ブログでも何度かご紹介した高知の旅で
驚いたことがあります。高知空港に坂本
竜馬の名前がついているのです。竜馬は
明治維新で有名な志士ですが国内で空港
に人の名前がついているのはここだけだ
そうです。さらに驚いたことには記念館
や土産物屋だけでなく、いたる所で竜馬
の名前のついた会社を見かけました。例
えば竜馬病院、竜馬学習塾、竜馬葬儀社
など。地元の方に聞くと少し多すぎると
苦笑されていました。司馬遼太郎さんの
小説『竜馬が行く』で有名になった竜馬
ですが、さぞかし天国で驚いていること
でしょう☺️。今回の旅では竜馬の生家、
記念館、桂浜の竜馬像、脱藩の際に通っ
た檮原(ゆすはら)街道も訪ねました。
昨年の京都旅行では竜馬ゆかりの寺田屋
や竜馬のお墓参りをしていましたので、
今回の旅で竜馬の足跡を訪ねる旅は完結
です。歴史上の偉人を巡る旅は楽しく、
心に残るものでした。
千葉では桜もほぼ終わり、チューリップが
満開になり花の主役が替わりつつあります。
それより1ヶ月早くチューリップが咲いて
いた場所があります。
高知県の北川村という所にある『モネの庭』
マルモッタンです。ご覧のように丘の斜面に
色とりどりのチューリップが植えられている
ので立体的に見る事ができその美しさに圧倒
されました。本場フランスのモネ財団から、
世界でただ一つ公式に認められたモネの庭を
再現されたというだけあって、素晴らしい庭
でした。残念ながらモネの絵で有名な睡蓮は
まだ咲いていませんでしたが庭の所々にモネ
の絵の写真が飾られており心憎い演出がされ
ていました。何度も行ってみたい庭でした。
高野山でお大師さんといえば弘法大師空海
です。平安初期に真言宗の総本山・高野山
を開かれた方です。空海は若い頃、各地で
山林修行を積重ね、最後に高知県の室戸岬
の先端にある最御崎(ほつみさき)にある
海岸の崖の洞窟で悟りを開かれたそうです。
その際、明けの明星(金星)が口に飛込ん
だと言われています。その話を知り実際に
最御崎を訪れました。約80kmほど離れた
高知市内のホテルを朝3時に出発し最御崎
の崖の洞窟で日出を迎える事で空海の体験
をしてみたいと思ったのです。洞窟は2つ
あり御厨人窟(みくろど)と神明窟です。
説明書によると御厨人窟で生活され神明窟
で修行されたそうです。真っ暗な洞窟内は
神秘的雰囲気で、そこから見た日出に感動
しました。空海は、この場所から見た空と
海の風景に感銘を受け『空海』と名乗られ
たそうです。素晴らしい体験でした。
桜の季節ですね。友より誘いがあり都内の
桜の名所へ散策に出かけました。中目黒駅
から目黒川沿いを散策。宴会こそ禁じられ
ていましたが、多くの花見客がいました。
続いての名所は上野公園です。昨年に比べ
多くの花見客が来ていました。大半は染井
吉野ですが、中にはあまり見たことのない
舞姫という品種のきれいな桜がありました。
桜の花を写真に映すのは、案外難しいもの
です。花の色あいが淡いので、曇り空では
ぼやけてしまうからなのでしょうね。見た
印象と写真での印象がまるで違うのです。
写真を撮ることに夢中になるより目に焼き
つけた方が思い出に残る気がします。家の
近くの散歩道には桜の木は少ないですが、
それでも青空の下の桜はひときわきれいに
写せました。散歩道にひっそりと咲く桜も、
美しいものです。