氾濫して困ります。
当社でも『ベンチマーク』などという言葉が
当たり前になりましたが(笑)

 話を戻します。この『クリティカルマス』とは
量が積み重なって質的な変化を起こす臨界点のことだそうです。
例えばスポーツや楽器などで、最初のうちは練習しても、
大して上達しません。しかし、練習を重ねて、ある量を
超えた時点で突然、技術が飛躍的に伸びるというわけです。
ちなみにスポーツや楽器ではこの『クリティカルマス』は
1万時間だそうです。

1万時間ということは毎日8時間取組んで1,250日、
つまり3年半です。昔から『石の上にも3年』という
言葉がありますが、昔の人は『クリティカルマス』を
こういうコトワザであらわしていたのかもしれません。

 仕事でも、そうですね。必死になって取組んで
3~4年で一人前になる。ここまでガマンできずに、
この仕事は自分に向いていないと転職する人は
いつまでたっても、一人前になれないのです。

 話はそれましたが、この『クリティカルマス』について
書かれた雑誌は文章の上達術についてです。
毎日、3時間弱、文章を書いていて10年かからないと
文章はうまくならないそうです。
たまに文章を書く程度なのに『どうして上達しないのだろう』
と悩むのは前提が間違っているそうです。
悩む前にとにかく書けばよいそうです。

 私もヘタなブログを書き続けています。
1本のブログを書くのに構想や手直しを入れて、
30分~1時間です。普段は休みの日に少し書き
溜めておいて、大事に小出しに使っています。

 この調子では1万時間の『クリティカルマス』を
超える頃にはこの世には存在しないことになります。
ですから、ヘタなブログでもガマンしてください。(笑)
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動物保護・・・No.135

2010-07-19 07:59:15 | Weblog
 昨日、希少な野生動物を絶滅から救う活動を
されている大学の先生のお話を聞きました。
地球環境の変化でどんどん野生動物が絶滅の危機に
瀕しているとのことです。

 日本でもなんと50種類もの野生動物が危機に直面、
この割合は世界でもワーストとのことでした。
ヤンバルクイナや対馬ヤマネコなどの事例をあげての講演でした。
対馬ヤマネコについてみると、対馬の南ではすでに絶滅、
残り80頭程度しか生息していないとのこと。

 死因の多くは交通事故や飼い猫などによる感染死とのこと。
何とかしようと獣医の方が乗り込んで、
交通事故で怪我をしたヤマネコを助ける活動を行うとともに、
日本各地の動物園と協力して繁殖をさせる
取り組みを開始しているとのことです。

 知らないうちに野生動物が絶滅していっている事実、
そして、それを助けようと必死に努力している
人たちがいることに気づかされた一日でした。

 この獣医さんのように積極的に野生動物を助けることは
出来ませんが、地球環境を守るために省エネに取り組む
ことは一人ひとりが意識しないといけないなぁと思いました。
どう考えても、最近の気象は異常ですものね。(反省・・・)
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プロのコメント・・・No.134

2010-07-18 19:03:19 | Weblog
 サッカーのワールドカップが終わり、
今度は全英オープンゴルフが始まりましたね。
ゴルフの聖地、セントアンドルーズは日本のゴルフ場とは
全く違い、本当に驚きます。
草ぼうぼうの荒地のようなラフ、あり地獄のようなバンカー、
波のようにうねるグリーン。おまけに急変する天候、
特に海からの強風。まさに自然との闘いです。

 今回も残念ながら多くの日本人プロゴルファーが
予選の厚い壁に跳ね返されました。予選落ちした
若手の池田選手や薗田選手のコメントが新聞に載っていました。
『悔しいが仕方がない。いい経験になった。』
『力のなさを思い知らされた。』
二十歳を過ぎた若者らしい言葉でもあり、
プロらしいコメントです。
言い訳がましい言葉はありません。

 私のような素人ゴルファーのコメントなら、
やれピンの位置が難しいとか、グリーンが速いとか、
風が強いとか、暑いとか、寒いとか、
自分の腕はさておいて、すべて自分以外に言い訳を求めます。
 
 若手の一流選手に共通な言葉は全て、他人のせいにせず、
しかも前向きなコメントです。
本当にプロのコメントはすごいなぁと思います。
自分がプロかどうかは、仕事でうまく行かなかったときの
コメントに現れるのですね。
気をつけなければね・・・(苦笑)
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監査・・・No.133

2010-07-14 07:40:43 | Weblog
 昨日、2つの監査が重なりました。
会計監査とISO-9001の外部監査です。
どちらも年1回行われているものです。

 監査対象は全く異なりますが、共通点はあります。
それは第3者の方から会社の仕組みをチェック
していただくという点です。

 受ける担当者は何か指摘をされないだろうかと
ビクビクしているかもしれませんが、
私は監査は絶好の改善のチャンスととらえています。
同じ仕事や作業を行っていると当たり前になり、
改善はなかなか進みません。
 
 異なる視点でチェックしていただくことが、
大切だと思います。これらの監査は定点観測でもあります。
会計監査は毎年、同じ方が来られますが、
ISO監査は毎年異なります。

 今回の場合のISO審査員の方はたまたま、
6年前に来られた方でした。審査にあたって、
まず工場見学から始まりました。

 工場見学の後、すぐに経営者とのインタビューです。
その開口一番で、『審査員として毎年70社以上の
会社を訪問していますが、これほど社員の皆さんの
アイサツが素晴らしい会社は初めてです。
アイサツも見える化も大きく改善されていますね』
という、おほめのお言葉をいただきました。

 以前に来社された方から、おほめの言葉を
いただいたということは定点観測で改善が
出来ているということです。
しかし、肝心の審査結果については今日、報告されます。
内容については改善ネタをお土産として、たくさん
残していただきたいと思いますが、
心境は少し複雑ですねぇ(笑)
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面談・・・No.132

2010-07-11 10:57:12 | Weblog
 7月5日から社長と社員の皆さんとの
1対1の面談を行っています。
賞与時期に合わせて、毎年2回行っています。
1人あたりの時間は10分です。
以前は幹部の方だけを対象にしていましたが、
全員との面談を始めてから4年目になります。

 面談は結構疲れます。なぜなら集中力がいるからです。
社員の方の報告を5分間全力で聞き、5分間コメントを
するわけですが、手抜きはいっさいしません。
皆さんが、どうすれば気づき、そして伸びるのか?
について、ひたすら考えます。

 10分を短いと思う方がいるかも知れませんが、
案外、十分に話は出来るものです。
(ダジャレではありません、念のため)
連続で面談出来るのは25名程度が限度ですので、
5日間に分けて行っています。

 面談には上司のオブザーバー参加を勧めています。
但し、上司は面談を聞くのみで発言は出来ません。
上司が同席すると、気になるのではないかと思われる方も
いるかもしれませんがそんなことはない様です。

 同席した上司も、面談が参考になると驚かれます。
第3者の立場で面談に同席することで、案外
多くの気づきがあるようです。

 さて、このような面談し続けて、
ようやく分かってきたことがあります。
 たとえ短時間でも社長と社員が1対1で向き合い
『時と場所』を共有することの大切さについてです。
内容以上に定期的に面談するという行為が大切なのですね。

 まさに『形』から入り『心』に至るという言葉通りです。
コミュニケーションは顔を合わせて話すことから始まります。
このところ『面談していただき、ありがとうございます』
というサンクスカードを多くの方から、
いただくようになりましたし、
『賞与をありがとうございます』というサンクスカードも
いただいています。

 本当に嬉しいものですね。
苦労の甲斐があるというものです。(笑顔)
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偉大なる先輩・・・No.131

2010-07-08 08:08:55 | Weblog
 私は大阪の出身で就職するまで住吉というところに
住んでいました。大阪市の南の端にあたります。
 大阪だからということではないと思いますが、
学校の先輩には偉大な?お笑いタレントがいます。
中学の先輩は西川きよしさん。
高校の先輩はトミーズの雅さん。
もっとも、最近、あまりテレビに出ておられませんが。
 
 先日、出身高校から定例の同窓会報が送られてきました。
この会報を読んで、偉大な先輩にびっくり。
なんと、あのクラゲの研究でノーベル化学賞を受賞した
下村博士ご夫妻が65年ぶりに母校を訪れたと書かれていました。
タレント以外でそんなに有名な方がおられたのか!?
私の25年先輩に偉大なノーベル化学賞を受賞された方が
いるなんて、名誉なことです。私は大学時代に化学を
専攻していましたので、化学者としても大先輩です。

 下村先生は思い出のカレーを食べたいとリクエストされ、
当時の食堂のおばさんの娘さんが65年前の味を再現した
カレーを満足そうに召し上がられたそうです。
私も、学生時代、学食でよくカレーライスを食べた
思い出があります。先生と同じものを食べていたんだと
ちょっと感激。
ただし、同じカレーを食べても、同じ化学を勉強しても
結果は全く違いますが(笑)

高校を卒業して40年間、同窓会には全く
出席したことがありませんが、たまには大阪に帰って
同窓会に出席してみようかなとも思いました。
ちなみに高校の名前は住吉高校です。
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スポーツの神様・・・No.130

2010-07-04 09:44:25 | Weblog
 プロ野球やプロゴルフなどの一流選手のコメントに
『野球の神様』、『ゴルフの神様』という言葉が出てきますね。
『神様が勝たせてくれた。』『神様がまだ勝つのは早い
と言っている』・・というようなコメントです。

 サッカーのワールドカップを見ているとサッカーにも神様がいる
と感じる場面がよくあります。
早朝、自然に目が覚める私にとって、テレビ中継は楽しみです。
土曜日のウルグアイ・ガーナ戦、今日(日曜日)の
スペイン・パラグアイ戦。
どちらも、目が覚めてテレビをつけると後半が行われていました。

 どちらのゲームにも信じられないドラマが繰り広げられて
いました。生中継を見られていた方もきっと
そう思われていたことでしょう。
いずれもPKで試合の流れが大きく動きました。
こんなシナリオは誰が考えたのだろうと思います。

 まさにサッカーの神様がいて、時々、一方のチームにチャンスを
与えてあげましょうと微笑みます。
残念ながら、そのチャンスを活かせなかったチームに対して
神様はきわめて厳格にツケを払わします。

 ガーナはPKのチャンスを活かせなかったため、結果として
PK合戦でウルグアイが勝ちました。
パラグアイにも同じ事が起こりました。PKを失敗した直後
スペインにPKのチャンスが。しかし、神様はそう簡単に
スペインを勝たせませんでした。

 私のようなサッカーの素人にはサッカーの技術や戦略は
全くわかりませんが、試合の流れは何となく分かります。
どちらのゲームも途中でこっちが勝つなと思った方が勝ちました。

 日本が出ているゲームでは冷静にみることが出来ませんが、
勝敗を意識せずに見ていると試合の流れの変化は面白いものです。

 ワールドカップも残りわずかですが、早朝の楽しみとして
サッカーの神様がどちらに微笑むかを見守りたいと思います。

 そういえばビジネスでも同じなんでしょうね。
ビジネスの神様がいて、時々、チャンスを与えていただく。
そのチャンスを活かせるかどうかがポイントです。
チャンスの逃がさないようにがんばりま~ス。(笑)
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